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【衒学】”涙もろい人”のヒミツ

”涙もろい人”。

バラエティ番組をはじめ様々な場面で目にする、感動的なシーンで泣いてしまう人。
はたしてなぜ、彼らはすぐに泣いてしまうのでしょうか。
よく「歳を取ると涙もろくなる」といいますが、本当なのでしょうか。

今日は皆さんに”涙もろい人”の衝撃の真実をお教えします。

人間が涙もろくなる原因。それは…

ヒトの涙にのみ生息する、微生物が原因なのです。


2023年の12月、スイスのフリブール医科大学の研究チームの発表によると、

人間の涙腺には少なくとも80万種の細菌が存在している。
そのうち大半は既に広く知られている常在菌であるが、
我々研究チームは”mnscae volitautes”と名付けられた、ハエカビ目の新種の微生物を発見した。
この菌は、スイス在住者の約23%の涙腺に生息しているとみられている。

Switzerland/kokonanikaitaraeenenn2024.©usoyade,co.ltd

現在、日本でもこの微生物についての研究が一部大学で進められており、
そこでは便宜上「流涙菌」と呼ばれているようです。

さて、この流涙菌。
”涙もろい人”とどのように関係してくるのでしょうか?

発表によると、

流涙菌は、塩化ナトリウムが微量に含まれる環境で最もさかんに細胞分裂をおこなうことがわかった。
様々な塩化ナトリウム濃度の環境下で流涙菌の細胞分裂を観察したところ、最も活発に細胞分裂が行われたのは塩化ナトリウム濃度1.32%の環境であった。
この数値は、人体の涙の塩化ナトリウム濃度の中央値とおよそ一致する。

Switzerland/jikannnomuda2024.©usoyade,co.ltd

つまり、流涙菌はヒトの涙腺の中で最も活発に増殖するのです。

さらに、流涙菌が増殖した後、人体にどのような影響が出るかについても言及されています。

驚くべきことに、この細菌は一定以上増殖すると、涙腺から視神経を通って後頭葉に移動する。更に大脳皮質全体へ広がり、前頭前野(注:ヒトの思考を司るとされる部位)まで到達している可能性が示唆されている。

Switzerland/konnnannyonndenaidehayonenasai2024.©usoyade,co.ltd

なんとこの細菌は、増殖しすぎると脳に移動するのです。
まだ正式な研究結果は出ていませんが、この細菌が脳へと移動する理由として、一説では

”流涙菌が脳へ何らかの影響を与え、外部刺激に対しての敏感な反応を促し、宿主が涙を流す機会を増加させている。宿主が涙を流すことで、流涙菌はより盛んに分裂をおこなうことができる”

と言われています。


さて、そろそろ分かってきたでしょうか。

巷に存在する、”涙もろい人”
これまで、彼らが涙を流すのは性格や感性に原因があると言われてきました。

しかし、ひょっとすると彼らを泣かせているのは未知なる微生物である可能性があります。

加えて、歳をとると身体の免疫機能が低下し、細菌の侵入を許しやすくなります。
「歳をとると涙もろくなる」の正体はこれだったのでしょうか。

あなたの周りで涙を流す人。
彼らは、泣かされているのかも知れません。


追記(2024.06):

サンノゼ医科セントラル大学の研究によると、流涙菌は微弱な電流を放出する器官を有している可能性があります。
流涙菌が適度な電解質環境下(塩化ナトリウム水溶液等)に置かれた時、流涙菌は互いに放電を行い、疑似的なネットワークを形成しているのかも知れません。このネットワーク構造がヒトの脳と似た構造をしていた場合、流涙菌がヒトの脳に作用を及ぼしていることを証明する手がかりとなり得ます。





※この記事は完全なる嘘です。


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