Unityで創作譜面スマホ音ゲーを作る開発日記 1【作るものを決めよう】

Unityで音ゲーを作る開発日記を書いていきます。

※注意※
作り方の解説記事ではありません。

“beatgather”をご存知か?

KONAMIの問題作

beatgatherとは、かつてiOSで展開されていた譜面が作れる音楽ゲームです。
私はこのゲームにドはまりし、創作譜面と共に生きてきました。
しかし現在、スマホ市場には自分が満足できるような譜面が作れる音ゲーが存在しません。

ないなら…作ってしまおう!

どのようなものを作る?

自分の理想の音ゲーを考えます。あまりイメージを詰めすぎると後々動けなくなるので、理想とはいえ簡易的に考えていきます。

・ノーツが降ってくる一般的な音ゲー
・iOSとAndroidで動作する
・低遅延かつ高フレームレート
・スマホ上で好きな曲の譜面が作れる
・作った譜面を遊ぶことができる
・譜面をシェアして他の人に遊んでもらうことができる

こんなところでしょうか。特に最後の点が難しそうですが、とりあえずやっていきましょう。

どうやって作る?

スマホで動く音ゲーを作りたいので、順当にUnityやUnreal Engineが思い浮かびます。

汎用ゲームエンジンを使わなくともゲームは作れそうですが、ゲーム制作以外であまり手をかけたくなく、iOSとAndroidどちらでも動くようにしたいので、UnityかUnreal Engineのどちらかになりそうです。

音ゲーにおける音ズレ

私はAndroidを使っているのですが、Androidの音ゲーはどうも遅延が大きい。楽しい音ゲーには低遅延再生が不可欠なので、まずここから考えないといけません。

実はこの問題を対策できるミドルウェアが既に存在します。

やたらと見かける謎のロゴ

スマホ音ゲーをやる上でよく見かけるこのCRIWAREという名前、これこそが低遅延再生などのサウンド処理を実現している企業です。厳密にはCRI ADXという製品がそれに当たります。
CRI ADX自体は有償ですが、無料版のCRI ADX LEが提供されています。
無料で使うための条件が存在しますが、個人制作で使う場合には基本的に無料です(売上が1000万超えたりしない限り)。

ADX LEの動作環境について調べてみると、Unreal EngineではWindows向けのゲームに対応しており、UnityではWindows, macOS, iOS, Android向けのゲームに対応しているようです。
今回はスマホ用の音ゲーを作りたいので、Unityで作成することに決まりました。

早速次回から作っていきます。

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