お金が欲しい
お金は生きている限り必要なものであり続けるし、なんと死んでからも葬式関係で膨大な費用が必要となるらしい。
死後はその時考えるとして、今私はお金がない。本当に悩みの種となっており、毎日うんうんとうなりながら考えているがお金が舞い込んでいくことはない。
今働いている会社ではTOEIC850点以上で時給100円アップというやらないよりはマシであろうシステムがあり、こっそり受験したが785点というなんとも微妙な点数をたたき出し、何事もなかったかのように結果通知を引き出しの奥にしまった。一応3か月くらいは勉強して臨んだので、少しショックであった。受験代と証明写真代が泡となった。
ここで考えるはアルバイトをするか、転職である。
アルバイトは日雇いの単純作業なら私でもできると思い、登録までしたが、説明会に行くのに億劫になってしまい、やめた。
また、日雇いバイトというのはほとんど履歴書不要などと書いてあり、歯のない年齢不詳のじいさんしかいないのでは?と変に心配になり、そういったことも私を不安にさせた。
それ以来アルバイト探しは保留となっている。
次に転職だ。これは思い切った決断になるだろう。
私はこれまで、どんなに嫌だった仕事でも、いざ辞めるとなるとついつい情が沸いてしまい「ここに来るのも最後か~」等と思う大変やっかいな癖がある。15歳の時やっていた人生初のコンビニバイト(嫌で嫌で3か月で辞めた)でさえも、辞めるときは一丁前に感傷に浸ったものだ。
今働いている会社も給料は安いが、ぬるま湯のような居心地の良さがあるので、なかなか足を洗えないアコギな商売だなぁと思う。
しかし、そんなことも言ってられない。
私は将来ずっと夢であった犬を飼いたいし、自立したいのだ。親に感謝はしているが、毎日老夫婦を眺めたくはない。
とは思うものの、私は面接が嫌いだ。この世で嫌いなもの5本の指に入るといっても過言ではない。
ついでに履歴書も併せて嫌いだ。
自分はどんなに有益で立派な人間であるかを述べるなんて、とんだ恥さらしだ。また、これは私の体感だが、第一印象がいい人というのは大体のちにダメな奴であることが多い。
しかしこの大困難をクリアしなければ犬との暮らしは夢のまた夢である。
来世くらいに犬と暮らせる日々はやってくるのだろうか。
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