Bing Image Creator は商業利用できるのか、商用利用できないのか？
とあるお客さんから
「Bing Image Creator は商業利用できるのか、商用利用できないのか？」と聞かれたので調査してみたのですがとても興味深かったのでまとめてみます。
※実際にはこの原稿は9月には書いていたのですが、微妙な感じもしたので、Microsoft側の改訂を様子見ていたりしたんですが、12月になっちゃったので後悔しつつ公開します。
まずは「Bing Image Creatorは商業利用できるのか、商用利用できないのか？」をGoogleに聞いてみます。
商業と商用を微妙に交えながら検索を繰り返してみます。
検索結果では「できない」が優勢のようです。
念の為、Bingにも聞いています。
利用規約8条には「権利がありライセンスされ保証される」とあります。
コンテンツの所有権。Microsoft は、お客様がオンライン サービスに提供、投稿、入力、送信した、またはオンライン サービスから受信した、キャプション、プロンプト、作成物、またはその他すべてのコンテンツ (フィードバックや提案を含む) の所有権を主張しません。ただし、お客様は、オンライン サービスを使用し、コンテンツを投稿、アップロード、入力、提供、または送信することにより、Microsoft、その関連会社、および第三者パートナーに対し、その事業 (すべての Microsoft サービスを含むがそれらに限定されない) の運営に関連して、キャプション、プロンプト、作成物、および関連コンテンツを使用する許可を与えるものとします。これには、お客様が提供するキャプション、プロンプト、作成物、およびその他のコンテンツを複写、配布、送信、公に展示、公に上映、複製、編集、翻訳・翻案、フォーマットを変更するライセンス権、およびこれらの権利をオンライン サービスのサプライヤーにサブライセンスする権利が含まれますが、これらに限定されません。
本使用条件で規定するお客様のコンテンツの使用に関しては、いかなる対価も支払われません。Microsoft は、お客様が提供するコンテンツを掲載または利用する義務を負いません。Microsoft は、その独自の裁量により、コンテンツを随時削除することができます。
お客様は、コンテンツをお客様が提供、投稿、アップロード、入力、または提出するために必要なすべての権利を含め、これらに限らず、本使用条件に記載されているとおりコンテンツのすべての権利をお客様が有しているかまたは管理していることを表明し、かつ保証するものとします。
最終更新日: 2023 年 2 月 1 日
「よくある質問」にも
8 Microsoft は、Bingで Image Creator を使用して責任ある AI にどのように対処していますか?
Microsoft は責任ある AI への取り組みを重視しています。DALL·E を開発したパートナー OpenAI と協力して、Image Creator の責任ある使用を促進するエクスペリエンスを提供しています。そのため、OpenAI の保護と追加の保護が Image Creator に組み込まれました。
たとえば、有害な画像や安全でない画像の生成を制限するための管理策が導入されています。プロンプトから有害な画像の生成される可能性がシステムに検出されると、プロンプトがブロックされ、ユーザーに警告が表示されます。また、Image Creator の画像は AI で生成されたものであることを明示するために、個々の Image Creator 画像の左下隅には、AI で生成されたことを示す特別な Bing アイコンが表示されます。さらに、実在するアーティストの名前に関連付けられた画像の作成を制限するために、アーティストの皆様ご本人からのアーティスト名reportを受け付けます。
責任ある AI システムは引き続き改善されます。ユーザーが送信するプロンプトと、Image Creator で作成した画像の使用に注意することをお勧めします。
コンテンツ ポリシー に対する違反が繰り返し発生すると、Image Creator からの停止が発生します。一時停止は、Image Creator のユーザー インターフェイスを介して送信することで、申し立てを行うことができます。お客様のサービスの使用状況に基づいて、Image Creator の使用を完全に取り消す場合があります。
これで「商用利用できない」という解釈を加えることも合理的かなとは思います。しかし。
それは本当でしょうか？自分の目で調査してみましょう。
利用規約を読みに行きます。徹底的に読みます。
Bing Image Creatorコンテンツポリシー
https://www.bing.com/images/create/contentpolicy?FORM=GEN2CP
Microsoft Bing Image Creator
Microsoft Bing の Image Creator の使用に関するコンテンツ ポリシー
最終更新: 2022 年 10 月 10 日
Microsoft は、個人または社会に損害を与える可能性のあるコンテンツを制作するために、Image Creator を使用することを禁止しています。私たちのコンテンツポリシーは、私たちのプラットフォームの安全性を向上させることを目的としています。
搾取と虐待
Microsoft は、以下を含むがこれらには限定されないアダルトコンテンツまたは性的搾取を描写、フィーチャー、もしくは促進するコンテンツを制作するために、Image Creator を使用することを禁止します:
児童の性的搾取、虐待、児童の性的対象化
グルーミング
合意に基づかない私的な画像
性的勧誘
人身売買
個人の危害
自殺と自傷行為
Microsoft は、Image Creator を使用して、自傷行為や自殺を称賛、支援、促進、美化、奨励、指示するコンテンツを制作することを禁止します。
暴力的なコンテンツと行為
露骨な暴力とグロテスク
Image Creator を使用して、生々しい暴力やグロテスクな描写のあるコンテンツを制作することは禁止されています。
テロリズムまたは暴力的な過激主義
Microsoft は、テロ行為を描写するコンテンツ、テロ組織、テロ行為者、または暴力的なテロ思想を賞賛または支援するコンテンツ、テロ活動を奨励するコンテンツ、テロ組織またはテロの原因への援助を提供するコンテンツ、またはテロ組織への勧誘を援助するコンテンツを作成するために Image Creator を使用することを禁止します。
暴力的な脅迫、扇動、暴力の賛美
Microsoft は、Image Creator を使用して、暴力的な脅迫または扇動により他者への暴力を挑発するコンテンツを作成することを禁止します。
有害なコンテンツ
ヘイト スピーチ
Microsoft は、Image Creator を使用して、実際のまたは認識される人種、民族、国籍、性別、性同一性、性的指向、宗教的所属、年齢、障碍の状態、カースト、あるいは体系的な偏見または疎外と一貫して関連するその他の特性に基づいて、個人またはグループを攻撃、中傷、脅迫、劣化、標的、または排除するコンテンツを作成することを禁止しています。
イジメと嫌がらせ
Microsoft は、Image Creator を使用して、脅迫、威嚇、侮辱、品位を落とす画像、身体的危害の促進、またはストーカー行為などのその他の虐待行為を行う個人またはグループを対象としたコンテンツを作成することを禁止します。
詐欺、偽情報、不真面目な活動
Microsoft は、意図的に欺瞞的で公共の利益に悪影響を及ぼす可能性のあるコンテンツ (健康、安全、選挙の完全性、市民参加に関する欺瞞的または真実でないコンテンツを含む)、および偽のアカウントや自動化された不正な活動などの不正なやりとりを作成するために Image Creator を使用することを禁止します。
追加のコンテンツ ポリシー
その他、他の個人、組織、または社会に著しい損害を与える行為、または以下に違反する行為に Image Creator を使用することを禁止します Microsoft サービス規約 または Image Creator のサービス使用条件
Bing に懸念事項を報告する
Image Creator がこのポリシーに違反して使用されていると思われる場合は、そのポリシーを報告できます
https://www.bing.com/images/create/contentpolicy?FORM=GEN2CP
Bing スレッド エクスペリエンスおよび Image Creator に関する規約
https://www.bing.com/new/termsofuse?FORM=GENTOS
Bing スレッド エクスペリエンスおよび Image Creator に関する規約
最終更新日: 2023 年 2 月 1 日
If you are a Bing Chat Enterprise user, please visit this page to review the terms of use that apply to you: https://aka.ms/BCETermsOfUse
本追加使用条件 (以下「使用条件」という) は、Bing のスレッド エクスペリエンス、Bing のその他の AI を活用したジェネレーティブ エクスペリエンス (以下「スレッド エクスペリエンス」という)、および Bing Image Creator (以下「Image Creator」、スレッド エクスペリエンスと併せて「オンライン サービス」という) に適用されます。オンライン サービスは、人間の創造性を引き出し、刺激し、向上させることを目的としています。 本オンライン サービスを利用することで、お客様は以下の条件に同意するものとします。
参加資格と使用要件。 オンライン サービスを利用するには、Microsoft アカウントが必要であり、Microsoft Rewards のユーザーとしてサインインしている必要があります。スレッド エクスペリエンスの初期ロールアウトでは、スレッド エクスペリエンスの順番待ちリストに登録し、スレッド エクスペリエンスの利用が可能になったユーザーのみに利用が限定されますが、今後は、Microsoft アカウントでのサインインまたは Microsoft Rewards へのサインインが不要となる場合があります。本オンライン サービスの利用は、参照することにより組み込まれる、本使用条件 (以下「本契約」という) によって Microsoft サービス規約規定されます。お客様は、本オンライン サービスが、Microsoft サービス規約に定義されるとおり、サービスを構成することに同意するものとします。本契約と Microsoft サービス規約との間に相違がある場合は、本契約の相違する規定が優先します。
本オンライン サービスの利用には、オンライン サービスの利用に関連する情報の収集、使用、および開示について規定する Microsoft のプライバシーに関する声明も適用されます。
スレッド エクスペリエンスの順番待ちリスト。スレッド エクスペリエンスおよびその他の関連機能は、最初からすべての Bing ユーザーが利用できるわけではありません。これらの機能は、順番待ちリストへの追加を申請したユーザーのみが利用できます。順番待ちリストへの登録後、Microsoft は独自の裁量で、Microsoft が定めた方法で、ユーザーをオンライン サービスに追加する権利を有します。
オンライン サービスの使用Bing Image Creator およびスレッド エクスペリエンスでは、テキスト入力 (「プロンプト」) を送信できます。Bing Image Creator では、プロンプトに基づいて画像を生成できます(「画像生成」)。スレッド エクスペリエンスでは、プロンプトを送信し、オンライン コンピューター上のチャットボットと会話し、特定の状況下でテキスト コンテンツを生成できます (以下「テキスト作成」、画像生成と合わせて「作成物」という）。本オンライン サービスを利用する際は、オンライン サービス行動規範 (以下「行動規範」という) を遵守する必要があります。本オンライン サービスを利用することで、お客様は使用条件および行動規範を読み、理解し、遵守することに同意したものとします。
お客様は、オンライン サービスおよび作成物を、(i) 合法的な方法で、すべての適用法令を遵守し、(ii) 本契約、行動規範、Microsoft サービス規約、またはオンライン サービスに関連するその他の Microsoft ドキュメントに従い、(iii) Microsoft の権利または他の個人もしくは法人の権利を侵害しない、または侵害しようとしない方法 (オンライン サービスでコンテンツを生成する、または生成を試みる方法、目的、および/または手段を含むすべての「方法」) でのみ使用していただく必要があります。
オンライン サービスの性質上、作成物はユーザーごとに一意でない場合があり、オンライン サービスは、Microsoft ユーザーまたは他のユーザーに対して同一または類似の出力を生成する場合があります。 他のユーザーが同様の質問をし、同じ応答、類似した応答、または異なる応答を受け取ることもあります。
機械と人間のスレッド対話を含むオンライン サービスには、広告が含まれる場合があります。
You may cease use of the Online Services at any time. If you do not wish to use the Online Services, you may choose not to visit or engage with the Conversational Experiences or Image Creator features. If you wish to terminate your Microsoft Account, please see the Microsoft Services Agreement.
違反。Serious or repeated violations of the Code of Conduct may result in your suspension from whichever Online Services were involved in the violations or, potentially, all of the Online Services and other Services (as defined in the Microsoft サービス規約). You may appeal against your suspension from the applicable Service by submitting an appeal through the relevant Service user interface. We reserve the right to permanently suspend your use of the Online Services.
一時中断およびキャンセル。Microsoft は、第 4 項に加えて、理由の如何を問わず、一部のお客様またはすべてのお客様に対するオンライン サービスの全部または一部の提供もしくはサポートを、いつでも中断または停止できる権利を留保します。Microsoft は、お客様が本契約に違反した場合 (行動規範を遵守しない場合を含む)、お客様が詐欺行為または違法行為に従事していると疑われる場合、または弊社もしくはお客様によってお客様の Microsoft アカウントが停止または閉鎖された場合を含む、いかなる理由によっても、法的要件に従い、いつでも予告なくお客様のオンライン サービスの使用を制限、停止、終了できるものとします。
Bing Rewards の利用 - Bing Image Creator。Microsoft Rewards を Bing Image Creator ブーストに使うことで、画像生成を迅速に処理できます。
作成物の使用。Subject to your compliance with this Agreement, the Microsoft サービス規約, and our Content Policy, you may use Creations outside of the Online Services for any legal personal, non-commercial purpose.
コンテンツの所有権。Microsoft は、お客様がオンライン サービスに提供、投稿、入力、送信した、またはオンライン サービスから受信した、キャプション、プロンプト、作成物、またはその他すべてのコンテンツ (フィードバックや提案を含む) の所有権を主張しません。ただし、お客様は、オンライン サービスを使用し、コンテンツを投稿、アップロード、入力、提供、または送信することにより、Microsoft、その関連会社、および第三者パートナーに対し、その事業 (すべての Microsoft サービスを含むがそれらに限定されない) の運営に関連して、キャプション、プロンプト、作成物、および関連コンテンツを使用する許可を与えるものとします。これには、お客様が提供するキャプション、プロンプト、作成物、およびその他のコンテンツを複写、配布、送信、公に展示、公に上映、複製、編集、翻訳・翻案、フォーマットを変更するライセンス権、およびこれらの権利をオンライン サービスのサプライヤーにサブライセンスする権利が含まれますが、これらに限定されません。
本使用条件で規定するお客様のコンテンツの使用に関しては、いかなる対価も支払われません。Microsoft は、お客様が提供するコンテンツを掲載または利用する義務を負いません。Microsoft は、その独自の裁量により、コンテンツを随時削除することができます。
お客様は、コンテンツをお客様が提供、投稿、アップロード、入力、または提出するために必要なすべての権利を含め、これらに限らず、本使用条件に記載されているとおりコンテンツのすべての権利をお客様が有しているかまたは管理していることを表明し、かつ保証するものとします。
無保証、表明の禁止または免責、ユーザーによる補償。Microsoft は、オンライン サービスの開発および改善を継続的に行いますが、オンライン サービスの動作またはオンライン サービスが意図したとおりに機能することについて、いかなる保証も約束も行いません。オンライン サービスは娯楽を目的としたものであり、エラーが発生しないわけではなく、期待どおりに動作せず、不正確な情報を生成する場合があります。オンライン サービスに依存するべきではなく、種類を問わず、アドバイスを目的としてオンライン サービスを使用しないでください。本オンライン サービスは、ご自身の責任でご利用ください。
Microsoft は、Microsoft サービス規約のセクション 12 を一切制限しませんが、明確にするために、オンライン サービスによって作成された素材が、使用できるコンテンツのその後の使用において、第三者の権利 (著作権、商標、プライバシーおよびパブリシティの権利、名誉毀損を含むあらゆる権利) を侵害しないことを一切保証または表明しません。オンライン サービスのいかなるコンテンツも、適用法令に従い、第三者の権利に準じて使用する必要があります。さらに、ユーザーは、オンライン サービスの利用 (オンライン サービス コンテンツのその後の使用、本使用条件、Microsoft サービス規約、行動規範の違反、適用法令の違反を含む) に起因または関連して生じるいかなる請求、損失、および費用 (弁護士費用を含む) から Microsoft、その関連会社、従業員、およびその他すべての代理人を免責し、無害に保つことに同意するものとします。
お客様の居住地が米国の場合 (企業については、お客様の主たる業務地が米国にある場合)、マイクロソフト サービス規約の第 15 条に記載されている拘束力のある仲裁と集団訴訟の権利放棄について内容を注意深くお読みください。第 15 条は、本契約に関連する紛争を解決する方法に影響を及ぼします。
行動規範
Bing Image Creator および Bing のスレッド エクスペリエンス (以下、総称して「オンライン サービス」という) の使用は、 Microsoft サービス規約本書の「行動規範」のセクションに従いますが、本書は、これらのオンライン サービスで行動規範がどのように適用されるかについて説明を補足するものです。
本オンライン サービスを利用することで、お客様は以下に同意するものとします。
ユーザー、オンライン サービス、または他者に害を及ぼす活動に従事しない。 他者に対する嫌がらせ、いじめ、虐待、脅迫、威嚇、または個人、組織、社会に害を及ぼすコンテンツを作成したり、共有したりしようとしないでください。
他者のプライバシーを侵害する活動に関与しない。 個人情報の開示 (「ドキシング」とも呼ばれる) など、他人のプライバシーを侵害するコンテンツを作成したり、共有したりしようとしないでください。
詐欺的、虚偽、または誤解を招くような活動に関与しない。偽情報の作成、詐欺を可能にするコンテンツ、詐欺的なりすましなど、他者を誤解させたり欺いたりするようなコンテンツを作成したり、共有したりしようとしないでください。
他者の権利を侵害しない。 知的財産権を含む他者の法的権利を侵害するために、オンライン サービスを使用しないでください。
不適切なコンテンツや素材を作成または共有するために本サービスを使用しない。 Bing では、アダルト コンテンツ、暴力や流血、憎悪的なコンテンツ、テロリズムや暴力的過激派のコンテンツ、暴力の美化、児童の性的搾取や虐待の素材、またはその他の不穏なコンテンツや攻撃的なコンテンツを作成または共有するためにオンライン サービスを使用することは許可されません。
違法行為の禁止。オンライン サービスを使用する際は、適用される法律を遵守する必要があります。
コンテンツとモデレーション
The Online Services may block text prompts that violate the Code of Conduct, or that are likely to lead to creation material that violates the Code of Conduct. Generated images or text that violate the Code of Conduct may be removed. Abuse of the Online Services, such as repeated attempts to produce prohibited content or other violations of the Code of Conduct, may result in service or account suspension. Users can report problematic content via Feedback or the Report a Concern function.
Access Restriction and User Appeal
Repeated violations of the Code of Conduct may result in a limitation of service, or in severe cases, permanent suspension.
If you feel your use of AI powered experiences in Bing has been restricted in error, you may ask Bing to reevaluate its decision to suspend access. To appeal a decision to restrict access to these experiences, please submit a request using Microsoft's Report a Concern to Bing form outlining what you think we got wrong and why. While we encourage the use of Bing's new AI powered experiences, we reserve the right to ensure these tools are not abused.
© 2023 Microsoft
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第7条、なぜかここだけ翻訳されていない「non-commercial purpose」
7.作成物の使用。Subject to your compliance with this Agreement, the Microsoft サービス規約, and our Content Policy, you may use Creations outside of the Online Services for any legal personal, non-commercial purpose.
[Deepl翻訳です]
7.作成物の使用。お客様は、本契約書、マイクロソフトのサービス規約、および当社のコンテンツ ポリシーを遵守することを条件として、合法的な個人的かつ非商業的な目的のために、オンライン サービス外で作成物を使用することができます。
「non-commercial purpose」「非商業的な目的のため」であれば利用できるのですよね。8章には具体的な権利が記載されています。
しかし「non-commercial purpose」とは日本語で意見が割れそう。
英英辞典で調べてみます。
not involved with earning money by buying and selling things
モノを売り買いしてお金を稼ぐことに関わらないused to describe something that does not make a profit
利益を生まないものを表すのに使われる。
明確にthings、利益を産まない、というあたりです。サービスは微妙なんですよね。例えば商業目的で流通させることは禁じられるとして、プロのブログとして紹介したり、教育サービスとして利用するのはどうなんだ？
という質問は Microsoft 側にも投げられています。そもそもソフトウェアや教育サービスって営利目的にはならないときもあります。学校や市役所などの公共サービスもそうですね。
なおこのドキュメントの冒頭には気になる一行が加えられています。
If you are a Bing Chat Enterprise user, please visit this page to review the terms of use that apply to you: https://aka.ms/BCETermsOfUse
BCE: Bing Chat エンタープライズ ユーザー利用規約
Bing Chat エンタープライズ ユーザーの方は、こちらのページで適用される利用規約をご確認ください: https://aka.ms/BCETermsOfUse
実はBingにはBCE（Bing Chat Enterprise）というエンタープライズ利用者むけライセンスがあります。これは上記のドキュメント、つまりChatGPTがBingに搭載される直前（2月）ではなく、2023年の9月と比較的新しいものです。しかも「プレビュー」となっており、最終版ではないようです。
Bing チャット エンタープライズ ユーザーの補足条項 (プレビュー)
https://aka.ms/BCETermsOfUse
2023/09/04
最終更新日: 2023 年 9 月 1 日
これらの補足使用条件 (この "契約") は、Enterprise ("BCE") でのプレビュー会話型および AI を利用した生成エクスペリエンスに Bing Chat 適用されます。 BCE を使用することにより、お客様は本契約に拘束されることに同意するものとします。 本契約の「お客様」とは、お客様のorganizationではなく、個別にお客様を意味します。BCE はプレビュー サービスです。 BCE には、"現状有姿"、"すべての障害あり"、"使用可能な状態" が提供されます。 organizationにより、このプレビュー期間中に BCE の使用が有効になりました。 お客様は、BCE がプレビュー段階で提供され、それによって、セキュリティ、コンプライアンス、プライバシーに関するコミットメントが減少または異なる場合があることに同意するものとします。
適格性と使用要件。 organizationでは、BCE を使用する機能が提供されています。 BCE を使用するかどうかを決定します。 お客様による BCE の使用は、本契約および Microsoft サービス契約 (参照により組み込まれる行動規範を含む) によって管理されます。 お客様は、BCE が Microsoft サービス契約で定義されているサービスを構成することに同意するものとします。 本契約と Microsoft サービス契約の間に競合がある場合、本契約の矛盾する条項が制御されます。 BCE の使用には、BCE の使用に関する情報の収集、使用、および開示が記載された Microsoft のプライバシーに関する声明も適用されます。
BCE を使用する。 BCE では、テキストまたは画像の入力 ("Prompts") を送信し、オンライン コンピューターを搭載したチャットボットと会話したり、特定の状況でテキスト コンテンツ ("Text Creations") を生成したりできます。 BCE では、プロンプトに基づいて画像 ("Image Creations" と Text Creations ("Creations") と共に生成することもできます。 BCE を使用することにより、お客様は、コンテンツ ポリシー (以下第 9 項に記載) および行動規範を含む本契約を読み、それらを理解し、それらに従うことを確認するものとします。 お客様は、BCEおよび生成された創造のみを(i)合法的な方法で使用し、適用されるすべての法律を遵守する必要があります。(ii) 本契約、コンテンツ ポリシー、および Microsoft サービス契約のドキュメントに従う。(iv) 当社の権利または他の個人または団体の権利を侵害、不正使用、またはその他の方法で侵害しない方法 (明確にするために、"方法" には、BCE の作成を引き起こす、または生成しようとする方法、目的、および/または手段が含まれます。 BCE の性質上、クリエーションはユーザー間で一意ではなく、BCE は Microsoft または他のユーザーに対して同じまたは同様の出力を生成する場合があります。 他のユーザーも同様の質問をし、同じ、似た、または異なる回答を受け取ることがあります。 BCE には、コンピューターと人間の会話のやり取りが含まれます。これには、職場の ID やチャット履歴に基づいてターゲットにされていない広告が含まれる場合があります。
違反。 行動規範やコンテンツ ポリシーに重大または繰り返し違反すると、BCE から中断される可能性があります。 関連するユーザー インターフェイスを通じて異議申し立てを提出することで、BCE からの中断に対して異議を申し立てできます。 当社は、お客様による BCE の使用を永久に停止する権利を留保します。
中断およびキャンセル。 第4項に加えて、当社は、いつでも、および何らかの理由で、一部またはすべての顧客に対して、いつでもBCEの全部または一部を提供またはサポートを中断または中止する権利を留保します。 一般提供 ("GA") バージョンをリリースしない場合など、BCE の機能の一部またはすべてを非推奨にすることがあります。 当社は、いつでも BCE を変更または更新することができます (その機能、機能、ユーザー インターフェイス、ユーザー エクスペリエンス、またはこれらの側面またはその他の側面の任意の組み合わせを含む)。 法の要件に従い、当社は、お客様が本契約に違反した場合 (コンテンツ ポリシーの遵守を怠った場合を含む)、不正または違法な活動に関与している可能性がある場合、または当社またはお客様のorganizationによってアクセスが中断または閉鎖された場合など、何らかの理由で、いつでも通知することなく、BCE の使用を制限、中断、または終了することができます。
コンテンツの所有権。 Microsoft は、BCE (フィードバックや提案を含む) を提供、投稿、入力、または送信、または受信したプロンプト、作成、またはその他のコンテンツの所有権を要求しません。 お客様は、出力コンテンツに含まれる知的財産権 (例: 作品に限定されない) とその商用の使いやすさに関して、特に使用シナリオと関連する管轄区域の法律を考慮して、独自の決定を行う必要があります。 お客様は、お客様またはお客様のorganizationが、お客様がコンテンツを提供、投稿、アップロード、入力、または送信するために必要なすべての権利を含むがこれに限定されない限り、お客様のコンテンツに対するすべての権利を所有または制御することを保証し、表明するものとします。
保証なし。表明または保証なし。お客様による補償。 引き続き BCE の開発と改善を行う予定ですが、BCE がどのように動作するか、意図したとおりに機能することを保証または約束しません。 BCE はエラーが発生せず、期待どおりに機能せず、正しくない情報が生成される可能性があります。 BCE に依存しないでください。また、BCE を使用して何らかのアドバイスを行ってはいけません。 BCE の使用は、お客様ご自身の責任で行ってください。 Microsoft サービス契約の第 12 条を制限することなく、明確にするために、Microsoft は、BCE によって作成された資料が、お客様が使用できるコンテンツの後続の使用において第三者の権利を侵害しないあらゆる種類の保証または表明を行いません (著作権を含みますが、これらに限定されません。 商標、プライバシーおよびパブリシティの権利、および名誉棄損)。 お客様は、BCE のコンテンツを行動規範、コンテンツ ポリシー、適用法に従って使用し、第三者の権利の対象としなければなりません。 さらに、お客様は、BCE からのコンテンツの後続の使用、本契約の違反、Microsoft サービス契約の違反など、BCE の使用に起因または関連する請求、損失、費用 (弁護士費用を含む) に対して、Microsoft、その関連会社、従業員、その他の代理人を補償し、その責任を負うことに同意するものとします。 コンテンツ ポリシー、または適用法違反。
お客様が米国に居住している (またはお客様の主要な事業拠点が存在する) 場合は、MICROSOFT サービス契約の第 15 条にある拘束力のある仲裁条項と集団訴訟放棄をお読みください。 これは、本契約に関連する紛争の解決方法に影響します。
補足コンテンツ ポリシー。 BCE の使用は Microsoft サービス契約の行動規範セクションによって管理されますが、この補足コンテンツ ポリシー ("コンテンツ ポリシー") は、BCE 内での行動規範の適用方法に関する別のレベルの説明を提供します。
A. 実施。 BCE を使用すると、次の点に同意したと見なされます。
お客様や他者に有害な行為を行わない。 他の個人に対する嫌がらせ、いじめ、虐待、脅迫、脅迫、または個人、組織、または社会への危害を引き起こす可能性のあるコンテンツの作成や共有を試みないでください。
ボット/スクレイピングの動作、技術的な攻撃、過剰な使用、プロンプトベースの操作、その他のプラットフォーム外の不正使用など、BCE に有害なアクティビティに関与しません。
他者のプライバシーを侵害する行為を行わない。 個人情報の開示 ("doxing" とも呼ばれます) や、BCE を使用した個人の生体識別子/情報の処理に同意することなく、他者の写真やビデオ/オーディオ録音を撮影するなど、他者のプライバシーを侵害する可能性のあるコンテンツの作成や共有を試みないでください。
詐欺、偽り、誤解を招くような行為を行わない。 偽情報の作成、詐欺を可能にするコンテンツ、詐欺的な偽装など、他者を誤解または欺く可能性のあるコンテンツの作成や共有を試みないでください。
他者の権利を侵害しない。 BCEを使用して、知的財産権を含む他者の法的権利を侵害しようとしないでください。
BCE を使用して不適切なコンテンツや資料を作成または共有しないでください。 BCEは、成人向けコンテンツ、暴力や流血、ヘイトフルコンテンツ、テロや暴力的過激なコンテンツ、暴力の美化、児童の性的搾取や虐待の資料、またはそれ以外の場合は邪魔または不快なコンテンツを作成または共有するために使用することはできません。
違法な行為をしないこと。 BCE の使用は、適用される法律に準拠している必要があります。
B. コンテンツとモデレーション。 BCE は、コンテンツ ポリシーに違反するテキストまたは画像のプロンプト、またはコンテンツ ポリシーに違反する素材の作成につながる可能性があるプロンプトをブロックすることがあります。 コンテンツ ポリシーに違反する画像またはテキストは削除される可能性があります。 禁止されたコンテンツの作成やコンテンツ ポリシーのその他の違反の繰り返しの試みなど、BCE の悪用は、サービスまたはアカウントの停止につながる可能性があります。 ユーザーは、フィードバックまたは懸念事項の報告機能を使用して問題のあるコンテンツを報告できます。
C. アピール。 BCE の使用が誤って制限されていると思われる場合は、アクセスを中断する決定を再評価するように BCE に依頼する場合があります。 これらのエクスペリエンスへのアクセスを制限する決定を申し立てるには、 Microsoft の懸念事項の報告を 使用して要求を送信Bing、お客様が間違っていると思う内容とその理由を示すフォームを作成してください。 BCE の使用を奨励する一方で、これらのツールが悪用されないようにする権利を留保します。
https://aka.ms/BCETermsOfUse
ここまでのまとめ
・Bing Image Creator は非営利目的であれば使用できる。
・生成物の所有権はマイクロソフトが持っているが、主張しない。
・利用者はそのプロンプトや生成物が使われることを許容する。
・他社の商標を侵害する可能性があるがマイクロソフトの責任はない、ユーザに責任がある。
・利用者はその他の法律を守る
つまり、他社が商標を持っているような、例えば「ガンダム」とか「初音ミク」とかを入れて生成することは、許されてはいないということです。もちろんそれで生成した画像を売ったりすることはできません。
文化庁のいう「類似性」と「依拠性」ですね。
つまり、
・商いで稼ぐ意図（purpose）があり
・他社の商標を侵害する
これは明らかにアウトです。
リミックスについて
素材集に売ったりすることは権利解決上難しいと考えますが、個人用BingではなくBCEのようなエンタープライズを有しているユーザであれば、つまり役所のスライドで利用する無償提供される画像や大学等の教育サービスで利用するのは可能なようにも読み取れます。
生成した画像のリミックス権可能であると読みます。
画像には透かしが入っている
ただし、生成する画像には透かしが入っているようです。
「よくある質問」に興味深い話が書かれていました。
https://www.bing.com/images/create/help?FORM=GENHLP
Microsoft は、Bingで Image Creator を使用して「責任ある AI」 に真剣に対応しています。
Microsoft Bing Image Creator Designer からプレビューよくある質問
1. Image Creator とは何ですか?
2. Image Creator の使用方法は?
3. Image Creator を使用する順番待ちリストはありますか?
4.どの言語がサポートされていますか?
5.より良いプロンプトを作成するにはどうすればよいですか?
Microsoft Rewards は Image Creator とどのように機能しますか?
7. Image Creator のプロフィールと履歴は削除できますか?
8. Microsoft は Image Creator を使用して責任ある AI にどのように対処していますか?当社は責任ある AI へのコミットメントを真剣に受け止めています。当社の責任ある AI へのアプローチの詳細については、こちら をご覧ください。
有害な画像の生成を防ぐための管理体制を整えています。システムが潜在的に有害な画像がプロンプトによって生成される可能性があることを検出すると、プロンプトが自動的にブロックされ、ユーザーに通知されます。
また、Image Creator の画像は AI によって生成されていることも明確にしています。Image Creator を使用して作成された各画像の左下隅に、透かしが表示されます。ユーザーが AI によって生成された画像を識別できるように、C2PA 標準に基づくコンテンツ資格情報 (証明) を実装しました。存命中のアーティスト、著名人、組織は、懸念の報告フォームの AI 搭載の機能オプションを使用して、その名前やブランドに関連する画像の作成を制限するよう要請することができます。
9 Image Creator ポリシーに違反するとどうなりますか?新しいBing: 責任ある AI へのアプローチ最終更新日: 2023 年 10 月
Image Creator を使用して作成された各画像の左下隅に、透かしが表示されているそうです。ユーザーが AI によって生成された画像を識別できるように、C2PA 標準に基づくコンテンツ資格情報 (証明) を実装がされています。
存命中のアーティスト、著名人、組織は、懸念の報告フォームの AI 搭載の機能オプションを使用して、その名前やブランドに関連する画像の作成を制限するよう要請することができます。
C2PA：標準化団体Coalition for Content Provenance and Authenticity
標準化団体Coalition for Content Provenance and Authenticity（以下、C2PA）はこちら。
🔸編集履歴も全部残す、生成AI時代にC2PAは「当たり前」になるか？
SONYやNHKも加入しているようです。
https://www.nhk.or.jp/info/otherpress/pdf/2023/20230525.pdf
https://www.sony.co.jp/corporate/information/news/202203/22-0317/
責任あるAIへのアプローチ
またこちらの「責任あるAIへのアプローチ」も大変興味深いドキュメントです。
ペイント「mspaint.exe」のpaint cocreator
このブログを公開したのはこの件があったからです。
https://note.com/o_ob/n/n4311d903edbf
軽量でレイヤー機能を加えた「ペイント」はかなり嬉しいのですが、やはり予想通り「AI画像生成機能」を加えていきました。これは気になりますね。2023年11月30日現在、日本ではまだインストールができない状態でした。
今回のブログで扱った通り、マイクロソフトのAI製品サービスはかなりユーザの状況を理解して利用規約等が作られています。その上での日本語の「商業、商用、非営利」などの多様性に合わせるのが難しく「non commercial purpose」という表現で、翻訳をあえてしない利用規約になっているという発見でした。
以上、かなり長くなってしまいましたが最後まで読んでくれてありがとうございます。
フェアユースやサブライセンスの解釈で…
例えば、こんなケースではいかがでしょうか。
業務的に何かを頼まれていない個人が (1)Bingを使って生成した画像を公開（合法）→(2)これをネットに置く（合法）→(3)それを第三者が「使っていい？」と聞く→(4)「いいよ」と回答（合法）→(5)その第三者はその画像を利用してリミックス画像を作る（合法）→(6)その画像を公開（合法）。
引用やフェアユースの範疇で、これを第三者さんが「俺が100％つくりました」と言って販売したりしなければ特に問題はないのではないでしょうか。(1)がBingを100％としないで、NijiJourney（商用可能ライセンスあり）を混ぜて作った場合などでも同様の解釈が可能なのではないかと考えます。
逆にBingのライセンス違反となるケースとしては(1)が他者の権利侵害や、意図的に欺瞞的で公共の利益に悪影響を及ぼす可能性のあるコンテンツ (健康、安全、選挙の完全性、市民参加に関する欺瞞的または真実でないコンテンツを含む)、および偽のアカウントや自動化された不正な活動などの不正なやりとりを作成するために生成しているケースですが、これはそもそも(1)の段階で「Image Creator を使用することを禁止します」となりますので、問題は(3)以降ではなく(1)の利用者がBingのライセンス違反をした、という行為が問題になるという理解です。
どうしても「BingでのDALL-E3だけで頑張りたい」、しかも業務や商業レベルで頑張りたい、「でもBCP版の契約はできない（実際、どうやったら買えるのかよくわからない）」というプロ志向のユーザは、NijiJourneyやClipdropもしくは、Automatic1111やComfyUIにいきましょう。
商用利用可能な画像生成を使いましょう
NijiJourneyは商用利用可能です
Clipdropは商用利用可能です
Clipdropでは昨日リリースされた「SDXL Turbo」も使えますからね！
有料会員だとかなり快適に使えます。これだと1枚ごとの画像生成料金ではないばかりか、1秒以下で生成され続けるのでオトクな感じがします。
（近いうちに別のライセンスモデルが出たりするのかも？）
とある美術雑誌から依頼を受けて製作中…。
— Dr.(Shirai)Hakase しらいはかせ (@o_ob) November 29, 2023
これ、#SDXLTurbo です。
生成時間ゼロ秒なの、すばらしい。
新しい製作フローができつつあるよ…。
Shibuya Girls in Rain | しらいはかせ #pixiv https://t.co/wDKM7Z2D94 pic.twitter.com/kVK7cB4O2n
以下様式美
こんな地味な調査も一生懸命やっている「AICU社」をよろしくお願いいたします………！インターンも募集中してます
（11月期はそろそろ終了します）
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