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よりよい金融業界の夜明け

昨日、7月12日の朝、スマホのアプリの
通知を見て


うぉぉぉぉぉおおおお!、と柄にもなく
朝から興奮!!
 
何故か?
それは、金融業界がより良い方向に向かう
本来あるべき姿に変わる号令だ!そんな風に思ったからです。

金融庁の決断

金融庁がとある生命保険会社に行政処分

内容としては、非常に重い・・
単純に読むとショックな方もいるかも、と
心配にもなります。
ただ、そこに隠れたものを読み解くと、
明るい未来が期待できる
んです!

金融庁は月内に、外資系生命保険大手のマニュライフ生命保険に対して、保険業法に基づく業務改善命令を発動する方向で最終調整に入った。
 
2022年2~6月まで4カ月間にわたり、同社に立ち入り検査を実施し、租税回避行為を指南するような営業手法や「節税保険」の販売実態を調べていたが、現経営陣をはじめとして不適切営業における組織性や悪質性が高いとみている。

東洋経済 記事より
https://toyokeizai.net/articles/-/602249

なぜ、これがいい流れなのか?
 
それは保険の役割を考えると分かります。
 
 
 

なぜ、金融庁が決断したか

保険はどうしようもなく起こるリスク、
そこへの備えです。
いわゆる「万が一」の備え、それが保険。
では、今回のケースは?

これが原因

そう、今回のケースは税金対策のためという
本来の保険とは別の目的だったのです。
 
この事実が分かった後ではいかがでしょう?
 
金融庁の考えが妥当に思えてきませんか?

今回の案件、税のなぜ!?

日本の税金の大きな役割は何か、を考えると納得しやすいです。
 
それは ・ ・ ・ 経済格差解消!
 
つまり、高所得者ほど多くの税金を支払う
それによって経済格差を小さくする、
それが税金の大きな役割です。
 
そんな中、今回の保険の構成は高収入な
会社の役員さんが払う税金を低くするため、
という目的。
 
つまり税金の役割とは正反対の動きをする、
そんな設計だったのです。
 
 
 

業界での他の動き

では、他の保険会社は実際にリスクに関する
活動が見て取れるのでしょうか?
コチラが一例です。

「自動車事故リスク予測 AI モデル」の開発
~運転終了後即座に運転診断が可能となるサービスの提供開始~

別の保険会社の発表の一例     
(*この会社の商品をおススメする訳ではありません)
https://www.sompo-japan.co.jp/-/media/SJNK/files/news/2021/20211228_1.pdf?la=ja-JP

いかがでしょうか?
まだまだ実用性には一部疑問もありますが、
リスクに対する活動が見て取れます。

結論

保険会社の役割は「万が一」の時、
大切な人々を守り、大切な人々に寄り添う事

 
保険は一部ではラストラブレターと呼ばれ、
想いの深さを伝えるモノなんです。
 
その役割に力を集中して欲しい、保険という
商品は本当に大切なもの、その意義を考えて
自分達の活動を見直して欲しい。
 
それが金融庁の想いだと予想します。
 
 
 
 

追加補足

国の省庁の動きはこんな風に少し深掘ると、
本当に理にかなっているものが多いです。
 
最近話題になっているインボイス制度
 
実はこの制度も少し考えると納得できます。
 
日々のお金のニュース、お金に関する動き、
今後も発信していきます。

O.A.S.Ys
製造業で営業企画・エンジニアを担当
論理的な読解能力が高いタイプのFP
 
国の制度の活用による節約や、
節約額活用の資産形成が得意 


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