4_何もかも見えなくなって分からなくなった日



何が原因だったのか何が苦痛でそれに至ったのかは未だによく分からなくて、その日消えるはずだった命を抱えてただ漠然と今も生きているのだが
今思えば大きなきっかけは本当に無くて、小さな出来事が積み重なって耐えきれなくなったんだと思う。
うつ状態のせいで体がどんどん重くなって動けなくなったりとか、度重なる他人への不満とか、家族にも恵まれているくせに希死念慮が消えない事への自責の念とか、常に付きまとう不安感とか、そういう小さいこと。
今までなら耐えてこれたはずだったのだが、今年に入ってから環境が変わったせいなのか心の余裕が0になってしまって
ここだけの話、数少ない友達や彼氏の「死なないで」「生きて欲しい」などの励ましの言葉も、「辛いよね、分かるよ」「しんどかったらなんでも言ってね」などの同情のような言葉も全て聞いていて嫌気がさすようになってしまって
(実際今も同情されることやわかったようなふりをされるのは気分が良くないが)


10月31日、自殺未遂をした。また死ねなかった。



何をしたのか細かくは書かないけど、普通なら致死量のはずでこれでようやく終われるんだと思った
(後日彼氏に「そんなことじゃ死ねないの自分が一番わかってるでしょ」と言われたがその日は謎の自信があった、)

振り返れば数年前に飛び降りを図っても打撲で済んだ(済んでしまった)のだから、超人並みの体の強さなんだと思う

本当に死なせて欲しい。

不安感と生きるのも自傷行為で気を紛らわせながら生きるのももう嫌で、
自分よりも笑えて、動けて、日々楽しそうに生活をしていて、死とほぼ遠いような人間達に私の想いや辛さをわかってもいないのに理解しているような素振りをされてうんざりしていて、
何よりどんどん何も出来なくなっていく自分を見るのが辛くて、恵まれているはずなのに死にたいと言い周りに迷惑をかけ申し訳なくて、
とにかく終わらせたい、死んでしまいたい。

なんでも言って、と言われ相談をしてもなにも変わらなかった、いざヘルプをだしても誰も真剣に考えてくれなかった。
もう少し早くカウンセリングを再開していればカウンセラーさんが少しでも楽にしてくれたかも、と思ったが体は動かなかったし。
とにかく、絶望しかなくて、辛くて、自殺することしか考えられなくてことに至ったのだが

結果的にまた生き延びてしまったし、家族を泣かせてしまったし、友達や彼氏には呆れられたと思うし、搬送先の看護師さんと約束した「もうODをしない」という約束も結局守れなかった

本当にどうしようもない人間だな、と思う

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