見出し画像

『美しい国へ』

安倍晋三 著
2006年第一刷発行

本棚の中に読まれずにあった本を読むシリーズ第2弾。いつ買ったのかわからないが、興味はあった。

1982年に安部晋太郎外務大臣の秘書として政界に入り、2000年に内閣官房副長官、2003年から自民党幹事長、2005年小泉内閣の内閣官房長官に就任し、2006年9月 内閣総理大臣に指名された。
ちょうどこの頃に書かれた本です。
まさかこの後体調不良で短期間の内閣となるとは思っていなかっただろう。

外務大臣秘書を経験しているため外国の要人や各国の政策に関して詳しく、その政策や考え方をどのように日本に生かしていくか考えている。
政治に疎い私には政治家とは口先だけで、広い視野など持ち合わせておらず人気取りの発言と行動しかしていないものだと思っていた。
しかし、安倍晋三はこの本の始めの頃に以下の言葉を記している。

わたしが政治家を志したのはほかでもない、私がこうありたいと願う国を作るためにこの道を選んだのだ。

ここまで言い切れる人がいることを私は知らなかった。

この後、2012年総理大臣に就任、これから8年近く歴任、後半は色々と問題はあったが、民主党が粉々に崩してしまった日本を見事に再生させた。
隣国にも今までの優柔不断な態度と違って毅然とした態度で言うべきことははっきりと言うたくましい首相だった。
これからも、日本の首相はこうあってほしいと思う。



新しい国へ 美しい国へ 完全版 (文春新書 903) 

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?