登場人物

主人公??


松野 勇樹(まつの ゆうき)

主人公??の一人、通称まっつん。
陽介とは小学校に入る前からの付き合い。
B型で、ルービックキューブができる。
意外と機械音痴で、電子書籍にはやや抵抗がある。休みの日は読書をしたりして過ごすことが多い。
機械音痴だがゲームは得意。
国立理系志望で、跳び箱と歌うのが苦手。

菅原 陽介(すがわら ようすけ)

もう一人の主人公??、通称陽介。
勇樹とは小学校に入る前からの付き合い。
昔から変なところで気を使う割に、突拍子もない提案をしてくる。たまに物凄く的を射た発言をする。
困ってる人を見ると手を差し伸べずにはいられない。
親戚がみかん農家をやっており、冬になると送ってきてくれる。
理系志望。


準主人公??


九十九 英一(つくも えいいち)

勇樹と陽介のクラスメイト。身長は平均よりやや高いくらいだが、とても恰幅がよく、眼鏡をかけている。
頭の回転が速く、勇樹と馬が合う。映画や読書が趣味。
10個年の離れた兄、光一がおり、その兄はセッサタクマというお笑いコンビを組んでおり、個人名は光(ひかり)という。
中学からの同級生で、今は女子校に通っている服部茜という彼女がいる。
法学部への進学を考えている。

四宮 純恋(しのみや すみれ)

陽乃の同級生、中学校で出会った。部活は文芸部に入っている。
昔から海外旅行に行くことが多く、文芸部の文集では主にそこでのエピソードを書いていおり、隠れた人気がある。
純恋という名前をあまり気に入っておらず、みんなからは純や純ちゃんと呼ばれている。


主人公??の周辺人物


松野 勇作(まつの ゆうさく)

勇樹と俊作の父親。妻のことは亜寿美さんと呼んでおり、結婚二十五年を迎えた今でもラブラブ。
元々は根っからの野球少年だったが、真剣な表情でラケットを振る亜寿美に一目惚れしてテニス部に入部し、付き合い始めた。
休日になるとよく亜寿美とドライブデートに出かけたりする。
また長期の休みが取れると、ホエールウォッチングをするために沖縄に行くほどフットワークが軽い。

松野 亜寿美(まつの あずみ)

勇樹と俊作の母親。夫のことは勇作さんと呼んでおり、結婚二十五年を迎えた今でもラブラブ。旧姓は白崎。
学生時代はテニス部だった。11月11日生まれで、その日が結婚記念日でもある。

松野 俊作(まつの しゅんさく)

勇樹の兄。勇樹と陽介が通う高校のOBで、今は東京で一人暮らしをしている大学生。
小学生の頃から高校卒業までサッカー部に入っていたが、大学では新たなことに挑戦しようと学園祭実行委員会に入った。
そこで知り合った岩井紫月と交際している。

白崎 尊(しらさき たける)

勇輝、俊作の祖父で、亜寿美の父。
公務員として定年まで勤めあげ、定年退職後は妻である響子とともに趣味に生きるようになった。
キャンピングカーを買ってキャンプをしたり、バイクでツーリングをしたり、釣りをしに行ったり、また映画や読書などインドアなものも好きで、その趣味は多岐にわたる。
豪快な性格で、ガハハ、と笑う。

白崎 響子(しらさき きょうこ)

勇輝、俊作の祖母で、亜寿美の母。
職場で出会った尊と結婚をした。結婚後、そして出産後もパートとして働き、尊が定年退職するのと同じタイミングで退職。退職後は夫である尊と共に趣味に生きるようになった。
物静かでいつもにこやかな雰囲気からは想像つかないほどアクティブな性格で、キャンプやツーリング、釣りなど、夫である尊よりもむしろ積極的である。

菅原 真央(すがわら まお)

陽介と陽乃の母親。優しくとてもフワフワしているように見えて、意外としっかりしている。
実家はみかん農家で、兄の卓也が継いでいる。

菅原 陽乃(すがわら はるの)

陽介の妹で、中学生。昔は引っ込み思案で遠慮しがちな性格だった。
テレビで見たトランペット奏者に憧れ、陽介の助言でトランペットを買ってもらう。
今は吹奏楽部に入っており、高校も吹奏楽部が強いところを志望している。

仰木 卓也(おおぎ たくや)

陽介、陽乃の伯父であり、真央の兄。
実家がみかん農家のため、そこを継ぎ、自慢の品種である喜望(きぼう)を育てている。


松野俊作の周辺人物


松野 俊作(まつの しゅんさく)

詳しくは「主人公??の周辺人物」。

岩井 紫月(いわい しづき)

俊作の彼女。一人っ子で、ジャスミン茶が好き。
学園祭実行委員に入っており、そこで知り合った。俊作からは紫月と呼ばれている。
高校の頃はリオ☆ロザというバンドでドラムとして活動していた。

大須賀 大河(おおすか たいが)

俊作が一番最初に大学で仲良くなった友達で、同じゼミに入っている。
アイドルが好きで、お菓子作りが実は得意。

進藤 暁一郎(しんどう ぎょういちろう)

俊作と大河が所属する進藤ゼミの教授。ゲーム理論の専門。


準主人公??の周辺人物


九十九 光一(つくも こういち)

英一の10個年の離れた兄。
セッサタクマというお笑いコンビを組んでおり、芸名は光(ひかり)。
漫才を主にしており、ツッコミ担当。

三上 敦(みかみ あつし)

光一の相方で、セッサタクマのボケ担当。
敦がメインでネタ作りを行っている。

真田 果穂(さなだ かほ)

旧姓は三上。敦の姉で、優秀な弁護士。
この度、医師と結婚することになった。

服部 茜(はっとり あかね)

英一の中学時代の同級生で、彼女。今は別の高校、女子校に通っている。



雨相月士と周辺人物


雨相 月士(あまい つきじ)

作家。代表作は「リンゴノマチ」、「思考と記憶」。
大学在学中にその才能を認められ、卒業後は作家として活動。
本名、玉上 拓夢(たまがみ たくむ)。
元々は暇さえあれば読書をしているようなおとなしい子供だったが、小学五年生の時に劇の脚本を書いたのがきっかけで本格的に作家を目指す。
デビュー作は「迂回探偵~上遠野京之介(かどのきょうのすけ)は近道には程遠い~」である。
同窓会で再会したことをきっかけに朱里と交際をスタートさせ、結婚を決意。

高森 直道(たかもり なおみち)

雨相の担当編集。雨相のことを尊敬しており、一熱狂的ファンでもある。
自由な雨相に翻弄されることが多いが意外と鋭く、嫌味を言うこともしばしば。
趣味はカメラ。
雨相を尊敬しつつも、ませた子供のように扱うことがある。

野澤 朱里(のざわ あかり)

雨相の小学校時代の同級生。劇の脚本を雨相が書くべきだと進言した。
同窓会で再会したことをきっかけに雨相と交際をスタートさせ、結婚を決意。
料理が得意。


樽井直と周辺人物


樽井 直(たるい すなお)

教員歴2年目の理科教師。
子供の頃から野菜が好きで、大学時代は野菜そのものや農業について主に勉強しており、今も家庭菜園などの趣味がある。ゆくゆくは田舎で農業がしたいと考えている。
進路に悩んでいた頃に高校時代の平川の言葉を思い出し、教師になった。

大桃 ほのか(おおもも ほのか)

生物準備室によく来る少しミステリアスな雰囲気を纏った女子生徒。
家でホームステイすることになったクリスを案内しようと高校に連れてきた。

平川 一馬(ひらかわ かずま)

樽井の高校時代の社会科の先生。歴史専攻。
モデル体型だが、いつも気だるそうで授業以外の話をしないため好かれていない。

杉浦 彩世(すぎうら あやせ)

ほのかのクラスメイト、クラスでも三本の指に入るほどの人気者。
体育の授業でほのかに話しかけたことがきっかけで仲良くなる。

鬼島 命(きじま みこと)

黒い長い髪と黒縁のメガネが特徴的な小柄な女子生徒。
チェスが好きで、チェス同好会の顧問を頼みに、ほのかに連れられて樽井に会いに来た。



大桃ほのかの周辺人物


大桃 ほのか(おおもも ほのか)

詳しくは「樽井直の周辺人物」。

クリスティーン・メイ・キーリー

留学生。今は大桃ほのかの家にホームステイしながら近くの大学に通っている。
ブロンドの髪が特徴的な美女。熱心なクリスチャンである。

大桃 重明(おおもも しげあき)

ほのかの父親。

大桃 このみ(おおもも このみ)

ほのかの母親。

大桃 春道(おおもも はるみち)

ほのかの兄。東京の大学に進学しているため一人暮らしをしている。

スーザン・セント・スチュワート

クリスの留学生友達。通称・スー。
清水家にホームステイしている。

清水 茉美(しみず まみ)

スーを受け入れている清水家の次女。
スーとは別の大学に通っている。



青砥清志と周辺人物


青砥 清志(あおと きよし)

勇樹と陽介の小学校時代の友人。中学から別の学校になり、二人とは疎遠になった。
一人っ子でしっかりと両親から目をかけられて育てられた。母親は専業主婦。
昔からイタズラするのが好きだった。
中学に上がってからも部活に入らず過ごしていたが、夏祭りで聞いた太鼓の音に心を奪われ、竜生に頭を下げ、地元の和太鼓チームに入れてもらう。

角田 竜生(つのだ たつお)

角田酒造の主人で、地元の和太鼓チームのリーダー。あだ名は竜(りゅう)さん。
初老の男性だが、鍛え抜かれた肉体をしている。
何事も豪快で、優柔不断な人間が嫌い。

石嶺 寛太(いしみね かんた)

学生の時に夏祭りで見た太鼓のパフォーマンスに感激し、大学や就職先も地元で探した。
今は市役所に勤務している。

真壁 玲央(まかべ れお)

地元の和太鼓チームに所属している大学生。
バンドサークルでドラムを演奏しており、他の打楽器を知る目的で入った。



小学校と周辺人物


戸倉 楓(とくら かえで)

涼の妹。小学校一年生。
最近漢字を習い始めた。教わったことを得意げに話すのが最近のマイブーム。

戸倉 涼(とくら りょう)

陽乃の小学校時代からの同級生。年の離れた妹、楓がいる。

戸倉 風香(とくら ふうか)

涼と楓の母。普段は温和な性格だが、起こると相当怖い。旦那も頭が上がらない。

天野 笑璃(あまの えみり)

楓たちの担任を務める女性教師。

辻 けやき(つじ けやき)

楓のクラスメイト。照れ屋な女の子。

蕪木 清香(かぶらぎ さやか)

天野と同じ小学校で教師を務める女性。
天野より少し先輩で、実はプロレス好き。

小出 護流(こいで まもる)

天野が担任する生徒。お調子者。

秋山 涼真(あきやま りょうま)

天野が担任する生徒。出席番号一番。



著名人


ナルオカ ユウカン(なるおか ゆうかん)

俳優。本名・成岡優漢、読みは同じ。
高校生の頃に渋谷でスカウトされ、入所。トントン拍子に仕事が決まり、2年目で映画「リンゴノマチ」の主演を務めた。

副島 七星(そえじま ななせ)

陽乃が通う中学の卒業生。四十という年齢を感じさせない綺麗な女性。
シンバル奏者として活躍する傍ら、音大で教鞭を執っている。

紙岡 殿々(かみおか でんでん)

「今代の勇者は暇人なようです。」という漫画の作者。漫画投稿サイトで連載している。

篠 望春(しの みはる)

人気ドラマ「鏡の虜の白雪姫」で主人公の本白水 紗雪(もとしろみず さゆき)役を演じた今注目の若手女優。

倉敷 楓姫(くらしき ふうき)

アイドルグループ・花華(はなばな)の中心メンバーで、大河の推しメン。愛称はふー姫(ふーひめ)。

金木 千紘(かねき ちひろ)

アイドルグループ・花華(はなばな)のメンバーで、今回裏垢が発覚した。愛称はひろたす。

花華(はなばな)

今密かな人気を集めているアイドルグループ。ファンの名称は、ジョーロ。

ギャラクシー

アイドル星からやってきたという設定のメンズアイドルグループ。


その他の人物


榎木田 正臣(えのきだ まさおみ)

老齢な国語科の先生、主に漢文担当。「積み重ねが、大事ですよ。」が口癖。
課題の多さと、昔は厳しかったという噂から鬼木田と呼ばれている。

新見 風夏(にいみ ふうか)

三十手前のこの学校では数少ない女性の数学教師。

岩井 絵美子(いわい えみこ)

紫月の母親。娘のバンド名をまともに言えたことがほとんどない。

小出 千景(こいで ちかげ)

高校の頃は紫月と一緒にリオ☆ロザというバンドでボーカルとして活動していた。

初芝 秀則(はつしば ひでのり)

高森の高校時代の野球部のチームメイト。

照井 修平(てるい しゅうへい)

高森の高校時代の野球部のチームメイト。既婚者で、子供がいる。

久野 大輔(くの だいすけ)

高森の上司で、高森から尊敬されている。

樋口 元(ひぐち はじめ)

高級寿司屋・富々喜(ふぶき)の大将。
無骨な見た目からは想像できないほど、繊細な寿司を握る。

杉浦 信吾(すぎうら しんご)

彩世の父。釣りが趣味。

古河 豊(こが ゆたか)

樋口の下で、富々喜で修行をしている見習いの寿司職人。

大菅 圭佑(おおすが けいすけ)

勇樹や陽介のクラスメイト。背が小さく、コンプレックスを抱いている。
昔からあだ名は、小さい菅で、こすが。

西条 晋平(さいじょう しんぺい)

勇樹や陽介の学校の体育教師。アラフォーで、日頃から鍛えており筋トレが大好き。
バスケ部の顧問で、バスケ部員からは怖がられているが、授業中は優しい。



作中作


リンゴノマチ

雨相月士による小説。
突如として街に現れた巨大なリンゴの木。その木になる大きなリンゴを食べると嘘が付けなくなる代わりに不治の病すら治るということが分かり、その木は「御真木」と呼ばれるようになる。
ナルオカユウカンが主演で映画化した。

思考と記憶

雨相月士による小説。
記憶力は抜群だがものを考えるのが苦手な男と、色んなことを考えるのは得意だが記憶喪失な男がひょんなことから旅をする話。荒廃した地球のような場所が舞台。

迂回探偵~上遠野京之介(かどのきょうのすけ)は近道には程遠い~

雨相のデビュー作。
遠回りをしながらも最終的には絶対に事件解決をする名探偵ならぬ迷探偵、上遠野京之介を主人公にした探偵小説。

今代の勇者は暇人なようです。

紙岡殿々による漫画。
勇者に任命された主人公・勇士屋柊色(ゆうしやひいろ)だったが、ある日未来を見通す力で自分が生きている間は魔王が復活しないことを知り、何でも屋をやりながら生計を立てることに。そしてその影響で勇者パーティに入る予定だった他の面々もそれぞれの道を歩みだす。

戦鬼-ONONOKI-

戦国武将を使って戦う格闘ゲーム。
各武将に属性があり、その属性の有利不利が勝利に大きく関わることもある。
通常の対戦モードの他、シナリオモード、ミニゲームモード、また世界中のプレイヤーと対戦することも出来る。
しかし元ネタが日本の戦国武将のため、基本的には日本のプレイヤーが多い。
コラボスニーカーの販売も決定。
アーケード版もリリースした。

べえすぼおるまん

昔から遊ばれている人気野球ゲーム。

鏡の虜のシンデレラ

主人公の本白水 紗雪(もとしろみず さゆき)は成績優秀、運動神経抜群。弓道部のエースにして、友達も多くみんなに慕われており、実家もお金持ちという完璧人間。しかし唯一の欠点は自分が好きすぎること。(周りには知られていない。)
それゆえ誰に告白されてもたなびかない紗雪
。そんな紗雪の心を射止めるのは果たして誰なのか?



富々喜(ふぶき)

樋口が大将を務める高級寿司屋。

いなせ屋(-や)

大桃家が昔から通っているとんかつ屋。