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私がビレッジマンズストアを好きな理由

高校生くらいの時(10年前程)から知ってる赤いド派手なスーツを着た5人組バンド。

ビレッジマンズストア。

代表曲的なものは知っていた。
『WENDY』『夢の中ではない』あたり。

高校生の頃の私はバカだったので『すごく派手』みたいな感想をしか抱いていなかった。
ただ、なんとなく格好いいのは分かっていた。

それこそ、私は某CDショップで働いていてコメントも書いた事あったしTVで紹介した事も実はある。のにも関わらずドハマリはしなかった。けど、今年SCOOBIE DOとの対バンで衝撃を受けてドハマリした。


簡潔に言うと高校生の頃に見た『ド派手なロックンロール』が色褪せずそのままフラッシュバックしたからだ。

相変わらず派手な赤いスーツ。
相変わらず派手なロックンロール。
10年程経過したのにブレない。

そのブレずに走り続ける彼らのステージが、その10数年の重みが私の心にぶっ刺さってきた。
変化こそあっても芯がブレないのってこんなにも格好いいのか…と開いた口が塞がらなかった。

派手な見た目の男性をあまり好きにならない傾向がある私。
音で判断しろよって突っ込みは置いといて。
本当に申し訳ないが見た目だけで彼等を嫌厭していた節があり『“劣等感をもって焦燥感と劣等感をぶち壊す”ってボーカルイケメンやんか。派手やし。どこが劣等感よ…』と思ってた。
しかも正直めちゃくちゃ遊び人だと勝手に思ってた。(ごめんなさい、土下座します。)
だけど、腹の奥底に抱えるものが同じかもしれないと、気付いた瞬間にもうそれはそれは…

人は見た目で判断してはいけないですね。

知ればしる程に、私のような根暗な人間が抱える“劣等感”みたいなものを抱えてるというのが端々に散らばっていて、気付いてしまったからにはもう好きになる以外の選択肢なんてない。

改めて好きになってから『アダルト』という曲を聴いて好きが一気に加速した。

まず声に驚く。
声はもう唯一無二。
この声で華やかな見た目してたら怖いもんなんてないでしょ、正直。
このイケメンフロントマンは水野ギイというのだけど、ギイさんがフロントマンってだけで勝ちだと思う。

こんなに華やかで端正な顔立ちしているにも関わらず女性と目を合わせられないと、公言してるし実際TV番組で物凄く目が泳いでいた。
ギャップが凄すぎる。可愛いすぎるだろ。

それはさておき。

曲はド直球のロック。
ど真ん中を狙う王道ロック。

ここに載せた『アダルト』に関してはメロディーと歌詞が良すぎる。
サビのメロディーなんて心攫われるよ、本当に。
この、激エモスタジオライブはエモすぎて(エモいはあまり使いたくないけど使う)ずっと語り継がれるであろう胸アツなライブ映像だと思う。(赤いスーツじゃないのが惜しい!私服は私服でよいけどね。)

本当にどの曲も王道のロックンロールで、ロック好きにはたまらない。
ギターソロきた瞬間『キタ~!!!』って叫びたくなる。(というか、家で一人で叫んでる。)
にも関わらず、コロナ禍を受けて全員で毎週金曜日に配信していた『金曜ビレッジ』という配信は拍子抜けする程に皆さん可愛らしくて、同一人物とは思えない。
全員で仲良く話してる所から滲み出るメンバー間の信頼感。
そういう所もとても好き。
長年連れ添って走り続けてきた証じゃない…。

そんなビレッジマンズストア。

いつも私の側でうるさいくらいに生活を彩ってくれている。
仕事で疲れた毎日さえもビレッジマンズストアがいれば何も怖くない。
私の退屈な毎日を何も間違いなんてないと肯定してくれる。

そんな、気持ちにさせてくれるのは彼らが何年経っても変わらずに、ステージの上から日常に潜む劣等感、焦燥感をぶち壊す爆発のようなド派手なロックンロールをかき鳴らしてくれるから。

劣等感も焦燥感もロックバンドを前にすると全部ぶち壊せるんだぜ!と証明し続けてくれる。

だから、私はビレッジマンズストアが好き。
これこそが、
私がビレッジマンズストアを好きな理由。

これからも私の退屈でたまらない毎日をその爆発音のようなロックンロールで彩り続けて下さい。

心より愛を込めて。

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