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いざ、海外移住準備開始!


度重なる家族会議の末、もはや家族の心は日本の外へ!
はじめは友だちと離れ離れになることを悲しがっていた子どもたちも、海外で暮らすという未知なる世界に向けたワクワク感がいつの間にか上回っていたような様子でした。

それもそうですよね。今や世界中のどこにいようとネット環境さえあれば、携帯やゲームでいつでも連絡取り合いながら会話したり、楽しい時間を共有できる時代!なんて素晴らしい時代なんでしょう。。

結局、子どもたちよりも親の方が心の準備ができていなかったり、ソワソワする日々だったのを今でも思い出します。しかし、それも海外移住に向けた準備を進めていくなかで徐々に実感がわき、決心が固まっていきました。

手にしたものと手放したもの

手にしたもの

海外移住に向けてまずはじめに準備したものは「キャリーケース」でした。
海外移住といったら何といってもこれでしょ!とばかりに4色バラバラのカラフルなキャリーケースを大人料金となるパパとママと長男、次男の4人分購入し、それぞれの荷物をそれぞれのキャリーケースにまとめていくという約束をしました。パパ以外海外に出た経験がない我が家にとって、大きなカラフルなキャリーケースが揃ったことはとても非日常的な感覚でした。

手放したもの

逆に手放したものは、計り知れません。大きなものでいえば、家、車からはじまり、細かいものを挙げていけばキリがありません。とにかく「これだけは持っていきたい!」というもの以外は、断捨離とばかりにすべて処分してきました。ここまで人生の一大決心のような断捨離は初めて経験しましたが、この断捨離がこれからはじまる新たな生活に向けて自分の心構えになっていったような気がします。

本当に本当に必要なもの以外は、すべてのものを処分しました。

断捨離の際には、「Book Off」や「セカンドストリート」といったリサイクルショップに何度も何度も足を運び、使わなくなったものから順々に処分していきました。「ジモティ」や「メルカリ」にもとてもお世話になりました。

ちょっとしたお得情報

物を処分する方法は結局何が一番いいの?

今やいくつもの処分方法があるなかで、いろいろな処分の方法を試したうえで感じたことは、リサイクルショップは手軽だが、本当に大事なものや価値のあるものは手間を取ってでもジモティやメルカリで購入者と直接売買した方がいいということです。

一見当たり前のことですが、家丸ごと処分するぐらい量なので、キリがなくなりどうしても一気にリサイクルショップにお願いしたくなるのですが、やはり手間をかけて一品一品売った方がもちろん高く売れますし、一つひとつの物に対する思いでや感謝も芽生えます。実際にリサイクルショップじゃなくて直接売買すればよかったと後悔したものもいくつかありました。特にジモティは手数料もなくお勧めです。海外生活に向けて少しでも価値を資金に変え、蓄えておきたいですね。

家を売却する際の豆知識①

ご自宅が持ち家の場合、その家を残すのか売却するのか悩まれる方も多いかと思いますが、うちの場合は売却してしまいました。購入して3年半しか住んでいない家でしたが、都内の不動産価格も上がってきていたのもあり、いつ戻るかはっきりしないなかで維持していても負債になるだけだと考えました。

家を売却する方法は大きく分けて以下の2つです。

A.不動産会社に売却する方法
B.不動産会社を通して買い手に売却する方法

Aの場合は、確実に売却することができますが、価格は買い手の言い値になってしまいます。しかしBの場合は、売り手の言い値になります。その代わり購入者が現れない場合もあります。

うちの場合はBを選択しました。その理由としては、海外移住まで3~4か月の期間があったこと。そして、まだ割と新しめの家だったことから少し金額を調整しながら様子を見ることにしました。

結果、値段は順次見直しながら2か月程で売却することができました。

家を売却する際の豆知識②

また、自宅を売却する際には購入してから5年が経っているかいないかによって、譲渡所得税が変わってくるそうです。5年未満の方が金額は高いのですが、詳しくは他のサイトで調べてみることをお勧めします。

さらに、家を売却した際に譲渡益が生じた場合、いつ国外転出するかによって翌年の税金が変わってきます。
1.1月1日から12月31日までの間で半年以上日本にいる場合
  ⇒住民税5%が課税される
2.1月1日から12月31日までの間で半年以上日本にいない場合
  ⇒住民税5%が課税されない

うちの場合は、4月早々に転出したため、翌年の確定申告で住民税分の5%を収める必要がない可能性があります。(※あくまで断定できるものではありませんので、詳しくは専門家の方に相談してみると良いでしょう。)

お世話になった方々へのご挨拶

また、お世話になった方々へのご挨拶のタイミング。これも悩まれる方がいらっしゃるのではないでしょうか。これについては、私たちもとても悩みました。はじめはいろいろと不確定要素も多かったため、4月に転居するにあたりお世話になった方々や子どもの学校などにお伝えしたのは1月末頃でした。

まずはパパママの互いの両親や親族に伝え、そして、親しい友人や学校関係、習い事関係など、徐々にお伝えしていきました。一生の別れではないにしても、やはりお別れというのは寂しいものがあります。タイミングは難しいですし、とても寂しがられるとこちらも寂しくなります。時には決心が揺らいでしまうこともあるでしょう。

ですが、やはり共通して言えることは、言ってよかったと思えたことです。いつ日本に帰ってくるかもわかりませんし、お伝えしたことでお伝えした方との関係性がより深まったのをとても感じました。物はきっぱり断捨離できても人間関係というものはなかなか断捨離できるものでもありません。お世話になったなと思う方には、素直に感謝をお伝えすると、新たな生活に向けて背中を押してくれることでしょう。

こうして、あらゆる人や物、思い出深い場所、住み慣れたまちにお別れし、新たな門出を進むのでした。(続く)

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