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ポジティブ感情・ネガティブ感情の黄金比率

ポジティブ心理カウンセラーのHayatoと申します。

ポジティブ感情とネガティブ感情の
黄金比率についてシェアします。

2013年のB. Fredrickson教授の研究では、
黄金比率は、
ポジティブな感情:ネガティブな感情は、4.3:1、
つまり、約81.13%:約18.87%です。

もちろんポジティブな感情は大事なのですが、
物事がうまくいきやすい望ましい状態にはネガティブな感情も必須なのです。

ネガティブな感情があるから、
物事に対してしっかり準備をしようとします。
また、物事をより注意深く行うようになります。
それは必要なことです。

例えば試験があって、ポジティブ感情100%だと、何も準備をせず、楽天的に試験を受けるだけになるでしょう。
ネガティブな感情も使って、しっかり学習して試験の準備をして、試験も注意深く受けるようになるでしょう。
また、ポジティブ感情100%だと、吟味せず、なんでも信用してしまう人になってしまいます。

つまり、ネガティブな感情も良い方向に利用することで、
上手くいきやすい状態になります。
それが黄金比率では最も上手くいく状態になります。

不必要にネガティブな感情を持ったとしても、それを否定しないで、
自分で認めてあげてください。(ネガティブな感情を持ってダメだと思うと、自己否定に繋がり、ダメージになることがあります。)
認めてあげた上で、なぜこの感情を持つに至ったのかを考えます。
理解した(自己受容ができた)上で、
その気持ちをポジティブ・サイドに変換(リフレーミング)してみてください。(自己肯定ができてから、これからの建設的な意識・行動等まで持っていく。)

そのプロセスの例としては、
「すごい頑張ったのにうまくいかなかった。落ち込んじゃった。ショックだ。でもさ、こんなにショックで落ち込むのは、ほんとに頑張ってきたからだよね。めちゃくちゃ頑張ったからだよ。そして、正々堂々挑戦してきたからだよ。そんな自分に誇りを持とうよ。よし、こんな自分にOKを出して、また頑張ろう。」

このような工夫をして、
ポジティブ感情を約81.13%まで高められると、
物事が最も上手くいく状態になります。

ちなみに、日本においては、ポジティブ感情約81.13%は、
相当ポジティブな人です😃

これからの毎日にお役に立てば幸いです。

引用文献:
B. Fredrickson. Updated thinking on positivity ratios. American Psychologist. Published online July 15, 2013.

https://psycnet.apa.org/record/2013-24731-001


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