拝啓18歳のきみへ

拝啓18歳の君へ

死にたくてたまらないけど、私が死んだら家庭崩壊してしまうと思って生き続けた。「今は」死ねないから結果的に生きてた。毎日、すべての人の記憶から消し去られて、いなかったことになるなら今すぐしたいのにって思ってた。
もう7年も前の気持ちだから、合ってるのかな。

でもそう思っていた覚えがあるよ、高校卒業なんてめでたくない。
いきたくもない、「俺ならそんな大学はいかない」と父親に言われた場所に進学するの。なぜ私が勉強に集中できなかったのか、お父さんは考えたことあるの?私の努力不足だと思っているんだね。ここで自宅浪人なんてしてしまったら、一生進学できないよ。

とにかく実家から離れたかった。

みんな死んでも知らない、とおもって実家を出た。
このままじゃ私が死んでしまうと思った。
私が死ぬか、家族が死ぬか、もういい加減自由になりたかった。
息ができなかった。私のすべては家族に捧げているのに、良いことが起きても悪いことが起きても苦しかった。依存されることに依存していた。そうじゃないと存在価値がないと思っていた。ずっと希死念慮のなかで溺れてた。

しにたいしにたいって私、こんなに恵まれてるのになぜ苦しいんだろう、感謝できないんだろう、足を知れないんだろう。身の程しらずなのかな。
しにたさを抱えながらひとりで東京に来た。すべての元凶である実家から離れたらしあわせになれると思ったら、今度こそ地獄の始まりだった。

「自分の人生を歩んでこなかったから、ばちが当たったんだ」
自分で決めるってどうしたらいいのかわからなくて、眠れなくて家族が恋しくて泣いていた。

7年経った、25歳の私は地獄から抜け出して、一般的な25歳よりは大分メンヘラしつつも、当社比とんでもなく健全に幸せに生きてるよ。そこまでの過程を、ぽえみーに(認知のゆがみ)を晒しつつ、かつなるべく具体的に書いていきたいと思います。18歳からの私がほしかったものを書く。応援よろしく。

25歳の私より。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?