ハンドパンという楽器とベースのシナジー
常日頃から節操なく音楽聴いてるochiですが、例の感染症で家にいることが多くなってからこの3年、チルい音楽を聴くことが多くなりました。
2020年はTom Mischの「What Kinda music」を死ぬほど聴いたり、SpotifyのPlaylistでチルmixとかムーディーmixみたいなやつをとりあえず流すというのもよくやります。
最近よく聴いてるDahma
そんな中で、Instagramで前からチェックしていた、ビートメイカーでベーシストのNoryさん(miffrino)がやっているDahmaというバンド。
ヤバカッコいいでしょ、これ!
動画の左に立ってるReo Matsumotoさんが使っている楽器はハンドパンというもので、スティールパンを素手で叩くからハンドパンというそう。個体によってスケールが違って奏者は音階ごとに楽器を使い分けるらしく、オリエンタルな響きが素敵。
ルーツは意外と新しくて2000年にスイスで作られたらしい。なのに北アジア〜中東手前のシルクロード感がする音。日本っぽい感じもあるといえばある、色んな国に連れてってくれる音色。
Dahmaの編成はこのハンドパンに、Noryさんの6弦ベースがメロディ、ベースラインを加えてさらにROLANDのサンプラーSP404にReoさんのボイスパーカッションなどを駆使してチルアンビエントエレクトロローファイダンス、みたいなジャンルを作り出してるのです。
このバンドのEPやアルバムは去年からずっと知ってたけど、今年に入ってこのライブ動画を観つけて何度も流してるうちにすっかりハマってしまい、Noryさんが弾いてるIbanez SR1806がカッコ良すぎて、同じ機種を中古で探して買ってしまった。(こんなオーガニックで穏やかな音楽やってるのに使ってる楽器がIbanezっていうのがまたいいな。Ibanezにジャンルなんてないんだ)
圧のない、でもしっかりメロディが立っていて、現役のビートメイカー二人が作るビートもすごく良くて、色んな国や風景がイマジネーションとして浮かぶ、このDahmaの音楽は最近すっかり自分の日常のサントラになっていて、とりあえずなんか音聴きたい、という時はこれを流したりしてます。
ハンドパンとベースって相性いいらしい
ハンドパンという珍しい楽器に、ベースが加わって、という編成珍しいなと思ってたら、意外と同じような感じでやっている人が世界中に多くいるみたいで、YouTubeで「handpan bass」って検索するだけでも何組か出てくる。
ハンドパンって高めの音で打楽器的なアルペジオフレーズやメロディを出すから、ルート込みのコードも弾けるベースがそれを補うことで、音域的にも住み分けできる、いい関係が築ける組み合わせなのかもしれない。(音階をまとったパーカッションという楽器であるリズム的な縦の動きのハンドパンと、サステインが長い弦楽器で低音やメロディ、コードを支えられる横の動きのベース)
ギターとハンドパンもいるんだけど、低音が出せて曲のレンジ感が大きく取れる点で、どちらかいうとベースの方が相性いい気がした。
この組み合わせを生んだ、始祖になるアーティストがいるのかは分からないけど、シンプルに珍しくて人目を引くし、音は素敵な癒しの音と、なかなかいい編成だと思う。
こういうバンドならやってみたいな。野外も似合いそうだし、小さいカフェやバーでも演奏できるし、配信でもいけそう。
これ読んでくれたハンドパン奏者の方いたら、一緒に音出しましょう〜!
僕、ベース弾けますよ〜!
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