やすらかな眠りに
先日、就寝していた頃、胃が痛みだして目が覚めた。
下から突き上げてくるような痛み。
一時的なものと思い、眠り続けたが痛みは一向におさまらない。
市販の胃薬を飲んでみたが、
呼吸するのもしんどいくらいの痛みに変わってきた。
これまで何度か急性ウィルス性胃腸炎になったことがあった。
その時の症状に似ていて、何度も嘔吐を繰り返した。
外から救急車のサイレンの音が聞こえてきて遠ざかっていった。
運転手さん、その車に乗っけてくれないか…。
いつまで続くか分からない痛みに体に力が入る。
再び、起きて別の胃薬を飲んでみた。
痛みを抱えながら眠るのはかなりきつい。
というか眠れない。
痛みを感じはじめてから3時間くらい経過しただろうか。
ようやく薬が効き始めたのか、痛みがだんだん消えていった。
自然と体から力が抜けていく。
そこからの眠りは今まで感じたことのない
穏やかで安らかなものだった。
このまま天に召されてもかまわない。
それくらい心地よいものだった。
痛みを感じた分、深い安らぎがある….。
荒波にさらされた沈没船が
波の上からゆっくりと海底へ沈んで行くような感じもした。
この痛みは何かのメッセージに違いない。
「もっと自分の体をいたわりなさい」と。
今回の体験で痛みを感じることなく眠れるありがたさを痛感した。
眠って当たり前、眠れて当たり前ではないのだ。
3月の最終日は食欲もなく、水分補給のみで過ごした。
4/1は出社日だったけど、自分の体を最優先して在宅に切り替えた。
自分では気づかない体からのメッセージに感謝。
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