目つきのするどい勝又くんと、わたし5。
勝又くんに会いたい…
勝又くんに会えなくなれば、会えなくなるほど、会いたくて仕方なかった。
あんなに傷つけてしまったのに、会えばまた屈託ない笑顔でいつものように笑ってくれるんじゃないかと淡い期待を抱いてしまう。凄くじぶん勝手な考え方だと思ったけれど、そのくらい勝又くんに会って話したかった。
だけど勝又くんは、中間テストを機にパタリと学校に来なくなってしまった。
今まで学校に来てくれたら、たとえ話すことは出来なくてもすれ違うことは出来たのに、それすらも難しくなってしまった