これから
30年間スケッチ教室をしている先生から、「いつか自分の教室を継いでくれないか」とお誘いをいただいた。
「いま、すぐにではないけど、もう僕も歳をとってきたから、いつかあなたに託したいのだ」と。
なんとまあ畏れ多いことだろう、と思うものの、世代交代の波というか時代の流れきているのだなと思った。
私で良いのだろうか、と思うのだが、身近なところだと多分私しかいないのだと思う。
この街にも画家はたくさんいるけれど現場スケッチに重きを置いている人は殆どいない。わたしは自宅に画室がないもんだから大体外で描く。画家というよりピクニック好きのスケッチャーという立ち位置がただしい。
たぶん、わたしは写生やデッサンといった「昔ながら」の方法で描く最後の世代になるんだと思う。地味だし、映えないし、デジタルの時代にあっては流行らない。公募展にもそんなに興味がない。(無くはないけど部屋がない)
でも外で描くのは好き。日々、ぶらぶらとどこかをスケッチしていればまあまあ幸せ。だから本格画家ではないけどスケッチャーではあるのだと思う。そこを買ってくださったのはありがたい。
とはいえまだまだ先生はお元気だから、だいぶ先になるとは思うけど、京都に行ったらスケッチ頑張るしかないなって思った。
帰ってきてからスカートとパンツを縫った。
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