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【かんしゃくの くの字を捨てて ただ感謝】

「オレが働いて、おまえたちを養ってやってるんだ、それを忘れてないか」
「私がリーダーシップを発揮しているから会社が回っていること、上司は本当に分かっているのかな」
「苦労して家事をしている私の努力を誰も認めてくれない」
「僕がいろんな面で配慮しているからこそ、この集まりの雰囲気がよいのを誰も自覚してないのがムカつく」
この心、要注意。
「自分がしてやっている」
と思うと、上から目線で、できない人を責めてしまい、
関係も悪くなり、自分も穏やかに暮らせなくなってしまいます。
「飲水思源(いんすいしげん)」
「井戸の水を飲む際には、井戸を掘った人の苦労を思え」
という意味の中国の故事成語です。
水の出が悪いな、とブツブツ言いながら飲む人とよりも、
井戸を掘ってくれた人に感謝して飲む人のうほうがはるかに幸せです。
大事なポイントは、当たり前のつけ所を間違えないこと。
「実は、親子、夫婦でも、会社の上司と部下でも、当たり前のつけ所がそれぞれ違うのです」
世界のパナソニックを一代で成した松下幸之助さんの晩年の言葉です。
「事業に成功した要因は何ですか」と問われて、
「自分に学問がなく、身体が弱かったこと。そのため、社員の誰もが自分より偉く見えたし、安心して仕事を任せることができた。そのことがよかった」
<参照文献:『松下幸之助からの手紙―大切な人たちへ―』松下幸之助 (著, その他),PHP研究所 (編集)>
「私に~してくれて当たり前」だと
何でしてくれないの!とイライラ、カリカリしてしまう。
「私が~して当たり前」と思えば、
人からの親切はすべて感謝となります。
「かんしゃくの くの字を捨てて ただ感謝」
周囲や環境を変えなくても、心の向きが変われば、世界が変わる。
職場や、家庭でも、心の向きを変える努力をしてみませんか。

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