祖母をおくり、冠婚葬祭の本質に気づく。
日本へ一時帰国して、祖母をおくってきた。
90歳超えの大往生と言える年齢で亡くなったことと、江戸っ子気質の強い一族というのもあってか、延々と泣く人もおらず、どこかこざっぱりとした葬儀だった。
3年前、先に亡くなった祖父の葬儀には、参列することができなかった。当時は若者の世代を中心にコロナが広がっていて、何かと若年層を批判するような風潮があった時期だった。
祖母は感染を恐れて孫世代の参列を拒んだ。なんなら同世代の祖父の兄弟すら参列を拒もうとしたくらいで、実際に感染してもしもの