れいこおばさんの空中遊泳
いろいろな締め切りに追われ(自分が悪い)、夜中まで起きる癖がついてしまい眠れなくなってしまいました。
そんな午前一時、「たま」を聴いています。早く寝たらいいのに。
小さい頃、たまの「さんだる」というアルバムをよく聴いていました。「さよなら人類」を聴いたことがある人は多いかもしれません。
そのアルバムの中に「れいこおばさんの空中遊泳」という歌があり、最近、仕事中にふと脳内でこの歌が流れることがあります。
わたしには、電柱に抱きついて「ミ~ンミ~ン」と鳴いてセミの真似をしたがためにわたしの兄から「みんみん」というあだ名をつけられてしまった「レイコ」という名の叔母がいまして、この歌を聴くと必ずみんみんのことを思い出します。すごくおもしろくてやさしくて大好きだったのですが、かなり前に40代で亡くなってしまいました。
みんみんが元気な頃、わたしはずっと不思議に思っていたことがあって、みんみんが一人娘(つまり、わたしの従姉妹)をものすごく厳しく育てていることでした。当時は「他の人にはやさしいのに、なんでそんなに厳しくするの?」と思っていました。
大人になって分かったのですが、厳しく育てていたのは、自分が早く死ぬことを分かっていたからなんですよね。
わたしは長生きしそうだし子供もいないのですが、社会人になってかなりの年月が経った37歳のいま、ようやくその感覚を理解できました。
ちょっと時間がかかったけど、今なら分かる。分かるよ!
みんみんと状況は全然違うけど、いつまでも今の状況が続くと思ってちゃいけないし、自分がいなくなっても大丈夫なようにしておかないといけないよね。例えば組織の話だと、自分の進退とは全く関係なく、組織が続くためには絶対にやらないといけないことなんだよね。と、ふと思ったんです。
そりゃそうだろ!!!というツッコミが聞こえてきそうですが、いま仕事で標準化とか育成とかそういうことばっかりやってるから考えちゃったんですよね。自分で痛感したという話なので、お許しください。
みんみんはすごい人だったなー。
れいこおばさん れいこおばさん れいこおばさん 戻っておいでよ
れいこおばさん れいこおばさん れいこおばさん 今すぐ地面に え~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?