えりち

えりさんの、ひとりごと( ˙꒳​˙ ).。oO

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最近の記事

『クラシコス・ザ・フィルム』ってどうなの?

フラメンコ。 わたしにとってはすごくすごく身近ですが、たぶん、ほとんどの日本人にとっては、「スペインの伝統芸」という知識しかないんじゃないかなと思います。 そのフラメンコが、なんと大スクリーンで、しかも『無料』で観られる。 それが、志摩スペイン村で最近始まった『クラシコス・ザ・フィルム』。 (長いんで以降『フィルム版』って勝手に略しますね) クラシコス、というのは、「クラシック」の意味。バレエとか音楽とかでよく聞くそれです。 今季のショーのテーマが『クラシコス』で、そのま

    • #マシュマロ課題

       窓の外を見たら、地面が濡れていた。  それが『透明』なら、ああ、雨でも降ったか、誰かが水打ちをしたのだろうと考える。黒い液体ならば、タールか何かだろう。緑なら、汚い川の防波堤でも決壊したのかもしれない。真っ青ならたぶん、空の色だ。大抵の色の液体では驚かない自信があった。  その俺が、窓の外を凝視した。  “濃い紫色”の液体で濡れた、茶色かったはずの砂利道を。  一瞬見るだけのつもりで頬杖から浮かせた顎が、半端な浮き方をしたまま硬直してしまった。  記憶へ『紫色の液体』と検索

      • わたしはその日、恋をした。

         人はそれぞれ、何かを好きだと自覚する引き金がある。  それは日々過ごす時間の中で見つけるものであったり、自分の理想と合致する箇所に惹かれたり、本能的に求めてしまうものであったり、あるいはそれらを複合したりして、好きという気持ちは高まっていく。  恋とは、自覚と理解さえあれば、理屈的に説明がつくものばかり。突然始まる恋にだって、必ず何か理由がある。  よって、面食いではないわたしは決して、『一目惚れ』などというものはしない。 「…………」  大学のとある一室で、美術部主催の作

        • 『KANNON COFFEE ふっと一息』

           コーヒーが飲みたいから、出掛けよう。  そう考える人を見かけたら、あるいは聞いたりなどしたら、おれはきっと呆れてしまうだろう。  ハア、と間抜けな声を漏らし。フットワークの軽さを尊敬し。幸福感の沸点の低さに、羨望すら抱くかもしれない。  目覚めたばかりの寝惚けた頭で、透明なグラスに氷を投げ入れて、既製品のアイスコーヒーを淹れるわけではない。同じ屋根の下で暮らす家族が、丁寧に挽かれた豆をドリップし、自分は砂糖とミルクの量だけ考えながら、新聞を読む片手間に飲む。そういうやつとも

        『クラシコス・ザ・フィルム』ってどうなの?

        マガジン

        • ぶらり飲食の旅
          2本

        記事

          『浜与本店 牡蠣茶漬け』

           その日の空は、あいにくの雨。せっかく内宮へお参りに行った帰り道だというのに、片手に傘があるのでは食べ歩きもままなりません。  それにしても――僕はこの日、朝からランチで食べようと思っていたものがありました。伊勢に来たのです。車でわざわざ。  美味しい海鮮を食わずして、家になど帰れません。  平日の雨だというのに、おはらい町は人で溢れていました。人を避けながら進んだ先にふと、『牡蠣』の二文字を見つけてしまったのです。  神様にでも背中を押されたのでしょうか。誘(いざな)われる

          『浜与本店 牡蠣茶漬け』

          フラメンコショーを見て考えてること

          志摩スペイン村パルケエスパーニャ 今作のフラメンコショーこと『Clásicos』のおかげで 思うことがいっぱいある( ˇωˇ ) 良い意味でね!! 今はもう令和の時代で、昭和も平成も終わった 良いところは受け継ぐべきだけど、 悪いところは断つべきで、 それは性別の文化的差別とか、 イメージからくる決めつけ、 人種での差別、 厳しさ険しさだけの規則…… そういうの、もう、とっぱらおうよってハナシ。 男女では肉体的な構造に差があるから、フラメンコの衣装として、 女性は

          フラメンコショーを見て考えてること