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アミガサタケ生えてました

どうしても、古い建物を保存しなければならなくて、大きな木を切りました。
建物を気が傷めてしまっていたからです。
寺を修復するとなると何億円もかかります。わたしにはそのお金を集める力はありません。

だから大きな木を伐採しました。子供の頃から一緒に過ごし家族よりも身近な存在だったので、伐採するのが嫌で、辛く、泣いた日もありましたが、やらなくてはならないことでした。

そして木が無くなると、直射日光が降り注ぎ、寺の苔が凄い勢いで減ってしまいました。
このままだと無くなってしまうのではないかな?と心配になり、

苔を保護しようと、作業のために、剥がれてしまってひっくり返っている苔を拾って来ては、浅い苔用の鉢にうつし、水やりをしていました。

すると、アミガサタケを発見。

子供の頃は、ありとあらゆるキノコがあって、時間を忘れて野の草や自然の中にいましたが、

最近はキノコの出現する環境も失われて、無くなってしまって来ました。

キノコが生える庭は、生きている庭です。
あるガーデナーなど、わざわざ森の落ち葉を貰ってきて、庭にキノコが生えるように努力しています。

キノコも、苔も、生態系のとても大切なもので、気の遠くなるような膨大な数の微生物を育み、私たちの環境を整えてくれています。

人は、酸素の一つぶさえ、作ることが出来ない。そして、わたしは酸素を吸わずに過ごしたことはまだ一度もない。

どんなに辛い状況にあっても、ずっとずっと、自然の恩恵の中で育まれていたんです。

どんなに言い尽くしても感謝がいいたりません。

だから、感謝と、恩返しを少しでもしたくて、エゴかもしれないけど、少しでも多くの自然が残りますようにと、やりたいこと、つまり野草や苔などの保護を勝手にやってます。

イチョウやカシのように大きくなる木は、育てられなくても、低木と呼ばれる木を沢山植えるつもりなんです。小鳥や虫が増えるように。

木があると木陰を作るだけでなく、水を保持してくれます。それから生き物の住処になってくれます。私にとって、木の恩恵は計り知れないのです。

豆知識ですが、低木のカテゴリーに入る、たとえばツツジなども、

本当に自然の豊かな場所では、20メートルほどに育つのですよ。

わたしはたまたま自然樹形(人間が一才手を入れない)木を見たことがあります。
そこは十分に広かったので、その木は伸び伸びとしていました。

その生き生きした姿と言ったら、、圧倒されました。

人間は、植物を育てるというより、邪魔をしないだけで良いんだって、心から、思ったんですよね。

キノコ、小鳥、ミミズ、微生物、、

何一つかけても、わたしは1日さえ生きることができませんでした。
今ここにいません。

だから植物が生き生きしてるのを見ると嬉しくて、少しでも自然のために良いことをしたいです。

それが私の幸せだからです。

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