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『コーヒーがないと生きていけない!』

CAN'T LIVE without COFFEE
岩田リョウコ 著

「毎日がちょっとだけ変わる楽しみ方」
「アメリカで一番有名なコーヒー愛好家」
ポップな絵とド派手な表現で表紙を飾って読者を誘うこの本に私も誘われてみました。

私は何かにのめり込むとある一定期間どっぷりハマる事があります。
それでも、「〜が無いと生きていけない。」とは思った事がなくて、どっぷりハマった後は急に冷めたりするから、そのような事は言わないようにしてたりするんですよね。

著者は「朝起きたらすぐにコーヒーを飲まないとベッドから起きられない」と言います。
これが誇張でなく実生活で本当にやっているのならちょっと引きます。

著者はコーヒーを好きになったのが30歳頃でそれまで飲まなかった分を取り戻すように飲み続けていると表現しています。
シアトルでスターバックスにのめり込み、オーストラリア、フィンランドなど海外にもコーヒー遠征しているようです。

わたし史上最高のコーヒーは?

「これまでで一番おいしかったコーヒー はどこのですか?」という質問をされる ことがあります。 
(中略)それは・・・ふつうの缶コーヒーでした。
どこでも買える正真正銘ただの缶コー ヒー。ちょっとガッカリ? でもそれを 飲んだのは富士山の山頂だったのです。 
(中略)食べ物や飲み物の「おいしい」が決まるのはその環境だったりするんだなと。

このコラムは真実ですね。雰囲気があっていい音楽と好きなカップで淹れてもらったコーヒーは美味しいですからね。

コーヒーの淹れ方の説明は初心者に偏った知識を与えちゃうかもしれないなと思うんです。
「ペーパーフィルターは濡らす」
「ドリップで蒸らしたら揺すって撹拌」
「浸漬式がメインで透過式が出てこない」など、
できれば「色々な方法があるけどこれが好き」みたいな説明が欲しかったな。

私もいまだにどれがいいのか分からないけど、色んなやり方があるのは知っているから。
ても、初心者にコーヒーの知識を説明するにはもってこいの本なので、もっともっとたくさんの人がコーヒーを好きになってほしいな。

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