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【おいしく食べて、宇宙とつながる】 瞑想によるダイエット 〜食べたい渇望を瞑想で満たす方法〜


あなたは、自分に大切なものとつながっています。さまざまな食べ物がどのように自分に影響を及ぼすのか、また必要とあれば食べ物から離れられることが、どんなにいい気分なのかを知っているのです。
―タリカ・ラブガーデン

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渇望-食べたいという衝動

 あらゆる渇望(ある食べ物を無性に食べたくなる症状)は、自分をいい気分にしたり、本当にあなたが大切にしているものを自分にもたらす選択をするための絶好のチャンスです。あなたは、自分の渇望を聞き入れることを選ぶ
か、誘惑に背を向けるか、あるいは健康的な選択肢を選ぶことができます。
 渇望は、栄養バランスを求める私たちの身体からのメッセージであること
もあれば、たとえば愛の必要性や転職といった、より深い必要性に起因して
いる可能性もあります。満たされない感情の必要性が食べ物に対する渇望の
最も一般的な原因ですが、中毒性のある精製食品を食べることも、同じよう
に抵抗不可能と思えるほどの圧倒的衝動を引き起こす可能性があります。

 一度食べはじめると、そのつかの間の喜びのせいで、やめるのが難しくな
ることがあります。誰もが一度くらいは経験したことがあるでしょうが、人
は簡単に「食べはじめたら止まらない」症候群に掴まってしまって、もっともっとという状態になってしまいます。

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瞑想によって意識的に体重を維持する

 過食が習慣になってエスカレートすると、「“今”アイスクリームを食べなきゃ!」といったふうに、まるで自分には選択肢がないかのように無力を感じることさえあります。アメリカには無数のダイエットプログラム、減量プログラム、肥満児の減量キャンプ、ただ食べるのをやめさせることを助けるための「Food Addicts Anonymous」や「Overeater Anonymous」といった支
援グループがあります。

 それぞれのアプローチはいくつかの救済策を提供してはいるものの、それらは、何を、いつ、どのくらい食べるのかについて、それまでより混乱させてしまっています。ダイエットや速い減量は、しばしば渇望や過食に火を点けたり、悪化させたりします。その原因の一部は、私たちが食べ物を「立ち入り禁止区域」とする傾向があり、飢餓に対処する生物学的保険のように、前よりも多くの食事を食べようとする原始時代からある生存メカニズムのせいでもあります。肥満は世界的な問題になっています。

 拒食症の傾向や強迫症的な運動習慣との格闘になっていた「過食症」の回復のため、自分の体重をコントロールしようと必死に努力しながら、私は長年に渡って無数のサポートグループやダイエットを試みたり、個人的減量コーチを付けたりしてきました。生涯にわたる瞑想者で、教師である私は過去8年間、人々が瞑想によって意識的に体重を維持するのを支援する瞑想を開
発することに専念してきました。

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