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視力の低下は防げるの?

みなさん、こんにちは。現在の視力は両目ともに1.5!
高校生までは2.0あった理学療法士の吉田侑矢です。
そんな私が今回お話しするのは『視力』についてです!
最近は小学生もタブレットで授業をしたりと、目が悪い子供たちが増えているという印象を持ちますね…。
また老眼になる年齢も早まっているというのも現状です。
そこで目の仕組みや視力についてお話ししていきたいと思います!

そもそも目の構造って?

みなさんはそもそも目の構造をご存じですか?

上図のように眼球には様々な組織があります。
中でも視力に大きくかかわってくる部分は『水晶体』『毛様体』です!
毛様体の収縮や弛緩によって水晶体の厚みが変わり入ってくる光の屈折を調整します。
近くを見る時は、毛様体が収縮し水晶体が厚くなりピントを合わせます。
遠くを見る時は、毛様体が弛緩し水晶体が薄くなりピントを合わせます。
正常に屈折が行われれば網膜に焦点が合わさり、はっきりと物が見えます。

視力低下には
屈折が強く硝子体の中で焦点が合ってしまい遠くがぼやけてしまう『近視』
屈折が弱く網膜の外で焦点が合ってしまい全体的にぼやけてしまう『遠視』
屈折が乱れ様々な位置で焦点が出来て方向によってぼやけてしまう『乱視』
水晶体の厚みが変わりにくくピント調整がうまくできない『老視(老眼)』
があります。

近視って?

先ほどお話ししたように近視は硝子体の中で焦点が合ってしまう状態です。
近くの物を見ている時間が長いとピントを合わせるために毛様体の収縮時間が長くなってしまいます。
これにより毛様体の緊張が強くなり、弛緩することが難しくなることで遠くのものにピントを合わせられない近視となります。

また最近では軸性近視というものが話題になっていますね。
近くに物を置きすぎてしまうと、光の屈折が足りず網膜の外に焦点が合ってしまいます。
これによるピントが合わないことで眼球自体が前後に長くなり球体からラグビーボールの様に変形してしまうことです。
眼球の変形は治ることはなく、網膜剥離などの病気に発展する恐れもあるようです。
この軸性近視は今お話ししたように後天的なものと、生まれつき眼球の変形が起こっている先天的なものもあります。

老視って?

先ほどお話ししたように老視は水晶体の厚みが変わりにくくなったことでピントが合わなくなってしまった状態です。
加齢により水晶体が硬くなり厚みがそもそも変わりにくくなってしまう場合と、毛様体の収縮と弛緩が上手くできなくなり水晶体の厚みを変えることができない状態とがあります。

視力低下を防ぐには?

視力低下には種類があることをわかって頂けましたか?
ここからは視力が低下しないようには日頃どうすればいいかを話していきましょう!
まず『遠視』とは光の屈折が異常になってしまい起こる視力低下です。
水晶体の屈折異常のため、網膜の外に焦点があり予防や改善は困難です。
動揺に『乱視』も異常屈折により焦点が複数できてしまうため困難です。

次に『近視』についてです。先ほど少しお話しした軸性近視だった場合は進行予防は困難です。
通常の毛様体の収縮時間による過緊張は予防・改善が見込めます。
近くの物を長時間見ないようにすること、時間が長くなったと思った時はしっかりと遠くもみるようにすることです。
また毛様体を休ませることも大切です。
蒸しタオルや蒸気アイマスクなどを使ってリラックスの時間も作ってあげましょう!

最後に『老視』についてです。
これは毛様体の収縮と弛緩を繰り返すことが多いと予防ができます。
日頃から近くの物と遠くの物を交互に見るようなトレーニングを行えば、毛様体の収縮・弛緩や水晶体の厚みの変化も維持することができます。
またこのトレーニングは奥行(前後方向)の動体視力の強化にもつながります!

まとめ

今回は視力についてお話しさせていただきました。
昨今はパソコンやタブレットなど便利なものが増えてきた半面、人間の機能が低下しているといっても過言ではありません。
文明の発展に頼り過ぎず、自分の身体を大切にしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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