見出し画像

CBDオイルの知識と適切な利用方法

最近はCBDオイル、CBDリキッドやパウダー、CBDクリーム、CBD化粧品にとどまらず食品、飲料、お菓子などさまざまなCBD商品が販売されています。

アメリカやカナダではCBD入りの飴、湿布、入浴剤、マスカラなどもあるようです。

大麻に対して法的にも厳しい日本ですが、THCが含まれておらず精神の活性成分がないCBD製品は合法的に使用できるため人気も急上昇しています。

なかでも、雑誌やWEBなどでよく目にすることも多く、人気も高いのが「CBDオイル」。

でも、初めてCBDオイルを買ってみようかな・・と検討している方は、どうやって取り入れたらいいの?といった素朴な疑問が湧いてくるはず。

そこで今回は完全保存版・CBDオイルの使用方法や選び方についてお伝えできればと思います。

まずはCBDについて駆け足で理解しましょう!

 

◉CBD(カンナビジオール)とは?



CBDとはカンナビジオールと呼ばれる成分で、大麻(ヘンプ)に含まれるカンナビノイドと呼ばれる化合物の一種のことです。植物性のカンナビノイドは114種類も存在すると言われており、その中でも有名なのが「THC(テトラヒドロカンナビノール)」と「CBD(カンナビジオール)」です。

「THC(テトラヒドロカンナビノール)」は人間の精神に変容や影響を与えることが研究のうえ判明している物質で、世界中で使用も保持も禁止されているケースが多いです。いわゆる多幸感・精神的にハイとなる物質なので保持利用禁止を受けているのです。

一方で、植物性カンナビノイドのなかで薬理効果の有効成分として活用できると多くの人々から注目を集めているのが、カンナビジオール(CBD)です。

私たち人間の体内には、エンドカンナビノイドシステムと呼ばれる体のバランスを維持する恒常性(ホメオスターシス)生理学的システムがもともと備わっています。

このエンドカンナビノイドシステムは食欲、痛感、免疫、睡眠、認知機能などの人間の生理機能を調節しており、体内にはカンナビノイドとそれを受け入れる受容体が存在しています。

人間はストレスや老化により、体内のエンドカンナビノイドシステム機能が低下していきますので、徐々に体内のカンナビノイドが欠乏していきます。その結果、様々な病気や疾患につながることがわかっています。

大麻草からとれる成分「植物性カンナビノイド」の一種であるCBD(カンナビジノール)を摂取することが「カンナビノイド」の代わりとなり補ってくれるので、エンドカンナビノイドシステム機能を活性化することができ、私たちの健康に貢献してくれると言われています。

 

●日本でのCBD使用は大丈夫なの?

 
昭和23年に施行された大麻取締法の条文によると下記の記載があります。

・大麻取締法 第1条

「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。

大事なところですが、大麻草の茎と種子はセーフであると定義されています。それ以外の花や葉っぱなどはNGということになりますね。

CBDオイルには、基本的には大麻草の花や葉などに含まれるTHCが存在していませんので、安心できると言えるでしょう。

 

◉CBDオイルを飲用する方法について

 

・種類別CBDオイルの飲用方法

CBDオイルは液体タイプが多いのが特徴です。これらの製品は小瓶にスポイトが付いています。瓶をよく振ってからスポイトでCBDオイルを吸い出し、直接舌の下に適量を垂らしたり、またはドリンク、食べ物などに混ぜたりして使用できます。

またペーストタイプもあります。これは指先やスプーンにとって直接口に入れる方法が一番簡単な方法です。

結晶タイプもございますが、そのまま舐めるよりは飲料や食べ物に混ぜる方が使いやすいでしょう。

サプリメント錠剤タイプについては、一般的な方法と同じく水と一緒に飲むようにします。

CBDオイルは液体タイプが商品として多く出回ってはいますが、ペーストタイプや結晶タイプなどもあります。

CBD含有量をチェックして自分にあった商品を選ぶようにしましょう。

 

・CBDオイルを直接口に入れて飲む際の最適な方法

CBDの吸収率を高めるのに最適な飲み方は下記のとおりです。

★舌の下にオイルを垂らし、90秒ほど飲み込まずにキープして浸透させてください。口内の粘膜は栄養成分を吸収するとともに舌の下には毛細血管が集中しています。なのでCBDが消化器官を経由することなく直接血流に取り込まれるのです。最後にオイルとどめた後、ごくんと飲み込んでください。

CBDオイルの味が苦手という人は、飲料や食べ物に混ぜてしまうのもOKです。ただしCBDをその場合は、胃腸などの消化器官を通るので、酵素分解されてCBDの吸収率が下がる可能性が高く、またその効果が表れるまでは口からの摂取よりも少し時間がかかります。

◉ CBD含有量・濃度について


CBDオイルの商品を見ると下記のような表記があります。



・CBD含有300mg

・CBD濃度3% など

 

通常、1本のCBDオイルに含まれるCBD含有量は、〇〇mg、〇〇ml、濃度○%などのような表記で書かれています。

〇〇mgの場合、表記されている量がそのまま1本のオイルに含まれるCBDの総量になります。



例えばオイル1瓶に含まれるCBD総量が300mgのものがあるとします。オイルが10mlの商品なので、10mlの中に300gのCBDが含まれているということですね。

CBD濃度○%表示の場合、オイル1mlあたり、その数字の10倍(mg)のCBDが含まれています。仮にCBD濃度が3%の場合は3×10=30mg/1ml、10%であれば100mg/1mlになります。

CBD濃度も3%、5%、15%など様々な種類の商品が存在していますので、一般的な感覚からすると、濃度が高い方がより効くに違いないと思いますよね。

 

しかし重要なのは濃度ではなく、摂取するCBD総量であると覚えておいてください。

たとえばCBD濃度15%のCBDオイルを1ml(1000mg)飲用する場合と、CBD濃度5%オイルを3ml飲用する場合とは、摂取しているCBD総量はまったく同じです。

 

なので1本のCBDオイル瓶に含まれるCBD総量は、1mlあたりのCBD量×1本あたりの容量で計算ができます。

例えばCBD成分量500mgで9,980円というCBDオイル製品の場合、CBD1mgあたりの値段は9,980円 ÷ 500mg = 19.96円/mgとなります。

CBD1mgあたりの値段を計算するとよく分かります。CBDオイル1本にどれだけのCBDが含まれているかを購入前に計算するようにしてみましょう。

 

◉CBDオイルに含まれる農薬・重金属などについて

 

海外では昨今のCBDムーブメントに乗っかり、粗悪なCBDオイル、CBD製品が多く出回っています。CBD含有量が表記と全然違って少なかったり、人体に有害な農薬や金属などが多く含まれていたり・・と粗悪品も多いのだそうです。

口から入れて体に取り込むものですから、より一層のチェックや事前確認は注意して行った方が良いでしょう。

もし疑問に思ったら、製造、輸入しているメーカーや卸業者さんに直接連絡を取って確認してみましょう。

 

元記事
https://oasisleaf.com/cbdmanual/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?