#8 22/23 ドイツ ブンデスリーガ 第2節 バイエルンvsヴォルフスブルク
バイエルンはホーム開幕戦。レヴァンドフスキの退団を感じさせない6発の大勝を飾った勢いを継続させたい一戦。ライバルのドルトムントは連勝を飾ったため首位を奪還するためにも、サポーターの前で勝利が必須だ。先日お披露目されたCLで主に着用される3rdユニをまとって試合に臨む。
対するヴォルフスブルクはかつてバイエルンで18-19シーズンから19-20シーズンの途中まで監督を務めたニコ・コヴァチを今シーズンから迎え入れ、昨シーズン12位に沈んだチームを再び上位に復帰させたいシーズン。初戦はドローに終わったため、今シーズン初勝利を王者のホームで飾りたい一戦だ。
〜前半〜
アウェーチーム、ヴォルフスブルクのボールでキックオフ。
スタートから強いプレスで良い立ち上がりを見せるアウェーチーム。
5分 ヴィマーのヘディング
ヴォルフスブルクがボールを持つシーンが多く、珍しくバイエルンは守勢に回る立ち上がり。
パヴァールがマルムシュにドリブル突破されるシーンが2度3度。
ヴォルフスブルクは4-3-2-1で守備に入り、中央で攻めるバイエルンのアタッキングに対策。
13分 CKからパヴァールのヘディング
→クロスバーをかすめる
PA付近でヴィマーの突破に対してリュカのタックル→イエロー🟨
→マルムシュのFK
19分 ニャブリのクロスにマネのゴール
→惜しくもマネがオフサイド
中央から外から中央といい攻撃の形
マルムシュvsパヴァールのせめぎ合いは見応え
23分 ベンチのウルライヒにイエロー🟨
(サリハミジッチではなかったか笑)
24分 キミッヒのクロスからミュラーのチャンス
デイビスが中央突破するシーンが多い
↓
対するヴォルフスブルクはバイエルンの最短での攻撃を防ぐため中央閉鎖し外へと迂回させる守備システム。バイエルン全体がサイドに寄った際にはヴォルフスブルクも同サイドへ寄っていく。
26〜27分 飲水タイム
31分 センターサークルでのノイアーのクリア31分 ザビッツァーのシュート
33分 デイビスの中央でのドリブルの粘りから
ムシアラがもらって、2人に挟まれるもの
プレイやめずシュート
→ムシアラのゴール
37分 パヴァールのミドルシュート
→カステールスのナイスセーブ
38分 コーナーのサインプレーから
ニャブリのシュート
40分 キミッヒのシュート
40分 マネのチャンス
ヴォルフスブルクの中央締めの守備に対してバイエルンは、ミュラーが右の大外に張るなどしていつもよりピッチを大きく使い始めることでパスコースを確保
43分 ニャブリ、ムシアラ、ザビッツァーの
シュートと波状攻撃
44分 デイビスがぶっちぎり、マイナスで
キミッヒのシュート、ミュラーが触って
コース変えて
→ミュラーのゴール
45+2分 マネのシュート→オフサイド
45+3分 ノイアーのロングキック
[前半総括]
ヴォルフスブルクがバイエルンの攻撃の特徴をよく分析し中央締めの守備システムを構築し、立ち上がりはバイエルンにシュートを打たせなかったが、20分頃からミュラーが右の大外に流れ、逆にスペースの空いた左サイドではデイビスが中央も使いながら一気に突破するなど、攻撃の糸口を掴み始めた。好調ムシアラのシュートは流石としかいいようがなかった。全体的にデイビスの役割がカギを握っているように感じた前半で、2点目に繋がった突破も含め、ドリブルが光っていた。ピッチを狭く使うナーゲルスマン流のサッカーの真骨頂を見れた気がする。あれだけ上手く対策してもそれを上回るナーゲルスマンの修正、バイエルンの選手の質の高さを感じた。
〜後半〜
・バイエルン in サネ
out ニャブリ
・ヴォルフスブルク in クルーゼ
out ヴィマー
バイエルンはマネとムシアラの2トップ
その下にミュラーとサネ
ヴォルフスブルクは4-3-1-2に変更
49分 L.ヌメチャのシュート
50分 キミッヒのシュート
51分 デイビスのシュート
52分 リュカの勇敢なクリア
→スヴァンベリにイエロー🟨
54分 クルーゼの際どいシュート
56分 ミュラーのシュート
57分 サネのシュート
→コース変わるもカステールスの
ナイスセーブ
58分 コーナーからムシアラシュート
→こぼれにウパメカノのゴールもオフ
60分 バクとデイビスのスピード対決は見応え
61分 ヴォルフスブルク in F.ヌメチャ
out スヴァンベリ
(ヌメチャは兄弟です)
64分 ザビッツァーのシュート
68分 ヴォルフスブルク in ヴァルトシュミット
out マルムシュ
69分 パヴァールのクロスにマネのヘディング
70分 クルーゼのシュート
倒されてもすぐに立ち上がって裏抜けを狙うマネには好印象
71分 サネのシュート
→ミュラーのシュート
72分 コーナーからサネのダイレクトの
折り返しにミュラーヘディング
→マネのゴール→惜しくもオフサイド
78分 パヴァールのクロスにムシアラのヒール
80分 バイエルン in テル
out マネ
83分 バイエルン in フラーフェンベルフ
out ムシアラ
ヴォルフスブルク in ヴランクス、ブレカロ
out アルノルト、L.ヌメチャ
85分 テルの抜け出し→体感割と強いか
88分 ヴァルトシュミットのシュート
90分 テルのシュート?
90+1分 サネのシュート
→ディフレクトあったがナイスセーブ
[試合総括]
ヴォルフスブルクはシステムを変更したことで多少のチャンスを演出できたが得点には至らず。
バイエルンが試合終盤はピッチを広く使ったことでヴォルフスブルクも間伸びしなかなかカウンターを打つことができなかった。むしろサネがいたことでボール奪取もままならなかった印象。後半立ち上がりのチャンスを決めきれれば展開は変わっていたかもしれない。
フラーフェンベルフやテルなどの若手新戦力は出場時間は限られるものの途中出場させてもらっているためナーゲルスマンからの期待や信頼は高いことがわかる。勝っていることも含めて割と自由にプレーさせてもらっている印象があるため、ぜひ結果を残してほしい楽しみなタレントだ。前半のスピード感あるフットボールに加われる戦力になれることを期待したい。
サネは昨シーズンの輝きを見せれれば十分にスタメンを勝ち取る力はあると思うのだがコンディションがすぐれないのか、果たしてメンタル面の問題なのか、、 期待のかかる選手であるだけ頑張ってほしいところだ。
また昨シーズン、プレーの不安定さが露呈したウパメカノやザビッツァーは安定してきており、ゴレツカの不在やズーレの抜けを忘れさせるほどの活躍だ。
個人的に今日の立ち上がりからの修正を見て、ナーゲルスマンの分析力や修正力には感心したため、ベンチメンバーのフィット具合が上がればCLも狙える強さではないかと感じた。
今シーズンではベストゲームだ。
個人的MOM:ミュラー(デイビス、ムシアラ)
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