2度目の流産~すぐに授かった命が…

 【>>1回目の流産の記事】にも書いた通り、私たち夫婦は「もう一度妊娠してもいいのか?」という決心がつかずにいました。

1つの命を失ったこと。そして、小さな命をまた失うかもしれないことが怖かったからです。

それでも2回目の妊娠に踏み切ったのは、医師からの3つのアドバイスがあったからでした。

1.今回は運が悪かっただけ。実は流産を経験している人は多い
2.連続で流産を経験する人は少ない
3.流産手術後は妊娠しやすい


でも、私は2回目も流産しました。

ここでは、私が3回経験した流産のうち、2回目の流産の記録について「当時の日記」を元にブログに綴ります。

当時は「何回も流産している人なんていないのではないか」そう思っていました。友達に相談できるような内容でもありませんから・・・。

同じような境遇の方に、「私もその一人だよ」ということが伝わりますように。


■流産手術後、いつ妊娠する?

最初にお伝えしておきたいことがあります。

それは、手術後に妊娠するタイミング。


どのタイミングで手術後に妊娠するかどうかは、クリニックの見解次第です。私は3度の流産を通して3つのクリニックを転々としましたが、クリニックによってGOサインが出る時期が違いました。


一番最初に流産手術をしたクリニックの方針は、こうです。

・手術後に1回、通常通りの生理が来たら妊娠OK。
・次の妊娠はあいだを開けない方がいい。
・流産手術後は妊娠しやすい(※先生の統計上?)



■流産手術後、妊娠発覚

先生の指示通り、1回普通の生理を待ってから自然妊娠を試みました。基礎体温をつけて排卵日近くに性交を試みる、いわゆるタイミング法です。

妊娠が発覚したのは、先生からOKが出たその月のことでした。

フライング検査で生理当日に検査薬を試し、うっすら陽性。念のため生理から1週間後にもう一度検査薬を試すと、次はクッキリ陽性反応が出ました。

(フライング検査はクリアブルーが分かりやすい)


すぐに妊娠できたのは嬉しかったけれど、手術から2か月足らずたったこともあり「次は大丈夫なのかな?」という不安の方が大きかったような気がします。



■産婦人科に行けない?

実は私は、最初に流産手術をした産婦人科には近づくことができません。

【>>1回目の流産の記事】で書かせていただいたのですが、麻酔が完全に効いていない状態で手術をしたことがトラウマになっているのです。

「麻酔が効いていない状態で手術するなんてあり得ない」という先生もいますが、これは事実。嘘ではありません。流産手術がどのようなものか知らないまま挑んだ私に、手術の記憶があるのですから。

病院のそばを通るだけで、カチカチと器具がこすれる音や、キィキィと装具を回す音がよみがえってきて、頭がおかしくなりそうになります。


そこで夫と話し合って、別の産婦人科を受診することにしました。

前回の流産経緯を知らない産婦人科を受診するのは少し不安でしたが、前の産婦人科には通えない以上こうするしかありませんでした。

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