いとこのジョアンナ5

二人がマッチしたその日から、二人が最初のバレンタインデーを迎えるまでのメッセージ履歴を、英語のニュアンスを残して和訳しました。二人の了解は得ています。

《2018年11月15日(木)》
「終わった。言っちゃった。君に止められてたのに。ふられた。エミリーに。彼女、どっかいっちゃった。」
「もークソッタレだ。黙示録だ。第三次世界大戦だ。」
「生きてる気がしない。」

「バカ!私止めたでしょ!私、クソ言ったでしょ!」
「で、何て言ったの?具体的に。」

「うん。けど、納得できなくて。」
「怒鳴っちゃった。俺達のこの関係はなんだ?って。他の男がいるのか?って。セックス狂いのニンフォなのか?って。」
「そしたら、またそれ?私もうその態度にクソ嫌気さしてんだけどって彼女が言った。」
「しかも、今日気付いたけど、昨日は、彼女の誕生日だったっぽい。」

「うそでしょ… あぁ、本当に残念に思うよ、私のいとこ。でも…うん、それはもう、私も終わりだと思うな。」
「電話する?」
「その、私はここにいて、君と話してあげるられるから。君がそうしたいなら…」

「ありがとう。でも、今電話したら、多分クソ泣いちゃう。上手く喋れないと思う。」

「そっか。」
「大丈夫だよ。全部よくなるから。そのうち楽になるから。」

《2018年11月21日(水)》
「ねぇ!いいこと考えた!」
「住所教えてよ!プレゼント交換しよう!クリスマス!」

《2018年11月22日(木)》
「あー、ごめん。それは厳しそう。」
「私、来月からまた、実家の方に帰らなくちゃいけなくて、忙しくなるから。」
「とってもいい提案だとは思うけどね😔」

「あーそっか😔」
「エミリーの事とかさ、慰めてくれた事とかさ、俺はすごく感謝してるんだよ、君に。だからその、お礼がしたくて。」

《2018年12月19日(水)》
「よ!生きてる?あー、忙しくなるって言ってたね。」
「それか、またスマホかえた?笑」
「もしもジーザスの髪の毛一本一本、全身のパーツにまでも誕生日があるとするならさ、今日は右足の小指の爪のクリスマスかな?😂」
「メリークリスマス、ジョアンナ😊」

《2018年12月25日(火)》
「メリークリスマス!」
「あー、まだこのアプリ、スマホに入ってるのかな?😅」
「まぁなんにしろ、君が素敵なクリスマスを過ごしている事を願ってるよ。」
「何千キロも彼方で酔っ払いながら笑」

《2018年12月26日(水)》
「メリークリスマス私のいとこ😊」
「ごめんね、色々忙しくって😔アプリは入ってるんだけど、通知が全然機能してないみたい😅」
「私も君が楽しめるのを祈ってたよ!ママと一緒に家族の為にディナーを用意して、飾り付けをして、白人らしいクリスマスパーティーの準備をしながらね🙄」
「で、楽しめた?」

「よー!久しぶり!」
「うーん。普通だった。」
「君の祈りって、意味あんの?😐」

「はぁ?よくそんな事言えんね🤬」
「わかった、いいよそれで。もう、なんも祈ってあげないから。二度と😐」

『ムーミン 動くスタンプ』のプレゼント。

「はい、これ。ちょっと遅れた俺からのクリスマスプレゼント😎」

「うわー!ありがとう!ムーミン😍」
「でもね、いいんだよ、そんな事する必要ないよ。」
「私はね、君と話してるだけで、じゅうぶんなの。本当にね、じゅうぶんなの。」

「いや、ただポイントが余ってただけだからね🤪」

「それなら妥当だね笑」

「電話しない?久しぶりに。遅かれ早かれ俺、寝ちゃうと思うけど。」


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