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(夏編)サイクリング・旅行記バックナンバー

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これまで作者が走ってきたサイクリング・自転車旅行の記録。 どこまでも青い空と沸き立つ入道雲。夏編です。
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記事一覧

うどんを食べて登り下り 高松・讃岐うどん"食べ歩き"サイクリング

美味しいうどんが食べたい! ということで、8月に高松でうどんを食べて坂を登ったり下ったりしてきた話です。 実はこのときの旅行の目的地は香川県・小豆島だったんですが、行き方に悩んでいたんですよね。本州側・高松側で複数の行き方があってどうしようかと。 新幹線で岡山経由も考えたんですが、「どうせならうどんの聖地・高松でうどんを食べよう」と思い立って考えたのがこのルートでした。 高松空港に降り立ったらめぼしいうどん屋さんをめぐりつつ徐々に北上、景勝地・五色台をヒルクライムしたら市

夕焼けに染まる海岸線を走る 小豆島ゆったりサイクリング

夏に香川県・小豆島を自転車で走ってきました。 島一周をぐるっとまわるのがメインだったんですが、島に着いた当日、散歩がてら見に行った瀬戸内海の夕焼けがあまりにもきれいだったので単品でnoteにしてみました。写真中心です。 土庄港フェリーターミナルを出発して、反時計回りに県道254号をぐるっとまわる約12kmのルート。多少のアップダウンはありますが、ロードバイクではない普通の自転車でも余裕を持って走れると思います。 1.夕焼けの海岸線を走るフェリーターミナルから少し走るとすぐ

田園風景と美味しいごはんを味わう 夏の新潟・南魚沼サイクリング

「いい景色が見たい」「美味しいものが食べたい」この2つはサイクリングの根源的な原動力と言っても過言ではないですが、2つとも満たそうとするとルートを考えるのが結構難しいんですよね。 例によって、今回もどこに行こうか悩んでいたんですが「そうだ、米どころに行けばご飯も美味しいしきれいな田園風景も見れるしで完璧じゃん」と安直に思いついて選んでみたのが新潟県は南魚沼でした。 東京駅から新幹線で約1時間、越後湯沢駅に到着したら、そこから街中を抜けて魚沼スカイラインへヒルクライム。ぐる

自転車で世界遺産・知床に行って地平線を見よう(前編)

3年ぶりに自転車で北海道を走ってきました。「そんなに期間あいてないじゃん」と思うかもしれませんが、やっぱり夏になると無性に北海道を走りたくなるわけですよ。なんでしょうね、中毒性がある。夏の北海道には脳の中枢を刺激する何かがあるのかもしれません。 今回走ったのは、2005年に世界自然遺産に登録された知床エリア。エゾシカやアザラシ、オジロワシ、キタキツネやヒグマが高密度で生息している最果ての地です。「あまりに環境が厳しいため、開拓団が2度も引き上げてしまった」という逸話が示す通

自転車で世界遺産・知床に行って地平線を見よう(後編)

夏に北海道・網走~知床半島~標津を自転車で走ってきた話。後編は世界自然遺産にも指定されている知床を横断して、左手に国後島を眺めながらひたすら南下、中標津空港で飛んで帰ります。 ちなみに前編はこちら。 走行ルート北海道、知床・網走 自転車ツーリング - Ride with GPS + Relive 1. リアルサファリパーク?知床峠ヒルクライム朝、爽やかな快晴で目が覚めました。窓を開けると遠くに広がるオホーツク海。いやー、旅行の醍醐味ですね。 量を少なめに和洋2セット食べ

日本の真ん中をぐるっと一周 歴史をたどる・南北アルプスサイクリング

2022年春、長野にある諏訪大社で7年に一度の大きなお祭りが行われました。日本三大奇祭であり、平安時代以前から続いていると言われる「式年造営御柱大祭」、いわゆる御柱祭りです。 ニュースで「負傷者、死者が出るお祭り」とか「大木に跨って山を下る」みたいなのを見かけたことがある方も多いと思います。 実は前回の御柱祭の年にも諏訪周辺を訪れていたので、「ちょうど良いタイミングだし、再訪ついでにあのへん自転車で走ってみよう!」と思い立って新宿から特急あずさに飛び乗りました。思い立ったが

北アルプスと富山湾の生んだ奇跡 富山湾岸絶景サイクリング(後編)

春頃に宣言の合間をぬって「ナショナルサイクルルート」にも指定されている富山湾を自転車で走ってきた話。 後編は新湊大橋から海沿いをばーっと走って、最後は宇奈月温泉へのヒルクライムです。前編はこちら。 氷見~富山湾岸~黒部宇奈月温泉サイクリング - Ride with GPS 1. 富山に架かる巨大橋・新湊大橋を自転車で渡る雨晴海岸を抜けて大きな橋を2本渡ると、高岡市街の端っこの方に差し掛かってきます。 雨晴海岸からもよく見えていた真っ白で大きな橋・新湊大橋が見えてきました

北アルプスと富山湾の生んだ奇跡 富山湾岸絶景サイクリング(前編)

それは2月ごろのこと。ダラダラとTwitterを見ていたところ、「北アルプス連峰を背景に、美しい海岸沿いを走る電車」の写真を見かけました。そう、知る人ぞ知る富山湾・雨晴海岸から撮影された写真です。 いつか絶対走りに行こう、ここを走ったら最高に決まってる!常日頃からそう考えていた場所のうちの一つが雨晴海岸だったので、この写真で「行きたい度」がMAXを越え、ついに自転車をかついで走りに行ってきたのでした。 氷見~富山湾岸~黒部宇奈月温泉サイクリング - Ride with G

夏の北海道縦断・自転車ツーリング 前編

夏の北海道と自転車旅行。 ビールと言えば枝豆、白衣と言えばメガネ。世の中に鉄板の組み合わせは数あれど、聞いただけで「間違いない」と確信できるこのコラボレーション。 前置きはともかく、2017年のお盆休みに約4日間かけて釧路から帯広、富良野を経由して留萌、稚内と自転車で走ってみて最高に最高だったのでそのおすそ分けをしたいという記事です。そろそろ夏休みの計画を立てようかなと考えているそこの貴方、夏の北海道、マジで良いですよ。 前編は釧路から富良野まで。ではどうぞ。 北海道自

夏の北海道縦断・自転車ツーリング 後編

2017年の夏に釧路から稚内まで北海道を縦断してきたお話の後編。後編の方が大ボリューム&絶景写真いっぱいという、なんだかバランスの取れてない連載マンガ単行本みたいになっちゃったのでご堪能ください。 (前編はこちら) 後編は富良野から稚内まで。ではどうぞ。 北海道自転車ツーリング2017(後編) - ルートラボ - LatLongLab 雨の中、富良野のラベンダー畑と石狩川を横目に、旭川、深川と走行。 雨なので写真なし。深川からは国道233号を使って北上。 留萌駅。一

夏の北海道・ニセコ 羊蹄山一周サイクリング

今年は長めの夏休みを取って、ニセコを拠点に北海道を走ってきました。北海道で自転車と言うとどうしてもオロロンラインとか美瑛・富良野あたりが目立ってますが、このニセコ周辺も「かなり良かった」です。いや、「最高でした」。 ・どこを走ってもまるで海外かのような絶景、なのに日本円が使える ・本州に超酷暑が到来していた時期でも、だいたい最高気温25~30℃ぐらい  +基本的に天気が良い(道東のような曇りがちの気候ではない) ・日本海側、太平洋側どちらにもアクセスできて海へ山へと、ルート

夏の北海道・ニセコ 積丹半島とウニを味わうサイクリング

夏の北海道・ニセコのサイクリングシリーズ第二弾。ということで、夏季休暇中にニセコを拠点に積丹半島を走ってきたお話。 (第一弾の羊蹄山一周サイクリングはこちら。) 積丹半島は小樽の西、ニセコの北西にある「北海道を描こうとした時に日本海側にちょこっと尖らせるところ」。断崖絶壁による奇景とシャコタンブルーと称される真っ青な海、そしてなんと言っても夏は旬のウニが魅力です。 今回は泊から神威岬までの一番オイシイところを味わえるよう、ニセコ発の余市着(余市からは輪行で帰る)というルート

夏の北海道・ニセコ パノラマラインの絶景ヒルクライム

夏の北海道・ニセコのサイクリングシリーズ第三弾。今回はニセコひらふから、道道66号「ニセコパノラマライン」を走ってきた話です。 (第一弾の羊蹄山一周サイクリングはこちら。) このルートはゆるやかな登りとワインディングロードが楽しめるのはもとより、遠く日本海・積丹半島まで見通せる頂上付近からの眺め、そしてニセコ近辺に宿を取っているなら「ちょっと走るだけで絶景が見られる」というのが圧倒的なセールスポイントです。 100kmも200kmも走って見る絶景もいいけど、10kmちょいち

夏の北海道・ニセコ どこまでも続く畑と洞爺湖なサイクリング

夏の北海道・ニセコのサイクリングシリーズ第四弾。今回はニセコひらふから羊蹄山を横目に、洞爺湖までを走ってきた話です。 (第一弾の羊蹄山一周サイクリングはこちら。) 丘陵地帯を縦断するのでアップダウンのあるルートですが、その丘陵を覆うように広がる畑・牧草地帯というまさに「北海道っぽい!」風景が詰まっています。 ニセコ洞爺サイクリング - ルートラボ - LatLongLab ちなみにこの図でいう中央部から洞爺湖にかけてのルートは、北海道トライアスロンのバイク区間とほぼイコ