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『不自然な宇宙』
宇宙はひとつだけなのか?
須藤 靖 著
私たちが生きている宇宙の端(宇宙の水平線)までの距離は138億光年だと言われている。
その外側はどれだけ科学が発達しても見ることはできない。光が到達できる距離の限界だからだ。
そこまでが私たちの宇宙とすると、その外側はどうなっているのか。そこには別の宇宙が存在するのだろうか?
また、量子的な考え方では観測するまではその存在は確定しないとも言われている。AでもありBでもある状態が存在するのだそうだ。
全ての事象が分岐する時に宇宙が分裂し物事を選択した数だけ宇宙が作られているということが起きている可能性があると考えられている。
地球上で水が液体として存在するためには、地球と太陽の距離が現在の0.95~ 1.15倍という極めて狭い範囲(ハビタブルゾーン)に位置していなければならない地球はまさにその条件を満たしている。この事実から何かわかることはあるか。
この問いに対する常識的な回答は次のようなものでしょう。
・・・全くの偶然の結果である。その結果が特定の条件を奇跡的 に満たしていたとしても、偶然に意味はない。
しかしよく考えると、次の回答もあり得ます。
・・・しかし、宇宙に無数の惑星系が存在するのならば、その中に少くとも1個以上のハビタブル惑星があるほうがむしろ自然である。
つまり、この宇宙 には、太陽系以外に膨大な数の惑星系が存在するという結論が導き出される。
非常にわかりづらいが地球に生命が存在する可能性はものすごく低いが存在するということは膨大な宇宙の空間と多元宇宙を考えれば地球以外にも生命が存在する可能性はあるということなんだろう。
宇宙を研究する人達はこんな難しい事を考えているんだね。
アニメなどでよく出てくる異世界とかマルチバースなどもこの考え方から始まっているんだろうね。
宇宙に興味があり、考えてみたいのだが頭がついていかない。
ある現象をとらえ、それを数式で表す場面がよく映画などで紹介されているけど、あれは一体何をしているんだろう。
微分だとか積分を使えば宇宙が少しはわかるんだろうか。
それでも宇宙に興味が尽きない。
いつかとんでもない発見があるといいね。
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