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心理相談室O-Live便り『はじめから完璧でなくていい』

こんばんは、心理相談室O-Liveです。
O-Liveと書いて(オーライブ)と読みます。
O-Liveは困り事や悩んでいることについて相談できるオンラインの相談室です。全国どこからでもカウンセリングを受けることができます。
↓詳しくは下記のHPをご覧ください↓


クリスマスが終わればいよいよ年末。
あっという間に1年が終わりますね。
最近は年末の大掃除が大変にならないように、少しずつ小掃除を続けています。小さな積み重ねがあるかどうかが、のちに大きな違いになるというのが実感できるのでおすすめです。

さて、本日のテーマは『初めから完璧でなくていい』です。
このテーマを聞いて、そんなこと頭ではわかっているよ、という方もいらっしゃるでしょう。かくいう私も、どちらかといえば完璧にやりたい、と少々張り切りすぎるきらいがあります。

そんな私が体験したことも含め、書いていこうと思います。

日々カウンセリングや相談業務を行っている中で、なんでも完璧にやらねばといういわゆる『完璧主義』の方が多いように感じます。それ自体が悪いということではないのですが、設定したハードルが高すぎると、超えていくのも大変です。初めはどうにか頑張れたとしても、だんだん息切れしてしまいますからね。

そのときに、ハードルが高すぎることではなく、ご自身の努力不足を責めてしまう。これが完璧主義における弊害だなと思っています。

私自身、この心理相談室O-Liveを立ち上げる際、ここまでやっておかなければ、ここはもっと改善して…とあれもこれも100%の状態にしたいと考えていました。今思えば、環境も仕組みも初めから完璧な状態でなければ開室できない、と思い込んでいたのかもしれません。

ところが実際は、ある程度の骨組みさえ整っていれば動き出すことができました。完璧である必要は全くなかったのです。むしろ、完璧にやったつもりでも、後から修正を加える所が次々に出てくるので、初めは大枠を整えるくらいで十分なのだと気づくことができました。

これは何事においても同じだと思います。

初めから全てを予測して、対策をたてるというのは簡単なことではありません。失敗するのが当たり前だと考え、修正を加えやすいように少し遊びを残しておくくらいの余裕をもったほうが、結果的にはうまくいくことが多かったです。

また。0か100かという思考になると、ついつい100じゃないなら意味がない、と考えてしまいがちです。でも、本当に100じゃないなら意味はないのでしょうか。一度でも失敗したら、そこで終わりなのでしょうか。

そんなことはありません。
私たちが日常生活において使っている商品や仕組みだって、初めから完璧に作られたものはほとんどなく、何度も試行錯誤を重ねながら、アップデートされ続けています。

こうした作業は、日々の生活においても同じだといえるでしょう。
いきなり目標に辿り着くことは難しいかもしれないけれど、ある地点から振り返ったときに、積み重ねてきたことが意味を持つ。
そうした気づきはカウンセリングの経過の中で、よく語られることです。

完璧にできないからやらない、完璧にできない自分はダメだ、と決めつけてしまう前に、大枠ができた時点でとりあえず表に出してみる、そして地味に見えるかもしれないけれど、小さなことを少しずつ積み重ねてみる

こんな風に、完璧を目指すことが高すぎるハードルではなく、いいモチベーションになるよう上手に付き合っていきたいものですね。


心理相談室O-Liveでは、こうしたご自身の性格や行動パターンについてご相談することも可能です。わかっているんだけど、なかなか変えられない、一人ではいつも同じパターンを繰り返してしまう。

そんな方はぜひ、カウンセラーと共に考えていきましょう。

当相談室のカウンセラーは、男女1名ずつで構成されており、異性に相談するのは不安、という方にも安心してご利用いただくことが可能です。
また、2名とも心理の専門資格である臨床心理士、国家資格である公認心理師を有しており、幅広い分野での実務経験があります。そのため、こんなこと相談してもいいのかと迷っておられる方にも、安心してご利用していただけます。

オンラインカウンセリングは完全予約制となっていますのでご了承下さい。
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臨床心理士・公認心理師
有馬 佐知江


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