見出し画像

腹膜中皮腫闘病日記 -vol.7-

前回のお話はこちらをクリック。



初めての大きな病院


2024年4月18日

朝から大きな病院に行きます。

幸い家から車で1時間もかからずに
行ける距離にあったので良かったです。

こういう時、大きな病院や専門的な病院が
近所にないことも多々あるでしょうから、
通院の負担が少ないのは本当にありがたいですね。

診療は朝8時台からやっているので、
なるべく診療開始時間に合わせて出発します。

距離自体は大したことないのですが、
朝の渋滞をなんとか乗り越え無事到着です。

渋滞のせいで診療開始時間には間に合いませんでしたが、
比較的早く着くことができました。

が、

朝イチからすでに駐車場に入る車が列を成しています。


「ナンジャコリャー!!!」

もちろん平日なのですが、

祝日のイオンモールの駐車場ですか?


って感じです。

祝日のイオンモールの駐車場を知りませんが。

デカ病院の規模感が想像以上でした。

駐車場も何台停められるの?というくらい広いので、
到着から20分?くらいしてようやく駐車場にも
停めることができました。

朝の渋滞&駐車場激混みで
もう病院に入る前から疲れちゃいました。

一息つきたくなりますが、
戦いはこれからなので院内に入ります。

広い!!!広すぎる!!!!


デカ病院って本当にすごいんですね。

建物の規模感もそうですし、
施設も色々あるし、
そして何より患者さんの数がすごい。

ここにいる人のほとんどが私のように
町のクリニックなどで「手に負えません」
言われた人たちなんだなぁと思うと、
大変な病気と闘っている人ってたくさんいるんだなと
改めて思ってしまいます。


さて、建物も大きいので、
地図を確認して初診受付のカウンターを目指します。

初診受付カウンターは混んでいなかったので、
紹介状やすでに撮影したCTのCD-ROMを渡して
経緯を伝えます。

受付はささっと終わり、
番号札を渡され消化器内科の前で待つよう指示されました。


消化器内科の診察待ちであろう人もすでに大勢いて、
こりゃ待ち時間も長そうだなと覚悟を決めました。

30分くらい待っていると、
看護師さんがやってきました。

「おとうふさん、大丈夫ですか?」

と。

ん、なんのことだろう?
と思ったのですが、

「座って待っていられますか?」
「横になって待つこともできますけど、大丈夫ですか?」

とすごく心配されました。


特に体調不良を感じることはなかったので
「大丈夫です〜」と伝えたのですが...

「え、座って待てなくても
おかしくないくらい病状が悪いと思われてる???」


と、びっくり&恐怖を感じました。

もう苦笑いするしかありませんね。

結局そこからさらに1時間半くらい待ち、
ようやく私の受付番号が呼ばれました。

朝の渋滞と駐車場待ちを乗り越え、
さらに2時間くらい待ったのでクタクタでした。

良い先生だと良いな〜と、
祈りながら診察室をノックします。


40代前後くらいかな?という先生だったのですが、
とても早口でせっかちな私とは気が合いそうでひとまず安心です。

先生に改めてクリニックで言われたことなどを伝えます。

・お腹の張りが気になって気になって受診したこと
・CTを撮ったら腹水が溜まっていること
・胃がん又は原発不明がん、転移の可能性も高そうと言われたこと

先生も診察前に当然紹介状やCT撮影の結果を見てくれていたので、
淡々と聞いていました。


その後、CT撮影の画像を見ながら説明してくれました。

確かに腹水は溜まっていること、
肝臓の辺りにちょっと怪しそうなところもあるとのことでした。


ただ、現時点では

「なんとも言えない」


というのがこの時点の結果でした。

「間違いなく怪しいし、何かがあるのは間違いなさそう」

「だが、このCTだけで胃がんであるとか、そういう断定はできない」

「リンパの腫れとも見えるところもある」

ということで、

今後色々と詳しく検査をして
一体何があるのかを断定していこうということになりました。


原因が特定できないと
治療も何が最適かわからないですからね。

具体的には、

・胃カメラ
・大腸カメラ
・CT撮り直し


の3点でした。

胃カメラと大腸カメラは
まぁそりゃ当然だろうという感じですね。

胃カメラも大腸カメラも初めてなので、
ちょっと緊張します。

胃カメラも大腸カメラも苦しいイメージなのですが、
麻酔をしてもらえるのでその辺は安心です。

CT撮り直しについては、
先日の撮影では腹部のみだったので
肺の下側までしか写っておらず、
胸部の確認ができないというのが主な理由でした。

肺への遠隔転移も疑われる状況だったので、
これも仕方ありません。

また造影剤をやらなくちゃいけないのは憂鬱ですが...

というわけで、

4月22日 胃カメラ
4月24日 大腸カメラ
4月30日 CT撮影
5月9日 確定診断予定


というスケジュールが確定し、
GWを前にして怒涛の検査ラッシュとなりました。

そして、話は診察に戻り、
初診であるこの日、採血は当然実施になったのですが、

腹水も検査のために少し抜くことになりました。


お腹にプスッと管を刺して
腹水を抽出するようです。

いわゆる腹腔ドレナージとか、
腹腔ドレーンとかいうやつです。

採血と違って、同意書も書かされちゃいました。

ということで、
診察室を出て採血完了後、
また別の処置室に行き、腹水抽出をしました。

横になってまずは麻酔です。

これがね、痛いんですよ〜〜〜


短時間ではあるのですが、
鈍くて嫌な痛みがあります。

まぁ麻酔をしないとドレーンを刺す痛みで
大変なことになるでしょうから、
これも仕方ないんですけどね...

麻酔が終わってすぐに本番の管を刺されるのですが、さすが麻酔!
ちょっと違和感を感じる程度で痛みはありませんでした。

そして今回は検査用にちょっと抜くだけなので、
あっという間に終了。

麻酔はしんどいですが、何はともあれ
初日にやることはこれで全て終わりました。

さすがに慣れないことしてへとへとでした。

が、

ひとまず胃がんとか原発不明がんが確定しているわけではなく、
先生の反応からしても本当に「まだわからない」段階であるというのは
希望も持てました。


なんたって、クリニックの先生はもうご愁傷様でしたの顔でしたから...

少しでも良い結果が出てくれることを祈りつつ、
これから続く検査を頑張っていきたいと思いました。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

※ご購入について

最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事は最後まで無料でご覧いただけますが、
もしよろしければ投げ銭のような形でご支援いただけますと
大変ありがたく思います。

ここから先は

0字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?