202.本当は結婚なんかしたくないと思っている婚活女子の深層心理

こんばんは、梅田王子です。今回は、「本当は結婚なんかしたくないと思っている婚活女子の深層心理」についてお話しします。

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年収が500万円以上で、初婚、身長180cm以上でなんやかんや、、の人じゃないとやっぱり結婚はしたくないな!

腹の立つ文章ではありますが、この人は婚活していると言いつつ、本当は結婚したいだなんて思っていません。語尾を見てください。
「結婚はしたくないな!」
本人もそういっています。言葉遊びのようで、かなり核心をつく部分です。

本音は結婚なんてしたくない。けどこの条件なら考えてあげてもいいかな?(しばくぞコラ)

将来はアイドルになりたいとか、年収1億円稼ぐとか、そういう夢を語る子供にも言えることなんですが、あまりに現実離れした夢を語ることの裏には「働きたくない」という本音が隠れています。

「年収が1000万円以上で35歳以下で公務員で、、じゃないと結婚は無理だな!」とかいう女性も、その裏には「本当は結婚したくない」という本音が隠れています。
では、「年収が1000万円以上で35歳以下で公務員で」という、条件部分はなんなのでしょうか。それは、「年収が1000万円以上か、35歳以下か、公務員の男性から、選ばれたい」という願望の条件です。

まとめると、「年収が1000万円以上で35歳以下で公務員じゃないとやっぱり結婚はしたくないな!」という女性の本音は、「結婚はしたくないな!けど、年収が1000万円以上か、35歳以下か、公務員の男性から、あなたと結婚したいと言われたいな(そしたら結婚してあげてもいいけど)」こういう意味です。

本音と建前とはいうものの、本音は誰も言いません!

ですから、あまりに現実離れした条件を言ったり、やたら男性に対し好戦的な「婚活女子」がなかなか結婚しないからといって、同情してあげる必要は無いし、小学生が「将来はモー娘のセンターじゃなきゃアイドルになんてなりたくないな!」といっているのと、大した差はないのです。

この、「本当はしたくないのにしたいふりをしている」という状態やシチュエーションには気をつけなければいけません。特に、女性はこの手の「本音隠し」を多用する傾向が強いです。

優しい人が好きというのも、男性に優しさを求めているのではなく、女性は優しい人でありたい、そして、私は優しい人になりたいという、自分の目標や願望を他人に向けて話しているだけということがほとんどです。
それを真に受けて「優しい男がモテる」とかいうのは完全に失当です。よく、女子のいう「梅田さん、黒沼爽子さんのことが好きらしいよ!」というのも、本当はその女子が梅田さんのことを好きなことをごまかして公言しているのと同じです。

統計値に基づいた正しい分析というのも、大抵はウソです。世論調査と投票結果が一致しないのと理屈は同じですが、本音と公言・回答用の建前は別物です。
本当に女性のことを知りたければ、とにかく信頼を得て直接本音を聞いて解釈して、直接本人から読み解いていくほかありません。

SNSにも建前があふれている

別の記事で、量子力学とニュートン力学の話をしましたが、量子力学というのはいわば原子一個、ニュートン力学というのは原子の集合体である目に見える一個の物体の力学を説明するのに使われるもので、原子一個の物理法則と、原子の集合体の物理法則は別々の法則で支配されているという説明をしました。

集合体、つまり世論調査のような分析だと「女性は男性に経済力を求める」などという結果が得られたのに、いざ一人に本音を探ると「好きな男ならお金なんか私がなんとかする」という結果が出たり、意外と「経済力のある男性が好き」とかいう人は一人一人直接聞いてみると誰も言わなかったとか、そういうことが平気で起こるのが現実の社会です。

さらに悪いことに、この集合体の物理法則、つまり一人一人聞くと誰も言わないような本音が、世論調査のような分析により、「みんながそう思っている総意だ!」と言わんばかりの情報が、SNSの普及で爆発的に市民権を得てしまう世の中になってしまっているのです。

話題になっているけど個人的なファンは一人もいなかった一発屋芸人のごとく

巷では「心理学を利用した恋愛テクニック〜」などと偉そうに説明している一般人の方が溢れていますが、こういった「そもそもそれは本音ですか?」という、いかにも心理学的に面白い、考察対象としては興味深い内容に言及する人はいまだかつて見たことがありません。

心理学の基本に「相手の期待を把握する」という考え方があります。人は期待に応じて動き、行動するから、その行動の基礎となる期待を正しく把握することから心理学は始まるという意味です。

そうであれば、統計とか、傾向とか、そんなものは人間一人一人から直接聞いて話して見て触れて、直接把握していくほかありません。世の中にある情報はほぼ全て、個人的な交際には直接役に立たないという態度でいた方が、円満なコミュニケーションにつながります。

私も子供の頃は「子供だからってみんながみんなガンダム好きだと思うなよ!」と大人を心の中で馬鹿にしていましたが、それと同じことが大人になっても大人同士のコミュニケーション、とくに男女交際において頻発しているというのが現在の実情ではないでしょうか。

統計とか、心理学とか、とにかく情報やノウハウに逃げずに、きちんと一人の人間と交際するという基本、原則を忘れないようにしたいものです。

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