【日記】軽くはない熱中症っぽいのになった話

 いやはやどうも、お久しぶりです。毎度お久しぶりって言っている気もしますが、お久しぶりはお久しぶりです。さっきまで書く気が起きなかったのですが、このままだとなんの文章も書けなくなりそうだったので書き始めました。
 今回は先日、少々お出かけをした際に熱中症になった話です。一日で収まり後遺症もなさそうなので、笑い話程度にお聞きください。まぁ体験してた私は最期を覚悟するくらいでしたが。人間案外死なないもんです。

1.それは刹那の出来事


 さてその日、午前に三者面談のあった私は、いつも通り朝7:00に起床してスマホを弄って過ごしていました。前日もゆっくり寝たので、この時点で不安要素は特になし。夏休み明けに外出すると毎回頭を痛める私ですが、この日の二日ほど前に軽いランニングを行っていたので慣れの面でも心配していませんでした。
 車で出発。面談の時間が約30分、行きと帰りで計60分。出発時はまだ帰りにラーメンでも食べようと思っていました。これくらいの時間であれば最悪、水分を取らなくても大丈夫だろうし、出発前には水分を取り、一応水も持っていきました。(振り返ってみると、朝食から出発前まで含めて200mlも飲んでいなかったかもしれません。最近は水道水が温かくて飲む気が失せます)
 到着してからは、目的地までほんの少し歩く訳ですが、ここで私

ん、視界の端が揺れるなぁ……
呑気な私


と気づきます。自律神経が弱い私にはたまにある事で、例えば夜までスマホを弄った時、朝早くからスマホしか使っていない時などに起こる症状だと考えていました。まぁ間違いなんですけど。ちなみに、感覚としてはゆらゆら動く錯視をじっと見る感じです。その感じで右目の右端がゆらゆらしてました。というか目瞑ったらまぶた重いし、眠いんやなぁってぼんやり考えてました。
 して、面談。両親共々に挟まれながら、一切の滞りなく終了。というかもうちょっとダメ出しした方が良くない? と言いたくなるくらい。緊張は軽くありましたが、極度に心拍数が上がることもありませんでした。こんなんより英検の二次試験の方が三倍くらい怖いです。違和感があったとすれば、紙面に書いてある文字が一切読めないことくらいでしたね。めちゃくちゃ集中して一点を見ても、なんかモヤッとして集中できないというか、むしろ集中すると見えなくなるというか。まぁ不思議な感覚ですが、これもたま〜にありました。(みんなはこの時点で自分がおかしいことに気付こうね。ちゃんと水分取ろうね)
 そして、ここからちょっとずつ牙を向いてきます。帰り道に差し掛かると、まず頭痛がしました。緊張から解放された訳なので、まぁ有り得る範囲です。あとスタンド攻撃くらい陽射しが強かったので。ただ、いつもとは違う場所の痛みでした。普段、偏頭痛であればもちろん右側面、他であればおでこの中央くらいから痛むものです。しかしながらこの時は、眉毛に沿っての頭痛でした。分かりやすく言うと両さんの眉毛ラインがちょうど痛い感じですね。最初は痛いなぁ……って感じでしたが、段々と痛ってぇ……ってくらいに。だるいしとりあえずこの場に座り込みたいなぁ、って感じるくらいの頭痛になってきます。
 ここで流石に事態の重さを感じた私、親にラーメンのキャンセルを申し出ます。だって今食っても頭の痛みで楽しめそうにないし……。あと事の重大さを教えるためでもあります。(結構ラーメン楽しみにしてたので、自分からそのキャンセルを申し出るとなるとただ事ではないですね)

2.帰宅・激闘編


 さあ、ここから辛さが爆上がりするのでふざけ気味で書いていきます。
 まず車内に入って私、力を振り絞りながらシートベルトをします。律儀ですねこの人。左手にアクエリアス、右手にタオルを持ち、何かは分かりませんがとりあえず万全の体制です。あと喋るのもだるくなってきて、基本ずっと目を瞑り黙りこくってます。
 でまぁ、この車軽なんですけど、凄い寝づらいんですよ。リクライニング180°いかないし、左右に頭預けようにも、なんかちょうどいい場所見つからないんですよね。寝づれぇ……って思いながら寝ようとしました。クッションとか置いた方がいいと思いました。
 ここから30分、車かぁ、と憂鬱な気分に襲われた私は、親にレジ袋を要求します。ぶっちゃけ吐きかけてたと言うか、まぁ気持ちの悪さが出たんですね。最初に親が小さめのレジ袋寄越してきたので「俺がこんな少量で吐いたことあるかよ」と文句言って大きめの奴にしてもらいました。長らく吐いてないです。
 ここからは右手も左手もクソもなく、とりあえず手の届く位置にアクエリアスとタオルとレジ袋があります。目を開けられない(開けると情報量多すぎて頭痛くなる)ので、散らかってようが構いません。
 恐らく熱中症か何かだろう、ということで、私エアコンガンガンの車内で家まで揺られます。ここら辺で多少、症状に慣れてきて自分の体の異常に気づいてきます。
 まず一つ、発汗の量が異常。エアリズムが水着かってくらい濡れてます。手も濡れてます。体育やった時くらい濡れてます。絶対にそんな体動かしてないのに、不思議ですね。何もしたくなかったのですが、このままだと脱水すると思ったのでアクエリアスだけ流し込みました。(ジンにアポトキシン飲まされるコナン君の気持ちで飲みました)
 そしてもう一つ。さっっっっむい!! もう本当に寒い。びっくりするほど寒い。だいたい真冬の17℃の室内くらい身体がキンキン。エアコンから送られてくる風が肌を伝う度に冬かと錯覚するくらい。この時は発汗のせいで身体が急激に冷やされているのと、エアコンガンガンで冷えてるのだろうと考えていました。一応症状なので「寒い……」とうわ言で親に伝えておきました。自分で手を触ってみると死体くらい冷たかったです。あとついでに自分の顔をミラーで覗いたら結構土色してて面白かったです。
 寒いのは聞いてないですよ。だって熱中症ですよ? 熱の中ですよ? 暑くて頭痛いくらいやろなぁって思うじゃないですか。まぁインフルの酷い瞬間くらいかなぁって。そしたらなんですかこれ。目眩するし寒いし頭痛いし。聞いてないですよこんなん。眠気なのか気絶なのかも判別できないので、意識を保って目を瞑っていました。近年稀に見る30分の長さでした。

3.家到着・安心


 何とか車が到着。法定速度守ったのかは見てないですが、多分守ってました、酔わなかったので。とは言え私、ここからすぐに家まで歩けるほど体力が残っていません。(後日談、この時の私は唇真っ青だったらしいです。熱中症なのにね)
 とりあえずシートに横たわり、体力を養います。エアコン切っても未だに寒いので、ドア全開。もう外で寝てるようなもんですね。流石にこの時には(あ、私の寒さがおかしいわ)と気づいてます。だってドア全開の上毛布被ってようやく暖かいんですもん。イカれてるでしょ。でも熱計ったら36.5でした。至極平熱だけど地獄の冷徹さです。
 とは言え家に着いているので、気持ちはだいぶ楽です。横になりつつ身体を落ち着けて、ここだ、というタイミングで起き上がり、そのまま玄関までダイブ。あとは匍匐前進でリビングまでたどり着けば寝放題ですから、もう命の危機はないわけです。そこから2時間ほど28℃の室内で布団を被って寝つつ、OS-1と頭痛薬を飲んで静養していました。OS-1は青りんご風味の奴だったので美味しく飲みました。(次の日飲んだらなんか塩水薄めたみたいな味でした。美味しくはない)

4.振り返り


 今回の症状は

・軽い目の眩み(初期症状)
・頭痛
・発汗
・寒気
・吐き気

でした。総合的に判断すると中等症状くらいの熱中症なので「軽くはない」としています。あと熱中症かどうかは個人の判断でしかないですし。しかし暑さは全くありませんでした。いや、外は暑いですけど、こう、身体が発熱してるなぁって感覚は皆無でしたね。あと意識ははっきりしてたかなぁと思います。声を出す気は失せてましたけど、サムズアップしたり適度な水分補給をしたりといった常識的判断はできていましたし。
 原因は何だろうなぁ、と考えても、よく分かりません。水分も過度に不足してたとは思えませんし、睡眠もいつもよりしたつもりです。緊張もそんなにしていない、となるともう、自律神経の調子が悪い日だった、と言うしかないです。これからも外出時に貧乏くじを引く瞬間があると考えると恐ろしいですね。
 対策ですが、多分水分とともに塩分も適度に摂るのが大事です。それくらいしか(今回の経験からすると)考えられませんし。塩分は見落としがちですし。もう塩水がぶ飲みするくらいの勢いでいきましょう。冗談ですよ?


 びっくりしましたね。まさか熱中症になるなんて思わなかったですし。あと酷い目眩の辛さが身に染みました。変な話、生理とかで酷いの引くとここまで行くんかなぁ、と。私には分からないので想像の域に過ぎませんけどね。皆さんね、この夏思ったより危険ですから、少しでも異常があったら水塩分を補給、適度に休憩していきましょうね。
 ではまた。

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