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『ジョーカー』

観に行って、頭の中でグルグルと感情が回ってしまう、そんな映画でした。以下ネタバレします。







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不穏な音楽、救われない世界、理解されないコメディ、陰鬱な空へと向かっていくかのような長い階段。

さまざまな出来事や過去により、主人公は自分の人生を「悲劇」から「喜劇」へと昇華させていく。その象徴的なシーンとして、陰鬱な空から一転し、雨上がりの爽やかな空の下、あの長い階段を軽やかに踊る主人公。解き放たれた狂気。

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関係ないけどこの階段最高のロケーションだな行きてぇ!と思いました。どうやらニューヨークに実在してるみたいですね。

https://goo.gl/maps/cbK8tZezZRLHnN3F8

カタルシスは、事件を起こし、逮捕され護送されるパトカーのシーン。クリームの「White Room」が流れる中、主人公に感化された暴徒が街に火を放つそのコントラストが見事でした。鳥肌立った。

いかようにも解釈出来るような形で終わるストーリーもこの映画だから許される形なのかなー。言われているような社会的弱者への美化や同情は、あくまで主人公に限って言えば感じなかったけど、「危険だ」という人は出るだろうなとは思いました。

とにかく面白かった。ただし、しんどいんでしばらく観たくないけどな。

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