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在宅生活の限界点を上げる、とは?

こんにちは!
埼玉県で介護福祉士をしている大西です!

今回のテーマは「在宅生活の限界点」です。

これは自分の勤める「リハビリコンパス」の理念でもあるんですね。

この理念の想いや意味とは何か?
これについて書いていきます!!

それでは第272弾です、よろしくお願いいたします!!


「在宅生活という選択肢」の可能性を広げる


関わったケアマネ、お客さんからこんなことを言われた経験があります。
「定期巡回を知らなかったら退院してからすぐ施設だったよ、家での生活なんて考えてもいなかった」

僕は知りませんでした。いや、知らなかったというより考えてもいませんでした。怪我や病気により今まで通りの生活が送れなくなった方がどのように在宅復帰や施設入所を決めているのか。


退院する方のルートとして「病院」→「短期入所」→「自宅」or「長期入所」が定石であるんですね。
そして自宅に戻るにはいくつかのハードルがあり、それらをクリアしないと自宅に帰れないとお聞きしました。もしくは病院側もベッドを空けなければいけないので施設入所を勧められると。

施設勤務していた頃は考えもつきませんでした。


実際の声を聞いて「在宅生活の選択肢を広げる事ができたんだな」と実感しています。


もちろん最終的な決断をするはご本人であったりご家族です。

実際に自宅での生活をしてみて「いける!」と思う人もいれば「やはり施設の方が良い」と想い人ももちろんいます。

それでもそれは「選択」の上に成り立っているものです。


僕はこれこそが「在宅生活の限界点を上げる」という理念の意味だと考えています。

最初から「無理だ」と選択肢を放棄するのではなくて「やってみよう」と行動に移すことが出来る。

俗にいう「施設レベル」や「家じゃないよね」という思考による諦めを少しでも減らすことが出来ると考えています。


はなから決めつけず、本人の意思決定の元に暮らす場所も決められる、それが重要なんじゃないかと思います。

もちろん看護やリハビリも同じです。

本人の考えや想いを達成したり継続したりするうえで本当に重要な役割を持っています。

身体機能が維持・向上出来れば自宅での生活を継続出来るでしょう。

医療面でのサポートがあれば不安を少しでも軽減して生活を送ることができるでしょう。


そんな「本人の意思決定の幅を広げる」これが在宅生活の限界点を上げる、という理念の本質だと考えています。


まだまだこれから進んでいきます、自宅での暮らしに悩むすべての人に、手を差し伸べられる範囲のすべての人に携わっていけたらな、と思います。


それでは今回も読んで頂きありがとうございます。

次回もまたよろしくお願いいたします!!


未来を創る介護福祉士 大西

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