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アメリカでの暮らし

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2013年からコロナ禍の2020年まで暮らしたアメリカについてまとめています。陽気でおおらかなアメリカ人の魅力をお伝えしたいです。
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記事一覧

アメリカでの生活 春のイメージは泥?

 3月に入りだいぶ春めいてきた。  私は春が好きで、裸木の茶色や雪の白ばかりのモノトーン調だった景色が色づき、花はもちろんのこと若緑色の木々の葉っぱに生命力を感じて、止まっていた景色が動き出すので自分も元気になる。自然のエネルギーを分け与えてもらえるような気持ちだ。  現在は日本の比較的暖かい地域に住んでいるのだが、2013年から7年間はニューヨーク、ミシガン州、ニュージャージー州と比較的寒い地域に住んでいた。冬の太陽は厚い雲に遮られてあまり見えない。  そんなある日、ミ

本物クリスマスツリーで溢れるアメリカの街

 私は2013年から7年間、アメリカ東部3都市で過ごした。文化の違いに日々目が覚めるような驚きと刺激を受けたが、今回はクリスマスまでの日常の刺激について語らせて頂けたらと思う。 マンハッタンに現れる本物クリスマスツリーの出店  11月第4木曜日のThanksgiving (感謝祭)、翌日のBlack Friday (ブラックフライデー)が終わるとアメリカでは一気にクリスマスカラーに色付いていく。それは日本でも同じだが、私が驚いた点はマンハッタンの街中に本物のクリスマスツリ

Thanksgiving(感謝祭) ~日本と違う、本来の意味

 さて、11月。ここ最近、飲食店や服飾店などでやたらと「感謝祭」という言葉を見かけるようになった。気づいたのは今年だ。昨年も一昨年もコロナであまり出歩いていなかったし、その前はアメリカ東部に7年間住んでいたので知らない。 Thanksgivingの由来  感謝祭(Thanksgiving )はアメリカ人にとってクリスマスと同じくらい大切な祝日のように感じた。その歴史もアメリカのESL(English for Second Language 。英会話クラス)で毎年さんざん教

アメリカの小学校 ミシガン編②〜マイナス8度は外遊び

ミシガン編①からの続きです。 ニューヨークでの学校と違ってなかったこと  ①で述べたように、ニューヨークでの学校と大差はなかったものの、100days of school はない。新学年が始まって100日目に100歳の格好をしていく日だ。お店にグッズはあるから行われてはいるはずなのだが、年中までしかないイベントだったのかうちの学校だけなかったのかよくわからない。  また、誕生日会にカップケーキを持参するのは禁止と予め通達あり。なにかトラブルでもあったのか、誕生日の紙の帽子

イベント尽くし!アメリカの小学校 ミシガン編①

 私は2013〜20年までアメリカ東部で過ごした。娘は2〜9歳だった。この時通った幼稚園、小学校はとにかくラクで楽しく、いい思い出ばかりだ。2〜5歳はニューヨークで過ごしたので別記事を参照にして貰えばと思うのだが、 今回は年長〜小2を過ごしたミシガン州での学校生活について興味深い出来事を述べていきたいと思う。 ミシガン州での学校生活の変化  ミシガン州はアメリカ北部でカナダと接している。五大湖のほとりで、最大の都市デトロイトの南にカナダのウィンザーが位置している。  ミ

イベント尽くし!アメリカの幼稚園 ニューヨーク編

 私は最近まで7年間アメリカで暮らしたことがある。その時、娘は幼稚園〜小学生。当然、日本とは教育が全く異なり、とてもラクで親としても楽しかった。  娘は幼稚園年小中はニューヨーク、年長〜小2をミシガン州、小3はニュージャージー州で過ごしている。それぞれ学年による違い、地域の違い、学校による違いがありそうなので分けて、それぞれの楽しさを感じて頂けたらと思う。 入園まで  まずはニューヨークマンハッタン、ダウンタウンでの3歳児幼稚園探し。私の住んでいた場所は学校区が良いらしく

間違いだらけの日本語英語

 私は30代になってからアメリカ東部3都市で7年間暮らした。それまで英語を話す機会がなく口が回らないことにも困ったが、同じくらい困ったのが日本語英語。英語のフリした日本語は本来の意味と混同してややこしく、私の拙い英会話を邪魔してきた。自分の覚え書きの意味も含めて羅列するが、他にもあれば自身の向上のためにも教えて頂きたいと思う。 日本語でのマンションは英語のmansionじゃない!  違いに一番驚いたのがこの単語だった。  在米当時のある日、私はアメリカ人の友人に 「うち

アメリカでの暮らし 英語の発音問題と私なりの解決法

 私は2013年30代半ばからの7年間をアメリカ東部3都市で過ごした。  受験英語しか勉強してこなかった私は英会話に苦労した。当著「アメリカでの暮らし 何かと真逆な文化〜通用しない受験英語」の苦労話に引き続き、今回は私の発音問題と自分なりの解決法について述べさせて頂ければと思う。  お恥ずかしい話も多々含まれるが、英会話初心者だったので目を瞑って頂きたい。  発音に関しては次のような具体的な事柄が起こった。 レモンとLemon  私は2013年、夫と当時2歳の娘と移住し

アメリカでの暮らし 何かと真逆な文化〜通用しない受験英語

 私は2013年30代後半に渡米し東部3都市にて7年間を過ごした。英語は中学生の時から勉強はしていたし、学生の時の得意科目は英語と国語だったので日常会話はなんとかなると思っていた。ところが実践となると殆ど役に立たない。住んでいればネイティブ並みに話せるようになるんでしょ?なんてよく言われたが、それは住んだことのない人の妄想だ。歳を取ってからの学習能力はなおさら落ちる。スポンジのようになんでも吸収する子どもとは違うのだ。  そんな中、なにかと真逆な文化には困らされた。英会話初

アメリカでの暮らし 貴重な消防士との接点

 こんにちは。まーぶるです。  前回の記事ではアメリカの警察官との優しい触れ合いを掲載したので、今回は消防士とのそう多くない貴重な触れ合いを聞いていただければと思う。 尋常じゃないレベルの焚火(Bon fire)  消防士となるとさすがに警察官ほどの触れ合いはない。街中に立ってはいないし、火事などそうそう起こってもらっては困る。  それでも何かのイベント時には万全を期すため待機してくれている。  ミシガン州でのある秋祭りの時、ふわふわ滑り台や移動式動物園、移動式ロック

アメリカでの暮らし 警察官との心温まる触れ合い

 こんにちは。まーぶるです。  本帰国をしているけど2013年から7年間、 アメリカ 東部3都市で暮らした。そんな中、アメリカの警察官とは意外と触れ合いが多く、驚くべきイベントも開催してくれた。そんな体験談をお話ししたいと思う。 警察官との最初のささやかな触れ合い  移住して最初に住んだ街はニューヨーク 。歩行者が多く、車が通っていない瞬間を狙ってみんな赤でも渡って行く。  マンハッタンでは朝と夕方に警官達が各交差点にといってもいいくらい立っている(すごい人数!)  で

アメリカでの暮らし 秋冬の風物詩

 夏も終わり、秋の気配を感じてきた。この頃になるとアメリカでよく見かけたホットアップルサイダーを思い出す。  サイダーといっても炭酸ではない。サイダーは果汁を意味するので、アップルサイダーは無濾過無加糖の生搾りリンゴジュースということになる。これを温めて飲むのだ。温めることで甘さがより増して感じる。そしてシナモンスティックや生姜、ナツメグなど、スパイスが入っている。 (ちなみに炭酸はpopsと言う)  ニューヨークに住んでいた時は週3-4回開かれるマンハッタン・ユニオンス

アメリカでの暮らし 隠と陽の入り混じる異世界都市デトロイト

 こんにちは。まーぶるです。  私はアメリカ東部で7年間暮らし、その内デトロイトのあるミシガン州で2016〜19年の3年間を過ごした。  前回のハロウィンの話でデトロイトについて触れたので、ここでもう少し掘り下げたいと思う。  初めに断っておくが、私の同市の印象は決して悪くない。夢かうつつかよくわからない陰と陽の入り混じる異世界都市のような感覚だ。  デトロイトは自動車関係の業種の人が多く、近郊には日本人が多い街もあるので、もしこういう良い所もあるよ!などの体験や意見があ

アメリカでの暮らし ハロウィン

 こんにちは。まーぶるです。  本帰国をしておりますが2013年から7年間、 アメリカ東部3都市で暮らしました。今回はハロウィンについて体験談を述べさせて頂ければと思います。  デコレーション  ハロウィンはアメリカでは子どものためのイベントです。微笑ましくてとても良い文化です。  夏が終わる頃にはあちこちでオレンジ色のかぼちゃを見かけます。スーパーにもありますが、ちょっとした広場に飾られていたり、一般家庭でも気合いの入った大きな飾り付けをしています。 (日本で見かけるか