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2023年振り返りアート編

三が日も終わり、いつまで振り返りやってるんだ?という時期に差し掛かっていますが、これをやらないと落ち着いて先に進めないのでとにかく書いてしまいます。

とうとう趣味が仕事に?

2023年の4月より、美術展ナビさんへ寄稿させていただくことになりました。名古屋市内外の美術展を取材して、レビュー記事を書いています。やっていることはこれまで趣味で続けてきた美術展レポートの延長線上にありますが、自分の感想だけを書くのではなく、美術展の狙いを汲み取り、魅力をわかりやすく伝えることがメインだと心得ているので、自由奔放に書き綴るのではなく多少抑制的な書き方になります。(それでも熱量が高すぎて文字数が多くなりそうなのを必死でセーブしております)

最初はおっかなびっくり始めたレビュー記事ですが、おかげさまで月2回程度の更新ペースで続けることができるようになりました。それぞれの美術館が持つ特徴や、同じ美術館でも担当する学芸員によっても展覧会のカラーが変わること、あるいは作品の見せ方と時代の空気が呼応していることなど、数をこなすことで見えてくるものがあり、ますます美術展めぐりの深みにはまりつつあります。

ただ、上記のようなことを感じることはできても適切な言葉に落とし込む作業は難しく、この場で何かを語れるレベルではありません。ですので、2023年にどんな展覧会を見てきたか、具体的な紹介をするにとどめます。

記事にした展覧会

見やすいよう、そして各記事へ跳べるように、マガジンにまとめました。全部で19件あります。

記事にならなかった、あるいはしなかった美術展

全部で16件、見に行った順でならべました。
1月・アンディ・ウォーホル・キョウト 京都市京セラ美術館
2月・展覧会 岡本太郎(愛知県美術館)
3月・アーツ・アンド・クラフツとデザイン(愛知県陶磁美術館)
4月・収集された海外の陶磁器(瀬戸市美術館)
5月・未来へつなぐ陶芸 伝統工芸のチカラ(愛知県陶磁美術館)
5月・幻の愛知県博物館(愛知県美術館)
6月・徳岡神泉(名都美術館)
6月・碧い海の宝箱(碧南市藤井達吉現代美術館)
7月・栗木義夫 CULTIVATION―耕す彫刻(清須市はるひ美術館)
8月・日本画クエスチョン(名都美術館)
9月・川合玉堂(名都美術館)
10月・三島喜美代 遊ぶ見つめる創りだす(岐阜県現代陶芸美術館)
11月・これかれにたゆたう(アートラボあいち)
11月・沖縄の美(豊田市民芸館)
12月・磯野宏夫絵画展(古川美術館分館 爲三郎記念館)
12月・アートサイト名古屋城 創造の復元(名古屋城)

なお、豊田市美術館の展覧会は入っていません。というのも、そこでガイドボランティアを始めたため、一般人としての観覧はしていないからです。ただし、取材で入っていますし、ガイドを行うので展示解説もできるだけ頭の中に叩き込んであります。

みんな違ってみんな良い

今年はやたらに件数が多いですが、行き先も分野もバラバラです。「みんな違ってみんな良い」ということをますます実感させられる日々でした。それぞれの展覧会の特徴、もっと言えば推しポイントを語ることはできますが、優劣はつけられません。どの美術館も、地域や館の事情(サイズ、予算、人脈など)と方針にあわせ、持てる資源を活用して最適な展示をしようとしているからです。
ただ、個人的な好みはありますので、「気に入った展覧会」を挙げることは可能ですが、それをして良いものかどうか。できましたら記事を読んでいただき、そこに込められた熱量で判断していただけたらと思います。

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