僕は凡人だから参考書を2回読む ―― 新しい知識を自分のものにするサイクル
新しい考え方や方法論を学ぶのって一筋縄ではいかないですよね。すごく良いって言われている参考書を読んでも、僕は簡単には理解できないです。
最近「ロジスティック回帰分析」という分析手法について学んでいますが、初めのうちは参考書を読んでもわかった気になるだけで、理解はできていませんでした。2週間くらい試行錯誤をしていたら、自分が理解するためのプロセスが見えてきたので言葉にしてみよう!という内容の記事です。
初めはがむしゃらに頑張ることで結果はあとに付いてくるんだとわかると、早く理解しなきゃと焦っても仕方ないという気持ちも生まれてきます。
ただ、図にしてみると当たり前のこと言っているのばれちゃいますね 😅
自分がものを学ぶプロセス
どんな参考書や教科書でもそうだと思うんですが、読み進めると理解できるように順序立てて必要な知識を説明してくれています。
しかし「なぜそれが重要か、どう後に効いてくるのか」をわかっていないまま進んでいくので、ポイント🎯を抑えて読むことは無理です。後の第8章に進むと「え?どうしてこう言えるの?」って理解が追いつかなくなってきました。
その時になってようやく、前に戻ってなんとなく詰め込んでいた知識を理解し直す。第2章で説明しようとしていた○○は、第8章でこう使いたいからなのか!と発見があり理解を進めていくのが、自分の学び方なんだなと思いました。
そして、これは本同士でも起きる
今回のロジスティック回帰分析について学ぶときには以下のような本を図書館で借りていました。
この本同士の間でも行ったり戻ったりしていると、学びたいことの外形が掴めて来たような気がします。
初めに読む本は百科事典が良いかも。そして、その道の人に聞いて、索引を使う。
今回良かったなと思ったのは、まずその分野の全体についてさらっと解説してくれる本を手に取ったことです。
新しいものを学ぶときに一番困るのが「用語」でした。百科事典を眺めて、なんとなく学ぼうとしていることの内容や単語がどんなものなのか知ることは大事なんだと今回思いました。
このときはしっかりと理解していないので、似たような言葉は同じものだと思っていました。例えば「偏相関係数」と「重相関係数」とか。加えて「目的変数 と 応答変数」のように同じことなのに呼び名が違うことも多々あり…。
また、今回良かったなと思ったのは大学のときの先輩にオススメの本を聞いたことです。統計が好きな先輩だったので、さらっと初めに読むとオススメの本(その道では緑本と言われて超有名な本)を教えてもらいましたが、とてもわかりやすかったです。
インターネットで本をオススメの参考書を探すときにも、本当にこの記事を書いた人はしっかりと本を読んで勧めているのか判断が必要でした。
でも自分が知りたい内容にバッチリ当てはまっていたかと言われると否なのですが、それらの本を読み終わった後には自分の学びたいことにフォーカスを絞れるようになっていました。
検索に入れるべき単語と入れたらダメな単語がわかってきたので本も探しやすくなってきますし、本を開いて索引を見れば自分が狙っている内容があるのかどうかを簡単に見つけられました。
おわりに
残念なことに「ロジスティック回帰分析」についてまだしっかりと理解はできていません。ですが少しずつですが周りに説明できるようにもなってきています。専門家ではないので間違っていることもあるかも知れませんが、自分の活動に利用できるようもう少し頑張りたいと思います。