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通常のVPNでも観れないHulu, Netflix, Amazon Prime, UNextを海外で観る

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追記:

2022年12月1日現在
NordVPNを始めとしたVPNサービスに契約して日本につなげることで、AmebaTV, TVer, Netflix などの日本コンテンツをAmazon Fire StickやiPadで視聴が確認できました。ただNetflixは、ロードする際、失敗する場合があり、その際は、VPNと動画視聴アプリを再起動することで見れるようになることが多いです。


以下は2019年執筆のオリジナルの記事本文

日本語コンテンツを如何に簡単に見れるようにするか。これが、海外で日本語教育をする場合、大きな影響を及ぼします。煩雑な作業なしに、話題のコンテンツを観れることで、子どもたちは、日本の家族、親族や友人たちと、同じコンテンツ体験(例えば、ポケモンの映画やTV番組)を共有でき、国を隔てて、友情を育むことにも繋がります。

おかげで、帰国のたびに、二人の子どもたちは、東京にいる従兄弟とポケモンごっこなどをしています。

アメリカの生活上、Unblock Techで見れるコンテンツ量は、かなりあるので、子どもや自分たちの日本の動画コンテンツへのニーズはかなり満たされています。

それでも、Amazon Prime ビデオ、Hulu Japan, Netflix Japan, U-NEXTなどでは日本国内でしか観れない動画コンテンツも存在します。
2018年頃までは、VPNサービス(日本のサーバーを経由して、日本のIPアドレスからアクセスしてるように見せかけることができる)を利用して観ることができましたが、各社規制を強めてきたので、一般的なIPアドレスを共有するサービスでは、コンテンツにアクセスできないようになりました。

VPNでAmazon Primeビデオなどの日本国内専用のコンテンツにアクセスできない理由は、Amazonを始めとした動画配信サービス各社ではVPNともう1つのプロバイダー確認規制をしているためです。

つまり、VPNだけでアクセスできないのは、2重規制がかかっているためです。海外に住んでいながら、Amazon Prime ビデオ、Hulu Japan, Netflix Japan, U-NEXTなどの日本国内でしか観れないコンテンツを観るには、2019年9月現在、3つの方法があることがわかっています。

下記の有料コンテンツでは、2019年9月現在有効な方法を紹介します。(特別な方法ではないので、ご自分で調べればネットに情報は載っていますが、リサーチに膨大な時間を費やしたので、有料とさせていただきます。)


その1:インターリンク社のマイIPという固定IPアドレスを使えるVPNサービスを利用する

マイIPというサービスは、契約者一人ひとりに日本の固定IPアドレスが割り当てられます。その為、その固定IPアドレスから、動画配信サービスのサーバーに不特定多数のアクセスが起きないため、VPN規制が掛からず、日本にいるのと全く同じ条件で動画が観れるようになります。

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マイIPは、WindowsやMacの専用ソフトウェアがあり、一度設定すれば、簡単に固定IPに接続できます。Netflixなどの日本国内専用コンテンツは、マイIPでつなげた後なら、簡単にウェブブラウザからアクセスが可能です。

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その2:WatchJTV社のVPN Xという機器を自宅に設置して、日本のVPNサーバーにつなぐ

WatchJTVは、VPNXというホットスポット、つまり家庭内Wifi環境を作る機器を提供しています。まずは、海外の自宅にVPNXを購入し設置します。

VPNというのは、VPNサーバー(日本)=VPNX(海外) というように2機で1つで動作します。なので、VPNXを海外に設置した後、日本側にVPNサーバーを設置します。これには、以下の2つの方法があります。

1つは、日本には何も置かず、海外に住んでいる自分たちだけで、全て済ませるソリューション。2重規制を回避するには、 VPNXに日本のプロバイダー情報を組み込みます。(プロバイダー契約別途1300円/月程度) VPNXに日本のプロバイダー情報を組み込みます。(プロバイダー契約別途1300円/月程度)

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つまり、かかる値段は
VPNX(機器)($299) + VPNサーバー利用代($12.99/月)+日本プロバイダー契約(1300円/月)。

2つめは、VPNサーバーを日本に設置し自宅のプロバイダーを利用する方法 
(プロバイダーは自宅のものを利用するので1300円/月は不要)
日本に実家や、兄弟等の自宅などの設置場所がある場合は、VPNサーバーというものを取り付けていただき、海外にVPNXをお持ちいただくことで2重規制が回避できます。

つまり、かかる値段は
VPNX(機器)($299) + VPNサーバー(機器)($299)+VPN会員($10/月)

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このように、厳密に言うと3つの方法があります。

いったい、いくらかかるのかわかりにくいので、値段を比較してみました。

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Google Sheet リンク

これを観る限り、5年間だと、総額で安いのは
マイIP:$609.00
日本の自宅になにも置かないソリューション:$1810.40
日本の自宅に自宅VPNサーバーを置くソリューション:$1198.00

10年間だと、
マイIP:$1218.00
日本の自宅に自宅VPNサーバーを置くソリューション:$1798.00
日本の自宅になにも置かないソリューション:$3321.80

と言う計算になります。マイIPを使って、自宅内のWifi が全て2重規制を乗り越えるVPNネットワークになっていればいいのですが、YAHAMAのルーター以外は、インターリンク社ではルーターレベルでマイIPを設定するサポートをしていません。自分は他社ルーターを購入しPPTN VPN接続を試みましたが、うまくいかないだけでなく、インターリンク社のサポートも推奨ルーターではないので対応してくれません。自宅に2重規制を乗り越えるVPN Wifiネットワークを完備するのは、時間がかかりそうです。したがって、マイIPの利用はパソコンとスマホ、タブレットに限り、標準の設定レベルではAmazon Fire Stick, Apple TVには、マイIPは利用できません。どうしてもTVで動画視聴したい場合は、パソコン、スマホ、タブレットでマイIP経由でアクセスし、その上で、Amazon Fire Stick, Apple TV, Chrome CastなどをTVに接続していれば、パソコン、スマホ、タブレットの画面をTVにミラーリングできます。

そうではなくて、どのデバイスでも、日本コンテンツにアクセスしたい!っという場合は、WatchJTV社のVPNXを利用した2通りのサービスがおすすめです。この最大のメリットは、まさに上記の「家庭内に2重規制を乗り越えるVPN Wifiネットワークを構築する」が可能になることです。そうすれば、TVに挿してある、Amazon Fire StickやApple TVからも、同じように日本コンテンツにアクセスが可能なります。

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今後、VPNの規制は変化していくものだと考えられます。この記事を書いた2019年8月以降、どのような規制がされるのかわかりませんが、新たなソリューションが見つかれば、また記事を書かせていただきます。

少しでも、皆様の海外での日本語教育のプラスになれば幸いです。

サポートしていただけたら、嬉しいです。 少しでも海外で(そして日本国内でも)日本語教育がスムーズに行くように、リサーチ目的に使わさせていただきます。