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エヌビディア(NVDA)決算前予想

企業概要

エヌビディアはグラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)などのビジュアルコンピューティング技術を提供。PC向けグラフィックプロセッサ「GeForce」とメモリ製品を販売する。そのほかワークステーション向け「Quadro」、高性能コンピュータ向け「Tesla」や「3DVision」、モバイル通信向けに「Tegra」を展開。

株価推移

エヌビディアチャート

株価は順調に新高値を捉えていっている状況です。
AIのディープランニングなどで使用されるGPUの並列計算処理能力に将来性を期待していると考えます。
これらの詳細に関しては、他のテクノロジー関連の記事を参照して頂ければと存じます。

売上構成

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2017年4月決算から2020年4月決算まで四半期毎の各セグメント別の売上と在庫額の推移をグラフにしています。
上記から読み取れるのは、徐々にDATA CENTER向けの売上が大きくなっており、大黒柱であるGAMING向けと同程度の売上になってきています。

2019年1月に大きく売上高が減少しているのはビットコインバブルの崩壊によるマイニングで必要になるグラフィックボードの需要が落ち込んだ事が要因です。

2019年1月のビットコイン最安値を契機にGAMINGの売上が激減しています。

エヌビディアの株価は2018年10月を契機に下落傾向となっています。つまりは2018年4月時点でGAMINGの売上成長が鈍化した点、ビットコイン相場を読み解ければエヌビディアの株を急落前に売り抜ける事が可能だったと考えます。

今四半期決算の注目点

ビットコインチャート

上記のグラフはビットコインのチャートになります。コロナによりゴールド相場が堅調である影響もあってか、ビットコインも堅調な地合いとなっております。

これらの事からGAMING向けの売上も伸びる方向に考えており、恐らくアナリスト予想にもあまり織り込まれていない要素と考えます。

メインシナリオとしては、クラウド需要もありDATA CENTER向けの売上は確実に伸びると考えます。
台湾セミコンダクターの決算発表でもハイパフォーマンスコンピューティング向けが堅調な事が確認出来ている事から、アナリスト予想には既に織り込まれていると考えます。

任天堂ゲーム機switchの半導体も供給している事から、伸びると考えておりますが、セグメントとしてはOEMになり全体の影響度としては小さいと考えます。

まとめ

アナリスト予想 売上3.65B、EPS1.97(yahoo finance)は超えてきて、ガイダンスも良いものになると考えます。

クラウド需要がDATA CENTERの伸び率とどの様に影響しているか注目。

GAMINGの売上は仮想通貨市場に影響を受けていることが想定されるので、要注目。

仮想通貨バブル以降は会社としてもマイニング需要を当てにしておらず、2017年の様な在庫をあまり持たない効率重視の経営へと移行している。
(粗利率が上昇傾向)

以上。

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