見出し画像

「介護」ってだれが教えるの?

こんばんは!

埼玉県で介護福祉士をしている大西です!

今回のテーマは「介護の教え方」です。
皆さんは介護って誰から教わりましたか?

学校?職場の先輩?独学でしょうか?

以前働いていた特養で、どうにも刺さる言葉をくれた人がいます、今回はその言葉を思い出しながら書いていきます。

それでは277弾です、よろしくお願いいたします!!


「誰が介護教えんの?」

この言葉は確か、過去の職場について話していた時の事だったかな。

話の前後は覚えていませんが、ふと出たこの「誰が介護教えんの?」という言葉、これが心の底に刺さって抜けません。

そうだ、確か新人への教育の話をしていたかもしれません。

僕たちは、いや、僕は果たして「介護」というものを誰かに教える事が今まで出来ていたでしょうか。


偉そうに先輩面し、介護技術や利用者さんごとの関り方をレクチャーし、現場を回れるように指導し…

今までの僕の行動を振り返った時、「俺なんも介護教えられてないじゃん」と感じたことを覚えています

僕が今まで新入職者に教えていたのは「介護技術」や「ノウハウ」だけで、フロアの動き方やルーチンしか教えていませんでした。


この人は僕に様々な刺激をくれた人でした。

本当に出会ってよかったと思います。


ふと振り返ります。自分の事を。

僕は誰から介護を教わったのか。
意気揚々と高卒で介護現場に入り、即戦力である事に安堵を覚え、滞る「業務」に焦りを感じ、時間も体力も足りない中、介護について考える事を放棄していた、あの日々。

侮っていました。自分一人で学べるって。

今ならわかります、介護は誰かとじゃないと学べない。って。


いつの間にか、10代であった大西は「誰かから学ぶ」という事を諦め、答えや方向性を自分の中に求めていました。


そんな中、この「誰が介護教えんの?」という言葉でやっと目が覚めたような感じがします。


僕は何も本質を考えていなかった、なんて狭い視野だったんだ、と。


答えを求めるな、創り上げろ

介護は決まった答え、正解はありません。

いや、あるいは「無数に答えも正解もある」といったところでしょうか。

だから、求めてはいけません。
その現場内での介護は仲間と創り上げる物です。


そうして社内風土や、文化を創っていくんだと思います。

リーダーは方向性を決める役割がありますが、それはあくまでもかじ取りや重要な決断だけ。


僕たちは仲間と共に現場介護を創り、更に仲間を増やし、教える過程でもっと学んで共有して、それを繰り返していくんです。


僕は、これからそういう現場を創り上げたいと思っています。



今回はそんな話でした。

それでは今回も読んでいただきありがとうございます!

次回もまたよろしくお願いいたします!!

未来を創る介護福祉士  大西

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?