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フリーランスとして生きていくための金銭感覚

フリーランスがフリーランスでいられなくなる1番の理由は「お金」がらみだ。お金の不安で働きすぎて身体を壊すとか、心を壊すとか。この働き方においてお金のストレスはダイレクトにメンタルを削っていく。この国は会社員をすることを前提に教育をするから、独立したら必ずお金に困るようになっている。今日は誰も教えてくれない「フリーランスとして生きていくための金銭感覚」について話す。僕は23歳の冬から6年間個人事業主をやっている。明日の保証が全くない世界をしぶとく生き残っている起業型コーチだ。バカ売れしたこともバズったこともない。独立した頃に周りにいた僕より売れていた人はもう誰も残っていない。どれだけ派手に稼いでも生き残れなきゃ意味がないんだ。自由を愛する人の一助になればと思ってお風呂上がりに赤ワインを飲みながら書いていく。アルコールが入っているので少々強い口調になることを許して欲しい。嘘は言わない。オブラートにも包まない。それでもいい人だけ読んでください



稼げる時に容赦無く稼いでおくべし

いつ氷河期が来るかわからない。サラリーマンの感覚は捨たほうがいい。1ヶ月に50万円100万円と稼げたから何だというんだ。稼げる時に稼いでおくべし。ひと月の稼ぎなど何の勲章にもならない。一つの目標として達成するのはいい。ただ、それだけにしておこう。売上は給料とは違う。来月も同じ収入が入る保証はない。そこから税金も払うんだ。だからたくさん稼いでもその日だけ喜んで、次の日からは普通に生活したほうが吉。自分にご褒美を買わない。経費の仕組みを勉強して、手元に現金がないうちはせめて経費に計上できるものにする。せめて使うならリターンが望めるものにする。初めてのまとまった売上で税理士を雇うといい。稼ぐことに対する不安が一気になくなるから。


今月必要なお金を今月稼ぐな

サラリーマンやアルバイトをしていると「給料日までしのげればなんとかなる」という思考になる。フリーランスの世界でこれをやると死ぬ。我々に給料日などない。窮地に陥ることはある。僕も「○日までに稼げないとアルバイト生活確定」という状況を経験したことがある。無事にレンタカー屋で働くことになった。こういう状況が日常的にあるとメンタルがもたない。自転車操業禁止。月末の支払いは月初の時点で耳を揃えて準備しておく。できれば3ヶ月後の支払いまで「その間に1円も入らなくても」払える状況が望ましい。たとえ手元に現金を持っていなくてもいい。「頼れる人」「売ればお金になるもの」などを準備できていればそれでいい。とにかく「ダメだったらこうする」を明確に言えるようにしておかないとメンタルがもたない。給料日に甘える生き方は辞める。使えるものは全て使う。生きるためのコストを下げる。毎週実家に娘を見せにいくことすらいざとなったときのためのリスクヘッジになる。とにかく最悪の事態を想定して、「残金が0にならない工夫」「残金が0になっても生きていける工夫」を進めておく。いざとなったら売れるものはリストアップしておく。家賃は下げておく。ローンは組まない(組めないけど)。知識をつければ支出が減る分野(税金、社会保険、引越し、車検等)を徹底的に攻略する。とにかく(持っている資産)÷(月の生活費)の値が少しでも大きくなることを意識する。これは経営である。



だからと言ってケチケチするな

お金との付き合い方の何が難しいかって、支出を絞る努力をしすぎると金銭感覚がシビアになりすぎて商売がやりにくくなることだ。大事なのはメリハリで、どーんと払ったほうが後々お得になることはたくさんある。僕は「必要なものには使わず不要なもの(自分にとって意味のあること)に使う」というルールを採用している。住む家は必要なので極力家賃は下げる。地方では車が必須なのでまあ半分必要ということで、欲しい車をハイコスパで手に入れる努力をした。毎月受けているコーチングは生きていく上では何の必要もないものなので、コスパを考えずに料金を払っている。神社に行くときは財布の中の小銭を全部入れるし、紙幣を入れることも珍しくない。年に1回くらいは万札も入れる。僕にとって意味のあることなのでケチっても仕方がない。あと本は値札を見ずに何冊も一気に買う。PCスマホなどのデバイス関連はじゃぶじゃぶ課金する。ドライブが好きなのでガソリン代は気にしない。とにかく自分の中の軸を持って「これには使うこれには使わない」と線引きすることが大事だ。全体的にケチケチしてもマイナスになるだけだから。絞るところは絞って快適に生きる。


全部ひとりでどうにかしようとしない

人は一人では生きていけないので、フリーランスをするときも「自分の生きていくためのお金は自分で稼がなければいけない」と思う必要はない。僕は「いざとなったら看護師免許を持った妻を社会に放とう」と思っている。自分がアルバイトするのはそのあとだ。貯金を計算するときは妻の分も計算に入れる。うちは財布を完全に分けているけれど、いざとなったら妻の分も全部使う気でいる。使う日がこなければいいなあとは思っている。あとはさっきも書いたけれど実家にも頻繁に顔を出している。スマホの面倒も見るしマイナポイントも設定してあげる。恩を売るわけじゃないけれど、せっかく良好な関係が築けているのでいざとなったら頼る気満々でいる。今のところその予定はないけれど、父や母を頼ることも親孝行の一つだと考えている。まあそれは僕の両親がめんどくさいタイプの親でないからできていることで、親孝行なんて無理にするもんじゃない。もし僕の両親が口を出してくるタイプの人たちだったら、僕は絶対に実家に近づかない。親孝行を「義務」のように押し付けてくるタイプの人も多いみたいで、それは非常に気持ち悪いなと思う。僕ならそんな実家には絶対に近づかない自信がある。話はそれたけれど、とにかく僕は一人で生きていくつもりが毛頭ない。経営がうまくいってお金と時間が余っているうちに手間をかけて人間関係を耕しておく。「いざとなったら」の手配先を増やしておく。


おわりに

いかがだっただろうか。たくさん稼がなくても、以上のことを日頃からメンテナンスしておけば、お金の不安が理由で何かを諦めたりする必要はない。個人事業主はサラリーマンと違って税金対策ができるからきちんと勉強すればそれなりに稼いだお金が手元に残るし、仕事のペースも調整できるから必要以上に働きすぎることもないし、お金と時間が余っている間に「お金に変えられないもの」をメンテしてより盤石な体勢を作ることができる。お金を稼ぐだけが個人事業じゃない。稼いで、学んで、手元に残して、それを元手に新しい土壌を開拓して、稼げなくても続けられる仕組みを作って、また稼ぐ。お金に触れていない時間をどれだけ充実させられるかが勝負だ。僕の最近のnoteを見てくれている人は知っていると思うけど、僕は今とても自分のあり方に悩んでいる。7月だけで73記事もnoteを書いてみた。書けば書くほどわからなくなった。でもこうやって悩めるのは、僕にそれだけの資金と時間があるからだ。経営がうまくいってるからだよ。ぶっちゃけあと半年は余裕で悩んでいられる。答えを出さなくてもいいんだ。積み上げてきたブランドを平気で壊すような発言をしても、別に死なないから全然問題ないんだ。この資本主義社会で、「お金と向き合う」ことの1番のメリットはうだうだ悩む時間が手に入ることなのかもしれない。すぐに答えを出す必要がないから、深いところまで潜っていける。お金の不安がないってわけじゃないけれど、「どうしようもない」っていう状況は絶対にないんだ。僕は悩むだけ悩んで納得いく答えを見つけるよ。そのために今まで頑張ってきたからね。あなたはあなたの経営がうまくいっているだろうか。お金の不安に取り憑かれて、本当はやりたくないことを「仕方ないから…」ってやろうとしていないだろうか。今すぐには変わらないよ。ただ長い目を見て、君が学ぶべきは「お金の稼ぎ方」よりも「自分を経営する方法」なのかもしれないね。


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