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介護職で人生は豊かになるのか?

こんばんは!

埼玉県で介護福祉士をしている大西です!

今回のテーマは「介護職の意味変」です
僕が介護職に見出している「意味」これについて触れていく回となっております!


それでは第267弾です、よろしくお願いします!


人の一番深いところに触れる

僕が介護職について感じている事です。
個人の価値観ですが、僕は「介護職は人の深いところに触れる事が出来る職業」だと思います。


そして、それこそが従来の手助け・サポートという介護から「学ぶための介護」へ意味変したこの職業の価値だと思っています。


皆さんも経験があると思います。

初めて施設に入所された方のなんとも言えない雰囲気。
あの表情、空気感。

要介護認定が降りている、という事は人それぞれ何かしらのものを抱えているわけですが、そのうえで見知らぬ場所に来て、見知らぬ人に身体を任せることもあるわけです。

その方たちに僕たちはどう関われるのか?


又は、認知症がある中どうしたらその人の大切にしている事を支えていけるのか?

周囲からは「異常だ」と疎まれてしまうあの人と、いったいどう関わっていけば良いのか…


食事が摂れなくなり、体力も落ち、段々と死に向かうその方を見て、どう感じるのか。


皆さんも色んな経験があると思います。


僕は、介護職に就かなければそういった「人の変化」や「死に対する受容の過程」等、知る由もなかったでしょう。


出会えば可愛がってくれたあのおばあさんも、通りすがりに手を挙げてくれるあのおじいさんも、皆みんな、僕たちよりも先に亡くなっていきます。


そういった事に触れることにより、不謹慎化もしれませんが僕は成長出来たと思います。


「死にたい」って苦しみもがく人に対して、あなたならどう関わりますか?

あるいは、出かけたい場所も食べたいものもあるのに日々我慢を強いられている人とあなたならどう関わりますか?


人とどう関わるか、僕はそれを介護を通して深く学ぶ事が出来たと思います。


いや、学んだというにはまだまだ未熟者でしょう。

しかし、介護にはそうした「学びの深さ」があると思います。


介護職は、単純に楽しいと思います。
誰かの支えになって、その人が納得のいく人生を送る事が出来るようになったり。

ちょっとした幸せを一緒に共有したり。


もちろんそれも魅力なのですが、「学びとしての介護」これがあっても良いんじゃないかと思います。


僕はそんな所にこれからの介護職のヒントがあるんじゃないかと考えています。

人は人を知る事で生き方を学びます。

人は人と関わる事で自己を理解します。

人の深い、生活というパーソナルな部分に関わる事で、人生を豊かに生きる為のヒントが得られるのではないかと、考えたりしています。


社会的意義もそうかもしれませんが、僕はそういった意味で「自分の為に介護職を経験する」というのが人生をより豊かに生きる為に向いているんじゃないかと思います。



どんな理由で介護職に就くかは自由です、しかしその理由の中のほんのひとかけらでもこの考えがあると、きっと何かが変わるんじゃないかと思います。

今回はそんな話でした。


それでは今回も読んで頂きありがとうございました。

次回もまたよろしくお願いします!!


未来を創る介護福祉士 大西

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