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22年12月広島旅行3日目(広島)


呉の記事が長くなったので、中途半端で短いがフェリー以降の旅記をここにまとめる。

 呉から宇品はフェリーでゆっくり45分ほど。これがほんとうに短くて、名残惜しさがここ数日で一番だった。

月明かりと街灯りのなんと美しいこと

 この旅の目線が宇品の暁橋に始まりまた宇品に到着して終わるというのは偶然とはいえ、彼らを一周したような気持ちになる。ナーバスにだってなる。旅も終わりか──しかし宇品から広島駅に直帰はしていないのである!!

いま広島市内で何がホットか知っているか!?

広島ドリミネーションだ!!!!!

※個人差があります

 実は1回も行ったことがないドリミネーション。見かけたことすらない。夜の市内に用事、ないからな……(郊外居住並感想)。
 中電前で下車して平和大通りに出る。
 すぐに鮮やかなイルミネーションが目の前に広がった。地元のパリパリな輩を横目に、幻想的な夜を歩きながら八丁堀へ向かう。

 つい1時間半くらい前まで呉の濃厚な歴史を浴びてここに戻ってきているので、こんなにきらきらした広島見られる現代って最高やね……という謎の感慨に耽ってしまった。平和記念資料館を今回は見送ったのだが、却って正解だったかもしれない。前後不覚になってしまう。今度は行きますからね。
 今度行きますばっかりやね。

 今度行きます。

 ぷらぷらと歩いて八丁堀にたどり着けば、今度こそ広島駅に戻るだけである。
 広電に乗り込み、ゆらゆらと車窓を見送る。楽しかったと手ぶらで言えるような旅ではなかったが、充実した、間違いなく今来てよかった旅だった。今だから読み取れるものがあり、感じられることがたくさんあったように思う。

 辿り着いた広島駅南口の工事も、5月に比べると随分と進んで形がなんとなく見えてきていた。エキキタエリアにはサッカー場もできている。

 次に私がここに帰ってきたとき、このまちはどんな姿で出迎えてくれるのだろう。
 もうすっかり置いてけぼりを食らった他人のような気持ちなのに、それでもこのまちに来ると「帰ってきた」と言ってしまう。
 また「帰ってきた」と言えるだろうか、このまちもこの私も。

 そんなことを考えながら、この地を離れる深夜バスに乗り込んだ。

▷写真いろいろ

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https://instagram.com/tosasake88


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