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リーダーはオーケストラの指揮者のように

去年まで通っていた場づくりの学校で「場のリーダーは常に、オーケストラの指揮者のように振る舞う」と習った。

参加者一人ひとりの個性を引き出しながら、自分自身も喜びを持ってダンスするようにリードすると素晴らしい場になる、ということだった。

私自身オーケストラでホルンを5年やっていたけど、バラバラな楽器たちが一つの曲を奏でるということ自体、そもそもむずかしい。

金属からできている楽器、木からできる楽器、動物の革の楽器など、生まれも育ちも全く違う楽器たちが、単純に考えれば一つにまとまるはずがない。でも指揮者の力量によっては、すばらしいハーモニーになったりする。

指揮者の世界はきびしい。
小澤征爾さんを輩出した桐朋音大の指揮科では、受験者数が募集人数を下回っても、受験者たちにその資質なしと見なされれば「今年度は合格者なし」となったりするのが常らしい。

指揮台に立てる人の資質とは、何なのだろうか。

それは、各楽器と奏者たちへの敬愛があるかどうかな気がする。

私も一時期音大を志していた時は(根性なしですぐやめたけど)平日は3時間、土日は終日ホルンの練習していた。

文字通り、奏者たちは汗を流し血を流し、一つの楽器に人生をかけている。指揮者がそんな奏者たちに深い敬意と愛を持っているかどうかは、自然と奏者たちには伝わり、曲に反映される。

そんなすばらしい指揮者によってバラバラな楽器たちが一つの音楽を奏でているのを聞くと私は、もう覚えてない記憶までいやされていく感覚になる。

それは空に浮かぶ虹を見たときの感覚に近いかもしれない。異なる7色の光が一つになっている虹を見たときのように、異なる楽器が奏でる調和した音色は、命に向かって大きく響いてくる。

・・と、ずいぶん前置きが長くなりましたが、そんな私の愛するオーケストラの楽器を2分ちょっとでほぼすべて紹介するという動画がありますので、紹介させてください。

楽器をやったことがある方にとってはあるあるかもしれませんし「オーケストラってどうも眠くなっちゃうし、よくわからないんだよね」という方も、出てくる楽器名の横にある一言解説を読むだけでも、きっと何かしらの発見がある・・かも?読むだけでも、きっと何かしらの発見がある・・かも?