愛と暴力

実は紙一重なのではとふと思った。

というのも、僕は一般的に嬉しいこととされる「褒められること」が苦手だったりするからだ。(親しい人はその限りでは無い。)

なぜ苦手なのか考えてモヤモヤしていたが、とりあえずたどり着いた結論としては「それがボディタッチや性交渉みたいなポジションにあるのではないか」ということだった。

仮に私が女子だとして、触られるにしても知らないおじさんと恋人では受け取る意味が違うだろう。まあ両方経験がないので憶測でしかないが。しかし一般的には前者はセクハラで、後者は愛情表現みたいなポジションにいる。

性交渉にしても前提となる関係性がなければ暴力であり犯罪だ。

そうか、関係性によって意味合いが変化する行為があるのは普通のことのようだ。

では私は「褒め」のどこに暴力を見出しているのか。

それには多分私の「(正しく?)理解されたい」みたいな欲求が絡んでいるのだろう。分かってないくせに、お前の型に押し込めて推し量るなんて暴力だ。それでいてあたかも仲を深めたような、いいことをしたかのような気でいるなど暴力だ。みたいな感情があるように思う。

もちろん他人を100%理解することなどありえない。それはわかっている。でもさすがにここまではパッと見でも分かるじゃん?と思って小出しにして意見表明をするが、それは表明せずとも察してくれるような人間にしか届かない。

「褒め」についてそれを感じるのはレアケースかもしれないが、やはり多少なりとも好意と暴力は裏表の関係にあるのではないかと思う。

それを分かった上で、相手との距離を慎重に測り、時に見誤りつつも轢き逃げのような暴力にだけならぬよう誠実にいたいものだが全人類がそう思う訳でもないので、折り合いもつけた方が良いんだろうとも思いつつ。

という書き散らしでした。

余剰があったらお恵みを… 懐が暖まれば書く気も湧くはず…