見出し画像

国際貢献活動記録①

お久しぶりです。
英語教師のはなです。

今日は大学在学中に参加した、国際貢献活動の話をしようと思います。

そもそも私が国際貢献活動に参加したのは、知らない世界を知りたい!というのが強かったからです。そして、なによりも人と関わることが好きで、助けを必要としている人のために自分もなにか役に立ちたいというようなありきたりな理由でした。

私が派遣されたのは、カンボジアの首都プノンペンにある、カンボジア日本人材開発センター(CJCC)というところで、私が想像していたような国際貢献活動とは少し異なったものでした。

○日本人材開発センターについて
日本人材開発センターとはJICAの事業の一環で、ビジネス人材育成と日本との人脈形成の拠点として構想され、2000年より順次開設されてきました。
現在では、東・中央アジア、東南アジア地域の9ヵ国に10センターが設置され、ビジネス人材育成と現地経営人材、日本企業間のネットワーク構築を支援しています。

JICAといえば、青年海外協力隊などはよく耳にしますが、人材開発センターに関しては知らない人も多いかと思うので、ここからはCJCCについて少し詳しくお話します。

CJCCのビジョンは「スタートアップ企業と中小企業にソリューションとビジネスネットワークを提供する場として、併せてカンボジアと日本の間の教育・文化交流を提供する場として、ASEANで最も存在を期待されるセンターとなることを目指す」というもので、それを支える3つの柱を中心に活動しています。

・ビジネストレーニング
  ビジネスクラス、就職活動説明会、奨学金受賞式
・キャリア形成のための日本語プログラム
  日本語教室、日本語能力試験、桜キャラバン、留学フェア
・文化教育交流プログラム
  文化クラス、盆踊りフェス、絆フェスティバル、日本文化の発信

CJCCを利用する人たちはビシネス・日本語を学ぶために授業料(それほど高くはないですが)を払うことができる層で、図書館やカフェも併設されているため、学生の利用者も多くいます。

〇業務内容について
私が携わったのは相互理解促進事業で、主に文化交流イベントの企画と運営補助の仕事をしました。盆踊りや七夕など日本の行事に合わせたイベントに加え、伝統文化と現代文化を紹介し、日本とカンボジアの文化・教育交流を図る、CJCC最大のイベントである絆フェスティバルなど、主に文化交流イベントの企画と運営補助の仕事でした。
自転車での通勤で、午前9時から午後5時まで勤務し、パソコンでの仕事が中心でした。上司にはカンボジア人と日本人もおり、カンボジア人とは基本的には英語でのコミュニケーションをとっていました。クメール語も学び、少し話せるようになったことで、カンボジア人との距離感も近づくことができました。

以上の利用者層や業務内容のように、国際貢献活動でよくある「僻地で貧しい人たちへ学校を作ろう!」というようなものではなく、首都にあるオフィスで仕事するようなもので、少し物足りなさも感じながら半年間を過ごしました。

カンボジアが派遣先と決まった当初の印象は、貧困や地雷などネガティブなものが多かったのですが、いざプノンペンを訪れると、町は賑やかでインフラ整備も進み、ビルなども建てられいて、私が想像していたものとは違ったものでした。CJCCに派遣されたからこその気づきや学びもたくさんありました。

本日はここまでで、次回はカンボジアの生活とこの国際社会貢献活動で学んだことについて話していきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?