眉について8

こんにちわメイクアップアーティストのTAKEです。延べ人数約4万人をメイクしてきた経験から導いた理論やテクニックを伝えていきます。
また根拠のない事が何かと多い美容業界ですが、科学的根拠も取り入れながら解りやすく伝われば幸いです。

それでは前回の続きとして今回からは「眉山:バランスのキーポイント」についてお話ししていこうと思います。
まず最初にお伝えしたいのは、今回のお題でもある眉山は絶対に元の位置からズラしてはならないということ。
理由として眉のバランスに大きく関わっているからです。
「眉について」でずっとお伝えしているように眉は顔の中、もっと細かく言うと眼周りの中で絶妙なバランスで成り立っています。その中でも特に中心となるのが眉山です。実は眉山だけでバランスをとっていると言っても過言でないくらい重要なポイントです。
その理由は大きく分けて3つあると思っています。
その1つが喜怒哀楽です。
骨格に表情が現れにくいアジア系の顔立ちにとって、眉は喜怒哀楽を表す上でとても重要な役割を担っています。
その喜怒哀楽は眉山を中心としたの表情筋(眼輪筋や眉丘筋)をつかって表す為、眉山がその筋肉の上にのっているかどうかが重要となります。
では眉山が筋肉の上にのっていないとどうなると思いますか?
人は何か感情的なリアクションを起こすと、自然と顔の筋肉を動かして表現しますが、眉山が筋肉にのっていないと筋肉だけが動いてしまったり眉山では無い部分が動いてしまいます。そうすると表情がとても不自然に見えたり無表情に見えたりするんです。眉が動かない顔って思っている以上に怖いですよ。
逆に眉山がちゃんと表情筋(眼輪筋や眉丘筋)にのってさえいれば、喜怒哀楽の表情がちゃんと出てくれますから、眉の形が上手くいかなかったとしてもなんとか眉らしく見えてくれるもんなんです。
よって自然な表情を出す為には常に眉山が表情筋(眼輪筋や眉丘筋)の上にのっていることが非常に重要といえるでしょう。
今日はここまでです。
次回はこの続きからお話しします。それではまた!

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