N。-エヌ-

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初めまして閲覧ありがとうございます✩. note初心者です。 Twitterがメインですがこちらでもたまに投稿します いいね。フォローありがとうございます♡ 写真や詩、短編小説、ss小説メイン。 ただの自己満です。 言葉遊びが好きです。解釈は人それぞれです。

最近の記事

満月の日

風に乗ってきた。 風の便りという物は御伽噺だと思っていた。 もし私が明日死ぬ事が分かったら もし明日世界が消える事が分かったら 君に会いたい。 ただ、君の隣に居て笑いたい。 ただ、それだけだった。 君は私の精神安定剤。 君の笑顔、君の言葉で私は笑える。 震えが止まる。 夜になったら夢が見れる。 こんな些細で小さな幸せが…… 何も聞こえない 静かな夜、また夢を見る事を忘れてしまった。 どうやって息を吸って吐き出せばいい? 笑うってなんだっけ? どうすれば美味しいと思

    • 花言葉

      手を繋ぎたい訳でもない キスがしたい訳でもない 愛し合いたい訳でもない ただ、ただね……。 じめっとする中、鮮やかに彩る紫陽花が綺麗。 でもそれと裏腹にとても醜い。 君は私で私は君。 お似合いなんだよ私達。 似てるんだよ私達。 忘れた頃にやってくる思い出は必ずいつか枯れる。 気づいた頃にはもう姿形も無くなって忘れていく。 「同じだね」 いつだったかそれを見て私に言った言葉をこの季節が来る度に思いだす。 消えたのは私の身勝手な心のせい。 いつかは消える、そしてまた現れる

      • 嘘つきな君(短編小説)

        #忘れられない恋物語 #創作大賞2023 #エッセイ部門 決して寂しい恋をしたからじゃないよ。 たくさん泣いたけど もう一度生きる事を教えてくれた。 もう一度人を信じることを教えてくれた。 君と過ごした約4年間を忘れた事は1度もないよ。 約4年間付き合っていた彼に別れを告げられた。 高校1年生の時から今日まで何度も喧嘩はしたし別れそうにもなった。何回泣いたかは覚えてない数えられないくらい泣いた。 別れる時は呆気なかった。 「好きかどうか分からなくなった」 その電話一本で終

        • 雨だけの街【短編小説】

          もうずっと、僕が生まれる ずっと昔から空から水が落ちていくる 『雨』と云うらしい。 いつの日か読んだことがある 祖父が持っていた分厚い書物に そう書かれていた。 『やまない雨はない そして枯れることも無い』 それは何を言っているのか 僕の頭では理解不能だ。 僕はレインコートを身にまとって 今日も隣の街まで稼ぎに行く。 「今日は732番が亡くなった」 坂を下っていた途中で聞こえてきた 声に僕は少し足を止めた。 読んだ書物にはこうも書いてあった 『それは神の涙だ』と。